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マンガ『アオのハコ』の名言から学ぶ一歩を踏み出す勇気

落ち込んだとき、テンションが下がったとき、気分が乗らないときに、少しでも気分を変えて、一歩を踏み出す勇気がほしいときはありませんか?

マンガを読んでいると、この言葉深いなぁ〜ってしんみりさせてくれたり、大切なことを思い出させてくれる気がします。

今回は2023年11月時点、12巻発行・連載中の作品である『アオのハコ』(©三浦糀/集英社)より、僕の人生をより魅力的になるよう考えさせてくれた言葉を紹介させていただきます。

『アオのハコ』は、青春部活ラブストーリーで、中高一貫のスポーツ強豪校のバドミントン部に所属している1年男子高校生の主人公が、バスケットボール部の次期エースと期待されている2年生の先輩女子高生に思いを寄せ、意外なきっかけから、実家で一緒に暮らすになった主人公の恋愛に対する奮闘する姿やスポーツと真摯に向き合う姿が丁寧に描かれた「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門で第8位を受賞した作品です!

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少しでもあなたが夢に向かって突き進むとき、壁が現れたとき、壁を乗り越えるときに、モチベーションを上げてくれたり、グサッと心に刺さったり、物事の見え方が変わるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。

アオのハコ 名言一覧

挑戦しないと絶対勝てないじゃん。

猪股 大喜

好きなんですよね。バドのコートに一人で立って、全責任が自分にのしかかってくる感じ。勝っても負けても俺のおかげで俺のせいですし。

猪股 大喜

ギリギリのところで全国いけなかったって聞いて、よっぽど悔しかったんだろうなぁ、そんなに悔しがれるくらい頑張ったんだろうなぁって思うと、俺もそのくらい頑張れたらってー…。

猪股 大喜

ほんとにそれでいいのかよ。毎朝一番にきて、誰よりも練習して、あんなに悔しいって感情も持ってるのに、その気持ちも今までの努力も目標もチームメイトも全部、全部ーー此処に置いていけんのかよ。

猪股 大喜

一人で日本に残ったんだ。そんな覚悟目の当たりにして、「俺と恋愛してください」なんてもう言えないよ。だから思ったんだよね。俺もこの夏、インターハイ行こうって。

猪股 大喜

正直、今の俺の実力じゃそうかもしれないけど、目指すのは自由だろ。

猪股 大喜

そういう普通の基準の差が俺より強い人たちとどれくらいあるんだろうって考えると、少し不安になって、それと同時にその中で戦ってる雛は、やっぱりめちゃくちゃかっこいいなって。

猪股 大喜

そうかもしれないけど、好きになる気持ちは止められないじゃないか!!

猪股 大喜

ーーなんで気づいちゃうんだよ。名前の呼び方一つであんなに悩んでたのに、俺の行動を見ててくれただけで嬉しさでそんなのどうでもよくなるじゃん。

猪股 大喜

確かに千夏先輩のおかげでもっとがんばろうって思ったけど、千夏先輩を負けた時の言い訳には絶対にしたくないって思うし、千夏先輩のためだけにバドやってるわけじゃないし、そもそも俺バド好きだし。

猪股 大喜

実力不足の俺にとって自分を信じるなんてことは超難問だけど、好きな人の言葉はこんな簡単に信じれる。

猪股 大喜

あんだけ基礎力あってバドのやったら楽しいんだろうなぁ。

猪股 大喜

気、遣いすぎですよ。俺あんまりひきずらないというかむしろそういう考えもあるのかって思うし、むしろそんなモヤモヤをここ1週間抱えて生活してたんだって方なショックなくらい。

