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高校生の進路選択 その3 はるきさん(中編)「『海外でビジネスを学ぼう!』きっかけを振り返ると、嫌々ながら何となく参加した一連の課外活動だった」

GTE / DECA JAPAN

GTE サマースクール修了生のはるきさん(Bocconi University(伊)国際経済・経営学部 在学中)に、高校生時代の過ごし方や今の進路に決めたきっかけなどについてインタビューしました。はるきさんのストーリーは、これから進路選択を控え、悩んでいる中学生・高校生とその保護者の方へのヒントとなるでしょう。

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はるきさん
【 語り手 】 はるきさん(Bocconi University(伊)国際経済・経営学部 在学中)
能登左知
【 聞き手 】 能登 左知(一般社団法人カピオンエデュケーションズ 理事)

対談記事は、「前編」「中編」「後編」の3回に分けて投稿しております。
中編では、GTE サマースクールで他校の生徒や大人と関わって、どのような学びがあったかについてお聞きしました。


< 動画で見たい方はこちらから(YouTube) >

はるきさん「未来を創造している起業家たちを目の当たりにした時に、心が動いた。イベントで終わらせずにその後半年もビジコンに挑む。更には受験直前まで生徒会活動に取り組んだ」


< リンクはこちらから >

・高校生の進路選択 その3 はるきさん(前編)「『海外でビジネスを学ぼう!』きっかけを振り返ると、嫌々ながら何となく参加した一連の課外活動だった」
・高校生の進路選択 その3 はるきさん(中編)「『海外でビジネスを学ぼう!』きっかけを振り返ると、嫌々ながら何となく参加した一連の課外活動だった」
・高校生の進路選択 その3 はるきさん(後編)「『海外でビジネスを学ぼう!』きっかけを振り返ると、嫌々ながら何となく参加した一連の課外活動だった」


周りの高校生や大人がロールモデルに


能登: はるきさんの中で、「自分の将来の道はビジネスだ!」と確信に変わったのはいつでしょう?

はるきさん: 周りの高校生や大人から刺激を受けたのが大きいです。 GTE サマースクールに行ったらすごく出来る高校生がたくさんいて、彼らと一緒にビジネスプランを作るという目標を共有して、意見交換をして、ハードワークをして…… 同じ高校生同士で共通の目標を達成することに充実感を覚えました。
 それと、GTE だけで終わらずに未来 2019 に参加したことがすごく大きかった。「ビジネスを学ぼう」と進路を見つけるきっかけ、自分の転機になりました。

能登: 未来 2019 は当時日本最大級のスタートアップ・ピッチイベントでしたが、具体的にどんな点が刺激になったのでしょう?

はるきさん: 自分たちは高校生でしたが、周りの人たちは全員大人、しかも起業家など実務経験豊富な大人ばかりで、すごい人たちがそろっていましたよね。
 そんな大人が大勢集まって、色々な人が色々なビジネスプランをどんどんプレゼンしている。「これって楽しいな」って。みんな、社会を良くしていこうと行動している。
 彼らを見ていて、「自分もできるんじゃないか」と可能性を感じました。自分たち高校生なら、もっと頭の柔軟さや創造性を使って何かできるんじゃないか。ビジネスを学んで、経験値を積めば、もっとアイデアを出せるんじゃないかって。

能登: 未来のロールモデルが見つかったのですね。


未来2019で起業家や投資家に向けてピッチを行うはるきさん。社会を良くしようと行動する大勢の起業家がロールモデルになった
未来 2019 で起業家や投資家に向けてピッチを行うはるきさん(写真中央)
社会を良くしようと行動する大勢の起業家がロールモデルになった


目標が見つかれば一貫性ある課外活動ができる


はるきさん: 大事なのは、早めに目標を見つけること。課外活動で学んだことを一貫性のある成果としてつなげるには、目標がないといけない。
 自分は「ビジネスを学ぶ」という目標が見つかったので、GTE から始まり未来、生徒会での政策提言やビジネスプランコンテストといった一連の課外活動が、最終的な進路につながりました。
 でも実は、目標や一貫性なんて、最初は見えていなかったんです。単に、GTE でビジネスに興味が出たから、せっかくだから課外活動に割ける時間はビジネスを学べるものに使おうと思っていただけで。
 最初から「この活動をしておけば大学受験に有利だ」と思って参加した訳ではないんです。

能登: 私たちのプログラム以外には、どんな課外活動に取り組んでいましたか?

