見出し画像

スーダン日記 2023年2月〜アトピーだった息子とスーダンの甘〜い朝ごはん

現在2歳半の息子は、生後3ヶ月の時に、鳥肌のようなプツプツガサガサ肌が膝周りに現れ、みるみるうちに全身がカサカサに乾燥。お風呂も気持ち良くない、一日中あちこちが痒く鋭い爪で引っ掻き回し、顔も体も血だらけ。夜も痒さで目が覚めたり無意識に引っ掻いたりと手が止まらない。

スーダンの暑さでこの服は暑くてかわいそうだ…


それで、夏も長袖、足は爪先まですっぽり覆うカバーオール、手にはミトンをはめて外れないようにリボンで手首に縛りつけていた。これでは足の裏や手指の感覚が正常に育たないんじゃないか…ある種の虐待??と心配だったけれど、肌を保護するために試行錯誤した結果のことだった。とにかく誰が何と言おうとステロイド系の薬を使わないと心に決めていたので、悩みながらも成長を見守っていた。

スーダンに来たばかりの頃。膝も足首もガサガサ。おでこにはハエ!涙

それが、スーダンに来て1、2ヶ月ほど経つと、息子が肌を掻かなくなり、特に膝や手首足首に見られたアトピー特有の肌荒れが消えてしまった。なぜ??こちらの食べ物は日本で控えていた砂糖や小麦粉のオンパレードなのに、ところ変われば身体も変わるということなのか、違う要因があるのか…スーダンに来てからの方がモリモリ食べている気がするので、それがよかったのか…それとも2歳になって体も段々強くなってきたのかなぁ??


ところで我々が食べている甘〜い朝食の数々…。朝からガツンと砂糖いっぱいだ。そして小麦粉製品の数々…

床が硬いタイルなので子供達が陶器をよく割る。
なのにまた陶器を買ってくるパパ。なぜだー

まず欠かせないのはミルクティー。イギリス統治時代の名残りなのか、それにしても甘いぞ!異母兄弟の子供達や来客時の洗い物をすると、コップの底にザラリと砂糖の層が残っている。溶けきらないほどの砂糖!きゃー


朝だけでなく毎食食べるパン。こんな感じでドッサリ買ってきます。焼きたてが美味しくていっぱい食べてしまいます。けれど次の日に残ったパンは食感などガタ落ちなので皆手をつけない。ラスクにすると子供達は食べるのですが、砂糖かぁ…と頭が痛い。

近所のパン屋
最近できたばかりの近所のパン屋
奥に生地を捏ねる機械とオーブンが見えます

朝ごはんにもう一つ欠かせないのはビスケット!ミルクティーに浸して柔らかくして食べます。子供達はミルクティーに浸し過ぎて、ビスケットが沈没することしばしば。遊んでいるんだか、溶けたビスケットを食べたいんだか…

大人気のキャプテン翼!
ビスコッティのようなパサパサボソボソ系。ミルクティーがよく染み込む。


これも朝の定番、ザラビーヤ。子供の頃に給食で楽しみだったねじり揚げパンのきな粉のように砂糖をたっぷり押しつけて食べます。

朝のザラビーヤ屋さん
砂糖はみるみるうちに無くなります


さらに激甘のバスタ!日本でも話題のバクラワをさらにシロップに漬け込んだようなパイ菓子です。



極め付けは子供達が大好きなマッサーサ(ペロペロキャンディー)!これは朝食ではないけれど。

着色料もいっぱいだー!涙
好きすぎて折り紙でも作ったぜ!


びしばし砂糖を摂取する毎日です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?