猪股 大喜

「世界の中心はこの雛さまだから!」みたいな顔しといて、肝心な時に余計なこと考えすぎ。今は雛のこと1番に考えていいんだぞ。

猪股 大喜

雛って根っからの戦闘民族というか、負けるのは勿論イヤだしプライドも許さないだろうけど、何より戦わすに逃げる自分を許せないタイプ。雛ってそういう奴じゃん。

猪股 大喜

やらない後悔よりやった後悔とかいうけどさ、相手のことを無視して自分の気持ち押し付けるようなことしたくないよな。

猪股 大喜

本当にIHに行けるんじゃないかって思ったりしたけど、それって結局自分のこと見えてなかったってことなのかもな。

猪股 大喜

この人のこういう所が好きだ。自分で感じて悩んで行動してきた経験があるから相手の気持ちも考えられる……優しく出来る人…。

猪股 大喜

え、今ー…、線引かれた…?しかも俺の気持ちを察してるような…。ずりぃ…。遠くの目標見ていいって言っておいて、自分はそこで距離おくんだ…。

猪股 大喜

俺はここ数か月、先輩と仲良くなれたと思ってもっと近づきたいって思ってたけど、だけどそう思ってたのは俺だけだったから、どこまでいったら千夏先輩の迷惑になるのかわからないし、一歩でも間違えて千夏先輩に嫌われるのも、また「浮かれてるのは俺だけだ」って感じるのも怖い。

猪股 大喜

どこを目指せばいいのか明確な方がわかりやすくていいです。今は2人に全然敵わないけど、追う方が頑張れるタイプなので。

猪股 大喜

同じ追うのでも一方通行じゃない分、バドよりも恋愛の方がしんどい…。

猪股 大喜

結果的にウソついたことだけ謝るよ。
今はそれ以上にやることあるし。

猪股 大喜

俺はー…、今の雛との関係って曖昧でどうすればいいのか慎重になることもあるから、それを他人に何か言われるのがすごく嫌で、それ雛も同じだろうなって思ったから。

猪股 大喜

色々なことをちゃんと考えないといけないのはわかるんだけど、考えれば考えるほどこれは俺の考えなのかわからなくなる。筆を洗ったバケツの水みたいな、ふざけてまぜたドリンクバーみたいな、けど好きってもっと直感的なんじゃないかって。

猪股 大喜

憧れてるということは、そこに距離があるってことだってなんとなく感じてる。けど、だけど憧れてるからこそ隣に立ちたいとー…。

猪股 大喜

それでも今の状態で俺の方から雛に声をかけることはできないよ。思ってることは伝えたつもりだし、あとは雛がどうするのか俺は待つしかできない。親友に戻ろうなんで図々しいことも言えないし…。

猪股 大喜

個人競技もチーム競技も関係ないんだな。
みんなやってるんだ。
自分との戦いを。

猪股 大喜

他人がどうとか、他のものに目が行くってプレーが不調になったとか、だったら尚更やめなければ良かったのに。高校でいくらでも挽回できたでしょ。自分より上がいるなんて当たり前なんですよ。けどそこじゃない、そこじゃないんですよ。

猪股 大喜

勿論ありますよ、布団から出たくないなぁとか。でもそういう時はちょっと先の自分を想像してみるんです。すると大抵は二度寝したことを後悔して、ちょっとだけ自分のことをキライになってる気がする。そう思うと今日も起きれるんですよ。

猪股 大喜

千夏先輩が夢佳さんから色んな影響力受けたみたいに、俺も千夏先輩に影響受けてるのでそのお返しをしたまでです!

猪股 大喜

会いたいなぁ。文字だけでそう思う。そこにいなくても千夏先輩のことを考えてしまう。その人の気配に嬉しくなる。オレは今、そういう恋をしている。

猪股 大喜

今は少しでもボールに触ってたいんだよね。

鹿野 千夏

中学の部活を…、引退したときのこと思い出す機会があって、全国行きたかったなって、諦めたくないなって、君のおかげだよ。

鹿野 千夏

ほらお揃い。
大切にしちゃダメだよ。

鹿野 千夏

……知らない人のふりするんじゃなかったの?

