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女性が、歳を重ねた30代・40代男性に求める2つのこと

今回は、前に公開した記事「女が初対面の男性に抱く『あの人はちょっと…』の真相」で触れた、“ファッショニスタ非モテの法則”から語っていきたいと思います。

ファッショニスタとは、ファッションに敏感な人のこと。ファッションに多くの時間やエネルギーやお金を注ぐ人を指します。

衣食住の中でダントツに「衣」を重視し、パリコレの動向を毎シーズンチェックし、好きなブランドの服の受注会にでかける。そういう人たち。要はファッションマニアです。

…ということは、服装にズボラな人とは対極。そういう人ってモテるんじゃないの? と思うかもしれません。

ファッショニスタに抜け落ちているもの

結論を言うと、残念ながらファッショニスタはモテません。

なぜなら、ファッショニスタは自分の気持ちよさを最優先しているから。

好き嫌いが分かれるモード最先端な格好をしている時点で、「私は私が満足することを一番に重視しています!」と言ってるようなものだからです。

自分が気に入ったものを着る。服が好きで、ファッションが好きなのだから、それは当然です。自然なことです。

問題は、そこに第三者の視点が抜け落ちていること。

ファッショニスタは、誰かが自分を見たときに「素敵だな」と思うか、「似合ってるな」と思うか、なんてことは二の次三の次。そんな視点はむしろ排除すべきだと考えている人も少なくありません。

ファッションは自己表現なので、「自分の好きな格好をひたすら追求することが自分らしく生きることであり、自分にとって心地よい人生だ!」と思うのなら、それでいいと思います。むしろそうすべきです。

好きな服を着てイキイキしている人、その人ならではの世界観を炸裂させている人は魅力的だとワタシも思います。

でも、出会いがなかなかなかったり、自分はなぜ女性に縁がないのか、なぜ結婚できないのかと悩んでいたりするのなら、ファッショニスタをお休みする時間があった方がいいかもしれません。

なぜなら、恋愛は自分が気持ちよくなると同時に、相手も気持ちよくならないと成り立たないから。

つまり、恋愛にはサービス精神が必要だからです。

30代、40代に求められる2つのこと

前回も書きましたが、あなたがまだ20代で、若さを売りにできるなら別です。何も考えず、自分の好きな格好をしているだけでも、そこそこモテてしまうかもしれません。

ですが、年を重ねた30代や40代だと、そうもいきません。前回書いたことともつながりますが、改めて断言します。

人が年を重ねた相手に求めるもの、それは経験値とサービス精神です。

どちらも備えている人は年を重ねてもモテます。どちらか片方ある人も、どうにかなります。しかし両方ともないのなら、今から頑張った方がいい! もし、あなたが出会いやパートナーを求めているのであれば。

頑張るといっても、ほんのちょっとのことです。

たとえば、服装に関して言うと、

・アクの強いアイテムを加えない
・性別不明の格好をしない
・柄物に柄物を合わせない
・全身黒づくめにしない
・半ズボンをはかない
・普段着で蝶ネクタイをしない

……これだけでも女性の見る目が変わるはずです。

蝶ネクタイて! と皆さん思うかもしれませんが、モード系のファッションが好きな人で付けている人、たまにいます。ショップにもいます。

それはそれで一つの世界観を表現しているわけで、ある種の完成度は高かったりします。が、女性ウケが良くないことは確かです(自分自身もモードな格好をしている女性は別として)。

この連載を読んでくださっている方にファッショニスタがどれくらいいるのか、ファッションに興味がない方がどれくらいいるのかが分からないのでこれ以上の言及は割愛しますが、とにかく、服装に第三者の視点を全く採り入れていない男性はモテません。残念ながら。

おしゃれに無関心な男性も、ファッショニスタも、その点では共通しているのです。

どちらも、「こういう格好をしたら相手が喜んでくれるかも」「良い印象を持ってくれるかも」という発想がない。つまりサービス精神がないのです。

もし、初めて会う女性がスッピンにTシャツで現れたら?

はぁ……サービス精神ねぇ……と、今ひとつピンとこないのだとしたら、それはあなたがデートに現れた女性の格好に愕然としたり幻滅したりした経験がないのかもしれません。

でも、考えてみてください。

ネットでやりとりを続けていた女性と初めて会うことになったあなた。シャツとパンツに、一応ジャケットも着て、ワクワクしながら待っていたら、彼女はスッピンにメガネにTシャツにジーンズで現れました。

……どうですか?

いや、これが20代前半の女性ならそれでも魅力的かもしれませんよ。でも相手はアラフォーの女性だと考えてください。

あー、それはちょっと……と思いませんか?

これの逆パターンを、世の中の婚活している女性の9割が経験しています。いや、10割かもしれません。

「自分は別に気にしない」と思うのだとしたら、実際されたことがないからイメージできないか、もしくは本当に女性の見た目に寛容なのかもしれません。実際、「自分を選んでくれる女性なら誰でもいい」という謙虚な男性もいますからね。

「誰でもいいんだ……」と思われたらアウト

女性の多くは寛容な男性が好きです。が、誰でもいいと思われることには大きく落胆する傾向があります。「色々な女性がいる中からあなたを選んだ」という態度を見せた方が間違いなくゴールインしやすいです。

そんな態度を自然に見せられるようになるためにも、色々な女性からパートナー候補に入れてもらえるよう、装いに女性の視点を入れてみてください。

それこそ、ちょっとメガネを今風のフレームに変えただけで、結婚が決まったりするのです(実話)。

たったそれだけのことをするかしないかで、今後の人生が変わるのなら、やってみた方がいいではありませんか!

ちなみに、これは常に自分の好きな格好をしたがる女性にも言っていることなのですが、人は一度好きになったら、相手がその後どんな格好をしても簡単に嫌いになることはありません。

なので、ファッショニスタ男子もズボラ男子も、相手をみつけた後、存分に好きな格好をすればいいと思います!

なんでそんな格好するの? こっちの方が似合うよ!と、彼女や奥さんに言われるかもしれませんが、その頃には、自分におせっかいを焼いてくれる人がいるのがいかに幸せなことか、あなたは気付いていると思いますよ。

※本記事は2018年4月〜2022年6月までcakesに掲載していた記事を加筆修正したものです。


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