ユキ丸

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ゆきまる|『ユキ丸の小説家目指してます、note』| 心機一転で、短歌・小説を書いてます🎵 夢階段の日常をあれこれ綴ります

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  • 『ユキ丸の小説家目指してます、note』

    ユキ丸の小説家を目指して、もしゃもしゃする日々を綴ります

最近の記事

エッセイ|のほほんと本をつくる 1

 公募をやっていると、どうしてもガツガツしてしまいマズいなぁと思う。ねこのようにのんびりと生きたいというのが、わたしのモットーなのになぁ。ねえ、レニーちゃん。 レニー 好きにすればいいのににゃ。 わたし そうだね、レニー。  と云う訳で、賢い三毛猫レニーの言葉に従って、とりあえず追い越され車線に車線変更してみました。まあ、のんびりいこう。  みんなどんどんハイスピードで追い越してゆくけれど、ポンコツカーでマイペース。ぽこぽこぽこ。 のんびり本を自分で編集  書くのも楽しい

    • はじめての三ツ矢サイダー|#炭酸が好き

      小学生のころだった。 お誕生日会を開くのが恒例だった。 坂の下の友だちの家に、けっこうな人数が集まった。 長机4つくらいの両側に、子どもたちが座っていた。 部屋は可愛らしく飾り付けられていて、 みんなウキウキしていた。 クラッカーが鳴り、 みんなで歌をうたった。 ハッピーバースデー! ひとり1個、ケーキが振舞われた。 わーい プレゼント交換をやった。 わーい そのあと、カレーライスが振舞われた。 わーい しかし、カレーライスが思った以上に辛かったのだ。 たぶん。 わ

      • 未来ってなに。

         50歳を越えた。未来と云うのは一体どの地点を指して云うのだろう、と単純に思ってしまう。わたしの20代の頃は風力発電の未来、エイズ、がんの薬の発明などと云うと、なに真面目なこと云って、だからお前はつまんないんだよ、ぐらいのことは云われたものだった。今だから云えるが当時、SDGsの目標を云ったら真面目腐った性格で使えない奴、と思われるような風潮、同調圧力があり、まさか世界規模でSDGsを目標とするような時代が来るとは正直思わなかった。わたしは既に未来に来てしまった。だから現代問

        • エッセイ|テキストを発酵させよう

           ひとつの創作に、どのくらい時間をかけているだろうか?  創作をするときに、時間単価で考えていないだろうか? わたしは一時期、そうだったかも知れないと思っている。書く時間を時間で区切って、仕上げていたことがあったかも知れない。急ぎの仕事じゃないのにね。でも、それではやはり、ダメなんだと思う。  昨年つくった短歌、文章を読み直す。まだまだ、手を入れられる。未完成だったって証拠かも知れない。一度作って、寝かせて、もう一度直して、寝かせて、それからもう一度。そのくらい時間をかけ

        エッセイ|のほほんと本をつくる 1

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          エッセイ「15」|短歌に寄せて

           地元の図書館で「十五」と検索すると、約500件のヒットがある。その中には、『十五少年漂流記』や『徳川十五代』、『私の八月十五日』といった戦後七十年を振り返る書籍や『直木三十五全集』や『十五夜』、『拝啓十五の君へ―アンジェラ・アキと中学生たち』などと云った本が並んで出てくる。  このように十五のイメージは様々なのだけれども、そのなかでも、わたしを惹きつける十五歳と云うのは、特別な時期なのだと云うこと、年を経て思うとつくづく感じるもの。しばらく検索画面を眺めていて、ずばり『十

          エッセイ「15」|短歌に寄せて

          掌編「いつもの人」|お題:春めく|#青ブラ文学部

          #青ブラ文学部お題「春めく」に、参加させていただきます。 お題:春めく 『いつもの人』 もう3年も前のこと。 わたしはその頃、朝のコンビニでアルバイトをしていた。 朝は、コーヒーと新聞を買ってゆく人、野菜ジュースとおにぎりを買ってゆく人、 だいたい、いつも同じお客さんが、同じ時間にやって来ていた。 みな、急いでいる。俯いている。 しかし9時を過ぎると、店内はパタリと人が少なくなる。嘘のように。 そのお客は、いつもだいたい、9時を過ぎた頃にやって来た。 大きな白い猟犬を

          掌編「いつもの人」|お題:春めく|#青ブラ文学部

          掌編|意味のある人生|#青ブラ文学部

          #青ブラ文学部のお題「答え合わせ」に参加します。 お題:答え合わせ 『意味のある人生』 わたしは棘のある薔薇だった。 人から、あなたは美しいと云われても、素直に喜ぶことができなかった。 むしろ警戒して、その彼との間に予防線を引いて、彼を遠巻きに眺めているのだった。 ぐさりと棘を刺してしまうこともあったわ。 そんなとき、彼の瞳の黒目は灰褐色を帯びてゆき、 とても悲しそうに、わたしを憐れむのだった。 生意気な女だった。 誰か一人のものに収まりたくなかった。 彼はある日云っ

          掌編|意味のある人生|#青ブラ文学部

          霧の港|#青ブラ文学部 お題「港」

          #青ブラ文学部のお題「港」に、ショートショートで参加します。 『霧の港』 「船長、もうすぐです。桟橋が近づいてきました」  わたし前は方を睨みながら云った。今朝は濃い霧である。 「霧が晴れるまで、待ちましょうか?」 「うむ。しばらく待機しよう」  船長はレーダーを見つめていた。  二月の朝は一年のなかでも一番冷え込む。今朝のような濃霧もまま発生することがある。こんな朝は、いつもより用心しなければならない。なにが起こるか分からないからだ。かぼす港から出発したこのフェリーは