鹿野 千夏

違ったら恥ずかしいんだけど、さっき走って帰ってきた?汗かいてたからそうかなって思ったんだけど、それって私が先に帰ってて外で待ってたりしないようにかなって…。だとしたらナイスカバーリングだね。

鹿野 千夏

「気にしてないかもしれない」かぁ。
そう見えるんだ。

鹿野 千夏

前日に慌てたって仕方ないし頑張ってきたのは確かなんだから、余計なことは考えないでそれを発揮してくること。

鹿野 千夏

大喜くんに言っちゃったんです。来年も再来年もあるって。その後、大喜くん少し様子が変で。いや怒るのはわかるんです。それって「今年は負けてもいいじゃん」って言われてるみたいだなって後から気づいて。

鹿野 千夏

私がこの一年あっという間だったなって感覚がすごくあって、私にはあと一年しかないって思うと大喜くんが少し羨ましく思ってしまって、大喜くんを励ますためじゃなくて、私の不安を吐き出した言葉だったなって反省したんです。

鹿野 千夏

やだ気にする。気にして、そして勝つの。私が籠原戦で活躍して勝てば、2度とそんな風には言われないでしょ?

鹿野 千夏

籠原が私のプレーを見てそう思ったのは事実だし、だったらプレーで実力見せつけるしかないんだよね。

鹿野 千夏

身の程知らずなんじゃないかとか、ムリかもしれないとか、私もずっと頭の片隅で思ってたよ。覚悟がプレッシャーになって妥協したらどんなに楽だろうってそんなこと考える自分も嫌になって。だけど、IH行きたいっていうのがあったから朝一番に起きれた。

鹿野 千夏

だから私はこうなりたい、こうしたいがあるならそれを大切にしてほしい。遠くの目標を持つことを怖がらないで欲しい。どんなに身の程知らずでも、それが努力する原動力になるならそれで十分だと思うし、そういう人を私は応援するよ。

鹿野 千夏

でも一張羅はユニフォームかな。大好きなバスケをする時に着るんだけどね、あれを着てる時が1番カッコよくありたいんだよね。

鹿野 千夏

私だって…、嘘つかれるのは寂しいんだからね。

鹿野 千夏

たしかにプレッシャーはあるけど、このチーム好きだもん。

鹿野 千夏

ちゃんと水分補給してても諦めちゃう人だっている。だけど諦めたくなかったら、足を動かし続けるしかない。立ち止まるのが1番苦しいから。

鹿野 千夏

私だって見てたんだよ。大喜くんも自分の引退試合の翌日、練習してたこと。雨の日も風の日も、どんな日も歩みを止めなかったこと、私は知ってる。

鹿野 千夏

まだそこまでではないかも。なんて言うんだろ、お花を育ててるみたいな。気になるってことが芽が出た状態というか。

鹿野 千夏

話したことなくても、毎朝顔合わせてたんだもん。実直で努力家できっと真っ直ぐな人なんだって思ってたから、次は何を持たせてくれるの?

鹿野 千夏

だって私皆より始めたの遅いし1日1時間でも沢山練習しないと追いつけないなって、他のことしてられないよっ。

鹿野 千夏

ちがうよ、他のことじゃない。私にとっては1つのことだよ。夢佳が辞めて身近な目標も1番頼れる存在もいなくなって、寂しかった。全国制覇は遠い目標でこの地道な練習は本当に為になってるのか、わからなくなる時、挫けそうな時、力をもらえる、そういう人がいるから頑張れることもある。

鹿野 千夏

大喜くんの真っ直ぐなところを見てると、大切にしたいなって思うの。

鹿野 千夏

部長って責任のある役職だけど、皆にも同じくらい責任はのしかかってくると思う。コートに立つということ、ボールを持つということ、一球一球自信を持ってプレーする。そのプレッシャーに負けないように練習する環境作りに努めたい。そして今年の夏、IH優勝しよう!

