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ドイツの大学・大学院卒業後、現地企業で就職すること

皆さん、こんにちは!

ダヴィンチインターナショナル株式会社 広報部です。

今日は、「ドイツで大学・大学院を卒業後に、現地企業で就職する」をテーマに、お伝えします。

【ドイツで就職 選択肢一覧】
⭐️日本にいながら転職活動
⭐️ドイツで語学学校に通いながら転職活動
⭐️ドイツ語を習得しドイツでスペシャリストを目指すための就職
⭐️資格の書き替えをして資格保有者として就職
⭐️ワーホリを活用ししっかりドイツ語を習得。その後、現地でアルバイト やインターンからスタートし、そのまま就職、又はその経験を踏まえて就職
⭐️大学・大学院を卒業して現地企業に就職(←今日はコレ)
(他のテーマの詳細については、今後投稿の記事をご覧下さい)



ちなみに、大学・大学院を卒業して現地企業に就職する場合の難易度は、それぞれ、

就職の難易度:✳️✳️〜✳️✳️✳️✳️(2~5 /5)

ビザの難易度:✳️✳️〜✳️✳️✳️(2~3 /5) です。


1.就職までのポイント~大学・大学院卒業~


まず大切になるポイントは、
大学、大学院をきちんと卒業することです!

偏差値の高い大学を入学することで卒業は当然するものとして、官僚・大企業に入社する切符のような日本の事情とは異なり、
ドイツの場合は、大学を卒業し、その後大学院を卒業することで、確かなキャリアの道が開かれます。


ここでポイントになるのが、まずは大学を卒業することの大切さです。


ドイツの大学の卒業率は、日本に比べると低いのが実態です。

統計的数字が公表されておらず、日本との違いを知る機会はほとんどないと思いますので、
過去のデータから客観的に把握できる範囲で、実態をご紹介します。

例えば、日本の大学生の卒業率は95%を超えています。(2021年度統計)
その一方、ドイツは、71.7%(2013/2014年)

日本の大学では100人中、卒業できないのは多く見積もっても4~5名ですが、ドイツでは、100人中、約30人が卒業できないという統計があります。

ご案内したドイツの大学の卒業率はかなり古いデータですが、
そのくらいドイツの大学の卒業率を公表ベースで把握することは難しい状況です。

実際に、大学教授からお聞きした話をご紹介します。
大学(公立大学)の学部によっては、かなり低い卒業率となり、
ある大学の建築学科の学生の卒業率は、10%を切る学部もあり、それ以外でも10%台の卒業率の学部があります。

そのため、ドイツでの大学入学を目指す場合には、
学びたい大学、学部の実態をしっかりリサーチすることが大切です!

大学は、個別の相談相手にしか公表していない数字があるので、大学や学部選びをするときに、事前にリサーチすることをお勧めします。

どんなにその学生が努力をしても、卒業率があまりに低い場合には、
自分が卒業できないリスクを事前に知っておくことが大切だからです。

ドイツの就職事情として、アカデミックな道を歩む場合には大学を卒業し、その後大学院を卒業することが、大きなキャリアアップの道につながります。

もっとも、ドイツでは学部選びをするときには、日本と異なり、
専攻する科目を本当に学びたいかがとても大切で、その後の就職に大きな影響を与えます。

日本の偏差値教育、大学のヒエラルキーで就職が決まるのが日本の実態だとすると、
ドイツは、専攻した学部に紐づけられて将来の道へ進むため、学部選びはとても大切なんですね。

2. 就職までのポイント~就職を見据えた過ごし方~


大学期間中の過ごし方はとても大切です。

日本の就職事情のように、ドイツでは新卒を優遇して採用する文化がありません
それぞれ大学生は自分の力で、就職活動を進めていきます。

ゼメスター中にインターンを経験、自分の職務経歴を作っておき、且つArbeitszeugnisを取得していくこともとても大切。

あまりお膳たてをする文化のないドイツでは、個々にリサーチを行い、インターンを通じて自分の価値を高めていきます

大学卒業生だからといって、就職が楽勝ということではないので、
学生の時から、会社の利益になる価値を認識し、それを高める戦略を立てておくことも大切です。

最近では、大学で勉強しながら特定の職種のプロを目指す、Dualstudiumという仕組みが出てきました。

この仕組みは大学在学中に、大学のアカデミックな勉強と会社に入った時の実践力を備えることをパラレルに行うことで、両方の良さを身につけて社会に出ていく仕組みです。

大学卒業組に起きがちな実践力の乏しさをカバーする、という目的で作られた教育の仕組みになります。

学部によっては、在学中に就職先を確保することが非常に難しい場合もあるため、本人が地元の学生たちとの競争して、就職先を確保する力が必要になります。

その難易度は、どの職種でチャレンジするかにもよります。

3.まとめ


大学・大学院を卒業し、地元企業に就職するパターンの場合には、

大学在学中の過ごし方と、②バチュラーをしっかりとる(卒業する)ことで、将来活躍できる確率はかなり高まってきます

また、大学院卒の評価が社会的には非常に高いことも念頭に入れておくと良いでしょう。

さらに日本人にとって大切なワンポイント情報です。
日本人の場合には大学生として滞在する場合には学生ビザを取得して大学時代を過ごしますので、このビザを全うする、つまり卒業することで初めて、次のステップの就職ビザに移行することが可能になります。中退して就職しようと思うと、外国人の場合には就職ビザを取得するために一度国外に出る必要があるため、その理由を持ってしても卒業することがとても大切になります。しっかり念頭において将来設計をしていきましょう。

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