          霧の港|#青ブラ文学部 お題「港」

          2024年元旦に短歌よむ

          ぱらふぃんで元旦の窓透かしたら花吹雪きらきらきら散った 毎日はふつうがいいの写真立て乱反射してプリズムつくる 窓際のスウイトピーに射しかかる光はおどり輪郭を縫う 会えたならそっと散らして雪のいろ描きかけの絵の空席にふる お正月、いかがお過ごしでしょうか? わたしは喪中と云うこともあり、普段と変わらないお食事とスケジュールで、あまりお正月らしくないお正月です。 短歌を始めて、5年目。受賞歴もなく、こつこつ自分で書き貯めていますが、少しは上達してきたでしょうか? わた

          2024年元旦に短歌よむ

          被フォロワーの心得 ~“気” を投げてみる

          ✨明けましておめでとうございます✨  本年もよろしくお願い申し上げます‼️ ユキ丸は、エブリスタでweb小説を投稿しているのですけど、その感想から、、 noteもそうですね😃 投稿させて頂くと、フォロワーさんのリアクションがあったり、フォロワーさんが付いたり、、ありがとうございます😃✨🍒 投稿するときって、どんな気持ちですか? フォローしてくれると良いなぁ、とか、すき欲しいなぁ、とか、、 で、エブリスタでは、フォロワーさんの投稿小説を読むのもかなり楽しいんです。被フォ

          被フォロワーの心得 ~“気” を投げてみる

          無意識に書いた短編に、  自分の世界観が漏れてしまう、、

          webラジオに上げたユキ丸の短編に読者さまからコメントを頂きまして、やばっ、ユキ丸の勝手な自分だけの世界観がwebラジオ小説に漏れ出て居たことをご指摘頂きました💦 まず、ユキ丸がスタエフ(stand-FM)に上げた短編をご紹介しますね✨     *.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.* あったまる『貧乏神のおはなし』 昔々あるところに、貧乏神が居りました。貧乏神は、使い切れないものがもったいなくて、いつもイライラして居りました。 例えば、カ

          無意識に書いた短編に、  自分の世界観が漏れてしまう、、

          虫の声を聴くのは、、、、、日本だけ?

          この秋、エブリスタ(web小説)とスタンドFM(webラジオ)を始めました。やはり、1ヵ月ほど経ってくると、更新のアイデア出しがネタ切れになる日も出てきます。 そこで、今までの更新を振り返ってみました。するとやはり、キラキラ系のネタとアンバーなネタでは、キラキラ系のネタの方が読者さんの反応が良いことが見えてきました。 やはり読者さんは、キラキラ系を読みたいのだなぁ、と思いました。が、ここでなんですが本日は、多少好き嫌いのあるネタかも知れません。本日は「虫」をテーマにキレイ

          虫の声を聴くのは、、、、、日本だけ?

          新説『あんたがたどこさ』

          こんにちは❗ 11月から初詣を受付中、、と言うヘンテコな年の瀬ですが、如何お過ごしでしょうか? 本日は、童謡『あんたがたどこさ』を取り上げたいと思います。誰もが知ってるあの手まり歌ですが、念のため、こちらです あんたがたどこさ ひごさ ひごどこさ くまもとさ くまもと どこさ せんばさ せんばやまには タヌキがおってさ それを りょうしが てっぽうで うってさ にてさ やいてさ くってさ それを このはで ちょっと かぶせ でしたね🎵 思い出して貰えたでしょ

          新説『あんたがたどこさ』

          「鳥の跡」からボトルメッセージまで

          この前の帰り道、近くの畑に猫の足跡と鳥の足跡を見つけてパシャリ。耕したばかりのふかふかの畑に、「最初の足跡付けたい」って、人間も猫も鳥も、みんな同じなんですねぇ😉 今朝、辞書を引いた文字の隣にあった「鳥の跡」と言うワードを見て、まず、この写真を思い出しました🎵 一言言わせてもらえば、なぜ、猫の跡でなくて、鳥の跡だったのかなぁ(^^ゞ🐥 「鳥の跡」の意味ですが、 1.文字、筆跡2. 手紙3.ぽつんぽつんと書いた下手な文字 となってました。中国の黄帝の時代に(そうけつ)と

          「鳥の跡」からボトルメッセージまで

          エブリスタのメリット2選🎵

          おはようございます🎵 このnoteでは、ユキ丸の小説は直接上げていかない予定なのですが、先生にオススメしてもらいエブリスタを始めました✨ 既にエブリスタを使っている方もいらっしゃると思いますが、ユキ丸はエブリスタを2-3箇月眺めて、ようやく、まずはやってみるっきゃない❗と、始めたところです😊 エブリスタの良い点を2つ上げます ・表紙や各ページに画像(絵、イラスト、写真、(動画?))が付けられること → ユキ丸は絵や写真もやるので、文章だけでない世界観を、自分の趣味だけ

          エブリスタのメリット2選🎵

          小説@オンライン元年

          3連休ですね、我慢の3連休とやらで、おうちで過ごしております。でも、もともと小説書けるなぁ~♪と思っていましたので、ユキ丸は我慢してないかな さて、読書の秋2020ですよね。うん、今年はオンライン元年ですからね。著者の方をオンライン・イベントで見かけることも多くて、そこでファンになり、著書を読んだ、と言う流れもありますよね ユキ丸も、そんな流れでファンになったお二人が、ちょうど『新潮』2020年12月号の冒頭を飾ったので、それについて書きます まずは上田岳弘氏。上田さん

          小説@オンライン元年