はるきさん: 自分は国際バカロレア(IB: International Baccalaureate)の学校にいたので、進級するには課外活動をしないといけなくて。
 GTE に参加する前は、英語スピーチ大会、ディベート大会、模擬国連、それと、イタリアに留学していたときに現地のボランティアに参加していました。

能登: 習い事もされていましたか?

はるきさん: 習い事は親からたくさんさせてもらっていて。スポーツだと野球、水泳、フットサル、テニス、体操、音楽だとピアノ、勉強だと公文、そろばん、塾。それと茶道部だったので嗜む程度で茶道をしていました。
 それと、フランス文学を通してフランス語を学ぶというプロジェクトを自分で立ち上げてやっていました。

能登: すごくたくさんのことをされていたんですね!

はるきさん: でも、高校1年生まではぜんぜん何も見えなくて。むしろ色々なものに手を出してばかりいると、最終的な成果は何なのか、つながってこない。
 それで、自分は GTE と未来で「ビジネスに進みたい」と高校1年生の終わりに目標が見つかったので、課外活動に一貫性を持たせようと思って。だからその後の課外活動はカピオンエデュケーションズの活動を一貫してやってきました。


自らメンターとなって高校生にビジネスプランの作り方をアドバイスするはるきさん
自らメンターとなって高校生にビジネスプランの作り方を
アドバイスする はるきさん(写真中央)

高1までは色々活動して、現実的でなくていいから夢やアイデアを持つのがオススメ


能登: 中学生・高校生が目標を決めるにあたって、何かアドバイスはありますか?

はるきさん: 自分に正直でいることが大切だと思います。高校1年生までは、現実的でなくてもいいから夢やアイデアをたくさん持つことが大事。
 高校2年生、3年生になると、自分の成績だったりこれまでの課外活動だったりで、本当にその夢やアイデアが可能か否か、現実味が増してくる。それで色々あったアイデアも絞れると思うんですよ。

能登: ずっとモヤモヤが続くと、進路を具体的に絞り込むのは難しいですよね。高1までに、現実的でなくていいから夢やアイデアをたくさんリストアップしておけば、絞り込みがもっと具体的にできそうですね。

はるきさん: はい。自分は高1の終わりに目標が見つかったので、進路を決断すること自体あまり必要がなくなりました。

能登: ちょっと逆の発想なのですが、「目標が見つからないけど、とりあえず大学受験に有利な課外活動をたくさんする」というのはどうでしょうか?

はるきさん: 大学受験に有利だから課外活動をする、という考え自体は悪くないと思います。
 ただ、コンテスト受賞などの結果ばかりに集中すると、結果を得るまでのプロセスから学ぶ意識がそがれてしまうデメリットはあると思います。
 中学や高1までは、まずはやってみることが大切。目標が定まれば自分の中に基準ができてくるので、その後はその基準に沿って課外活動を選ぶといいですね。


中編では、GTE サマースクールで他校の生徒や大人と関わって、どのような学びがあったかについてお聞きしました。後編では、はるきさんのヨーロッパでの学びと、進路に悩む中学生・高校生へのアドバイスをインタビューしてみたいと思います!

【 編集 】 柏 陽平(一般社団法人カピオンエデュケーションズ メンター)

< 後編へのリンクはこちらから >

・高校生の進路選択 その3 はるきさん(後編)「『海外でビジネスを学ぼう!』きっかけを振り返ると、嫌々ながら何となく参加した一連の課外活動だった」



GTE / DECA JAPAN


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