鹿野 千夏

体重が数百g増えるだけでも動きが鈍くなるし、それを戻すだけにトレーニングするの勿体ないし、そこからケガやスランプに繋げたくないし。私、頑張るの得意じゃないし、我慢してすむなら我慢しないと。

蝶野 雛

挑戦する姿勢は私もかっこいいと思うから、親友としては勝利を掴んでほしいんだよね。

蝶野 雛

細かいところまでの意識も全然足りてない、体が覚えるまでやらないと。皆期待してくれてるんだし、それに応えられるように。もし本番でミスでもしたらー…。

蝶野 雛

練習がしんどい時は同志のこと思い出したりして自分と同じくらい頑張ってる人がいるって励ましたりして、2人はそういう関係なんだろうな。

蝶野 雛

私は1人で戦わないと。
1人で平気だもん。

蝶野 雛

色んなものがのしかかってくる…。私はそんなにすごい人じゃないのに、普通の高校1年生なのに。こんな時はバカ真っ直ぐで前に進むことしか考えてないような奴と軽口を叩きたい…。

蝶野 雛

まだまだ魅力あげてくんだからしっかり見ておくように!

蝶野 雛

好きな人に迷惑かけたくないとか、相手との関係壊したくないとか、そういう事考えて行動するのが怖いのもわかるけど、怖くても…、他人のことと同じくらい自分を大事にして前向きでいられるのが、大喜のー…、か、かっーー、かっこいいところじゃん。

蝶野 雛

今すぐ返事はいらないし、ただ伝えないと何も変わらないと思ったから。これからは親友としてじゃなく、大喜が好きな子として見てよ。

蝶野 雛

引き受けたことは全力でやりたいもん。

蝶野 雛

主演をやらせてもらう以上、自分なりに責任もって練習もしてきたんですよ。だから今は親友として全力で力を貸すよ!

蝶野 雛

試しに付き合ってみればいいのにとか、遊んでみればいいのにって思っちゃうこともあるけど、そういう誠実なところが好きで、そういう人間が好きだから、あぁ言えば親友の私をそう簡単に傷つけないって。

蝶野 雛

努力は報われるとか、いやそんなことはないとか色々言う人はいるけど、努力すれば結果はついてきたし、努力した自分を好きになれた。だけど、こと恋愛においてなんでこんなに醜くなっちゃうんだろう。

蝶野 雛

本気で言ってるならあなた見る目ないですよ。自分はまともで振る方がおかしくて相手が間違えてるって思えば、自分のことも好きって思ってだ時間も傷つかなくて済むから…。

蝶野 雛

なんで今クロスで打った?相手はバックで構えてたし、ストレートの方が球速も落ちないんだから体勢キツくてもストレートに打つところだろ。“自分が楽だから”って打ってると、一生そのままだぞ。

針生 健吾

負けるのが癖になるぞ。負けるイメージつきすぎると、大会で当たった時ひどい目にあうぞ。ま、俺も練習したいこと山積みだし、少しは自分で考えてやるんだな。ダブルスでは味方でもシングルスでは敵なんだから。

針生 健吾

何緊張してんだよ。
どうせ一回負けてんだから捨て身で向かっていけよ。

針生 健吾

周りからの評価が上がっても、自分が納得いかないことってあるんだよな。

針生 健吾

自分の中で勝手にハードルあがってんだろ。
成長を実感出来ない努力なんて、しんどかろうに。

針生 健吾

勝ちたい奴がいてそいつを目標にすると出来ないことばっかに目がいって、自分を褒められなくなったりするだろ。そんな水なしで砂漠を進むみたいなことしなくてもいいのに。真面目に課題に向かいすぎるが故に水分補給を忘れてんだよな。

針生 健吾

負けるのが怖いとかやっすいプライドがズタズタになるのとか、そういうの全部受け止めて、噛み締めて、血肉にして這い進む。それが強さだって俺は思ってるから。

針生 健吾

しんどいだろうな。相手は千夏先輩とも仲が良くて、もしかしたら同じ人を好きかもしれなくて、しかも自分よりIHに近くて。こんな力の差みせつけられたら、どっちもあきらめろって言われてるみたいで。

笠原 匡

影響されやすいやつなんです。昔からこれって決めたらがむしゃらなやつではあったけど、ここ最近の大喜は友達から見てもよくやってるなと思うといいますか。

笠原 匡

それはきっと身近に同じ目標の人がいるから大喜も自分を律して努力できているところがあるんだと思うんです。だからもし成果が出たなら、ちょっとくらいご褒美があってもいいと思うんですよね。

笠原 匡

ヒロインは不遇だったり苦労人だったりで同情も出来るのに、ポッと出の王子様と結ばれるのって納得出来ないんだよね。

笠原 匡

今はいないよ。その人に彼氏が出来たから諦めた。別に、だから他人に気持ちが向いてら人にぶつかっていく蝶野さんが不憫だなって思いつつ、偉いとは思うよ。

笠原 匡

異性の友達と恋人の違いってなんなんだろうな。

笠原 匡

どんなに痛くてもちゃんと考えろよ。

笠原 匡

じゃあ、好いてる側はどうやって幸せになるの?守屋さんって告白されてもあんまり長続きしてないよね。説得力ないよね。

笠原 匡

仕方ないよ、しか言えないでしょ。どこまでいっても俺たちは外野で、大喜の決めたことだ。

笠原 匡

時間は有限でしかも戻ってくることはない。しかしその役割を与えられた以上、その有限の中で戦わなければいけないんだ。…最後まで。そして俺の役割は、そんな後輩の練習にとことん付き合ってやることだ。

西田

クリスマスをどう過ごすかって、何を大切にしてるか問われてる感じがするよな。家族とか恋人とか、世の人は大切な人と過ごすわけじゃん。

西田

親切な人だったな…。
けど、優しい人ってバドには向かないんだよな。

遊佐 柊仁

別にすごくないよ。私たちも最初は一つのことに集中した方がいいんじゃないかって迷ってたし。

守屋 花恋

どっちかが部活と仕事疎かにしたら、そこは別れようってことで付き合ったの。両思いってわかった時点で前みたいな関係になれないし、やってもいないのに想像だけで否定するのじゃ私は納得できなかったから。だから私たちもまだ実験中なんだよね。

守屋 花恋

じゃあ教えてよ!はずかしくてかわいそうって思うなら、できる人が教えてよ。そのためにここに通ってるの。

守屋 花恋

自分が「やった!」って思うまでやってないのに、苦手っていうのもなんだかイヤだなって。今までの私が苦手なことが未来の私も苦手とは限らないでしょ。

守屋 花恋

何万回も言われてることだけど、頑張ってる人を見ると、自分も頑張ろうって思うよね。

守屋 花恋

時にはあえて何も考えないことも大切なのよ。
とにかくそのままじゃ、君は一生壁打ちしてる人だよ。

守屋 花恋

芽が生えた時点で恋愛とする人もいて、それはタイプの違いでどっちが正解って話でもなくて、きっと恋愛のスピードって個人差があるんだよ。

守屋 花恋

どんな瞬間かはわからないけど、千夏が誰かのことを好きだなって感じる時があったらさ、その時はちゃんと自分の気持ちを認めてあげてね。

守屋 花恋

気にしなくていいんじゃない?自分のこと大切に思ってくれてる人の言うこと意外、ガン無視でも支障ないよ。

守屋 菖蒲

なにそれ、告白する方だって勇気いるのに、女の子にだけ頑張らせてるじゃん。

守屋 菖蒲

恋多きっていうかー、私のこと好きって言ってくれる人がいたらとりあえず付き合うでしょ。

守屋 菖蒲

単純に私のこと好きって言ってくれるのってありがたいじゃん?その時は好きじゃなくても、付き合ってみたら好きになるかもしれないし、なら試してみよって思うでしょ。

守屋 菖蒲

仮に好きな人がいても、その人に振り向いてもらうのと、私のこと好きって言ってくれる人を私が好きになるのだったら、後者の方が早そうだし。

守屋 菖蒲

恋愛って圧倒的に好かれてる方が幸せだよね。

守屋 菖蒲

私に告白してくれた人の中にもこんな風に好きになってくれた人もいたんだろうか…。……いや、いないか。辛いことだと思うけど、こんなに誰かを好きになれるなんて羨ましい。

守屋 菖蒲

愚痴ってないで練習すればいいじゃん。
少なくとも千夏はそうしてたよ。
その積み重ねが今回のユニフォームなんじゃない?

後藤 夢佳(木戸)

私は才能あるから才能に憧れる気持ちはわからないけど、あの努力できる力には憧れるけどね。

後藤 夢佳(木戸)

他の人にはそう見えるんだね。まぁたしかに人よりもの覚えはいいし、ボールを思うままに操れたけど。だけど…、世の中には私よりすごい人なんてごまんといるんだよ。

後藤 夢佳(木戸)

君は思ったことないの?このまま部活だけをして進路どうしようって。こんな辛い練習を日々続けて、何になるんだろうって。プロになれるわけでもない。トーナメントのトップの人しか笑って終われない。わざわざそんな所で頑張る必要ある?

後藤 夢佳(木戸)

そりゃ、客観的に見ればいくらでも正論言えるよね。

後藤 夢佳(木戸)

前はもっとやってた!練習のムシってくらい人一倍練習したからこその実力なのに、遊んてで上に行けるとは思えない。

後藤 夢佳(木戸)

言えるわけないじゃん!
自分のーー、弱いところ、特にナツにはーーっ!
私はあんたの憧れの存在だったから。

後藤 夢佳(木戸)

私はそんなかっこいい人間じゃないんだよ。サボりたいとかしょっちゅう思って、才能が意味ないって気づいたらバスケから逃げたくなってー…。だから私にはむしろナツが憧れだった。

後藤 夢佳(木戸)

苦しいことばかりだ。しかもそれを平気でこなす人もいる。やめたっていい、無理をする必要はない。だけど、ときめきを忘れないで“好き”に自信をもって。それがあなたを最強にする。

後藤 夢佳(木戸)

好きは最強って、好きこそものの上手なれって以上に、自分には大切なものがあるという強さを持つ、最大の自己肯定。

後藤 夢佳(木戸)

何言い訳してんの?好きは最強の感情なんだよ。

後藤 夢佳(木戸)

人様の大切な娘さんを預かってるんだから、何不自由なく暮らしてもらう責任があるよ。

猪股大喜の父

責任なら私も一緒に背負うから。千夏ちゃんにはすごく大切な2年なんだよ!今の私たちとは確実に重みの違う2年。その時間を守ってあげる方法があるなら、力になってあげるのが大人の勤めでしょう。

猪股 由紀子

それはやってみてうまくいかなかったときに考えるのでも遅くないのよ。そしてその時自分だから上手く出来なかったじゃなく、どうやったら上手く出来るのか考えるの。

猪股 由紀子

そういうつらい時に誰かに頼ることね。
人に頼られるって結構嬉しいものよ。

猪股 由紀子

いかがだったでしょうか?

お気に入りの名言は見つかりましたか?

僕自身、高校時代にガチで部活に打ち込んでいたこともあって、スポーツで全国大会出場に懸ける想いや個人スポーツ・チームスポーツならではの感じ方の違いが思い起こされましたし、そんなスポーツに打ち込みながらこんなピュアでキュンキュンするような恋愛をしてみたかったなと思いました。

この作品の特徴は恋愛50%、部活50%といった感じて、恋愛の展開が進みそうになると少しすれ違って強豪校ならではの部活エピソードが来きたり、がっつりスポーツ展開の中に恋愛要素がちょっと入っていたりと、物語の進行スピードがゆっくりな分、それぞれの感情が丁寧に表現されていて、個人的には登場人物1人ひとりの心情に感情移入できて、いろんな展開にドギマギしながら自分の気持ちも揺さぶられる青春部活ラブストーリーの中でいまイチ押しの作品だと思っています。

学校や会社、その他の組織に所属していて落ち込んでいるとき、疲れているとき、悩んでいるときなどに、この『アオのハコ』の名言で元気づけられる方も多いのではないでしょうか?

主人公の大喜とダブルヒロインの千夏と雛の関係性の中で生まれるピュアな感情や全国大会を目指してスポーツ打ち込み、バド・バスケ・体操でそれぞれが感じている課題や努力する姿、そして大喜たちを支える友人・先輩・保護たち登場人物のもたらす言葉にふれあいながら、また明日からの原動力になると幸いです。

それでは今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


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