たなか じゅうごう

田中 十督 中高教師 英語科 大学院生

たなか じゅうごう

田中 十督 中高教師 英語科 大学院生

最近の記事

痛み分け

「僕の乱暴な発想や思想をどうぞお赦しください。」と神様に前置きしてからツイートすることにします。今ふと「募金」"donation"について思うことがあったので、連ツイすることにします。いろんな考えがある中の、末席に加えていただけると幸いです。 自分のお金を誰かの役に立つために捧げる、という行為そのものはどういう意味があるのか、って考えた時、結論から言って、額の大小に関わらず、その「誰か」が何に困っているのかを知ること、関心を持つことがそもそも「自分の一部を捧げる」ことの主た

    • オンラインサロン「水曜英語」クリスマスプログラムを終えて

       誰もが無料で英語でおしゃべりできるサロンみたいなのをできないか、と思ってやり始めた「水曜英語」、この12月で5年5ヶ月を終えました。僕は親友の西山哲郎くんと「暁の会ネオ」という英語の勉強や教育研究の会を共同で主催していまして、水曜英語はその活動の一貫で続けているものです。  インターネットの普及発達のおかげで、自宅にいながら世界中の様々な方々と交流が持てる事は本当に素晴らしい事でして、僕のやってるサロンも、日本全国、北は青森から南は沖縄まで、またグローバルに見ますと、オー

      • Learning records #1  2021/12/24

        ずっと何も投稿もしてないし、TwitterとInstagramしかうpしてなかったので、ちょっとこれでは退化して、老人街道まっしぐらだなーと思えてきたので、1日で頑張ったことを少し記録しようかな、と思い立って記録をつけることにした。深い意味はない。 ・筋トレ:今週2回目。 ・MSNBC LIVEを源泉掛け流し。 https://www.youtube.com/watch?v=qcN6aaPJB-Y ・K/Hシステムフェローシップコース宿題教材の音読&ミスチェック 🌟夜、礼

        • 勉強するということ

          学年だより10月の巻頭言を書かせていただきましたので、ここに再録させていただきます。お時間ある方はぜひお読みください。 「勉強するということ」 「勉強する」という言葉は、広義で、汎用に用いられることが多いので、「勉強する」こととは、一体どういうことなのかをしっかりと理解し、自覚的でいることが難しいのではないか、と思うことがよくあります。ですから、「もう大学を卒業したのだから勉強というのは終わるのだ」とか、単に「試験で点数を上げる・合格を勝ち取るためにするものだ」としか考えず

          You are not alone!

          学年便りの5月号に寄稿した文章をブログに再録します。  コロナ禍に見舞われ、全世界の風景が変わりました。私たちは去年まで過ごしてきた生活を2度と取り戻すことができないのではないか、そんなことを感じる時間を強いられています。歴史の時間に習ってきた、人類が経験した多くのことは、自分とは無関係で、遠い昔の話なんだろうな、と思うのが私たちの偽らざる正直な気持ちだと思います。  つい2月末までは、今の状況なんて誰も想像していませんでした。友達や先生と学校で過ごし、家族と過ごし、週末

          土曜英語for kidsに向けた僕の思い

          明日、4つの英語プログラムを夕方開催するように企画して、今動いています。 たくさんのお申し込みを頂いて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 ありがとうございます^^ このプログラムを思いついて、ぜったいやろう!と思った気持ちを素直に伝えたい、そんな思いがあってここに書くことにしました。 ご一読賜り、趣旨にご賛同いただければ、光栄です。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++ 僕は中学校で英語教師をしています。 コロナ禍の現状において、全国

          土曜英語for kidsに向けた僕の思い

          授業動画に使うスライドを作っていて気づいたこと

          次の授業動画用のslideはとりあえず完成しました。動画収録までは今日は断念。 とにかく、スライドの構成、流れ、スピード感、完結性の4つを常に頭において、短い時間でドライブ感を持って視聴者が見れるようにするにはどうすればいいかの1点だけに意識を集中し、全神経をそこに注いで制作をやっています。 兎にも角にも、「見てもらわないといけない」「生徒との関係性マジックが一切使えない」「コンパクトに明解にわかりやすくしないといけない」という3点の制約があることを前提に動いているので、

          授業動画に使うスライドを作っていて気づいたこと

          授業の動画配信・アプリ導入に関して指導者が注意すべきこと

          多分、今後動画配信とかで授業の補填をしていく形に日本の教育は飲まれていくんだと思う。大歓迎。ずっとオンラインとかプレゼンソフトで授業してみて、1個だけ徹底的に重要ってポイントあるとして。 「スライドのデザイン性」かな、と思う。 ・言葉少なめ ・色をちゃんとかっこいい色 ・フォント ・選んでくる画像のセンス ・選んでくる動画のセンス ・冗長にならない説明:見た目でパッといけてるか ・押し付けがましくないか 作り方、説明の仕方、授業のデザインが対面式の時のmindsetで作

          授業の動画配信・アプリ導入に関して指導者が注意すべきこと

          「人は死ぬ」

          「人は死ぬ」  2月4日(火)1限にチャペルでお話ししたことを文章として再録いたします。所々、実際にライブで話したこととは異なる箇所もありますが、趣旨と論旨はきちんと1本の軸に収まるように文を編みました。一度聞いたお話を再度読んでくださって、本当に嬉しいです。有り難うございます。 (以下、チャペルのお話の内容) ●句読点なきアガペー  皆さんにお話をする前に、前回のチャペルで劉(りゅう)先生のお話に深い感銘を受けたことをお話ししたいと思います。前回、劉(りゅう)先生は、「神

          憧れ、慕い、追いかけて

          大村はまさんという昭和の名教師がいらっしゃった。大村はまさんのご著書を何度も読み、教師でいること、教師であることは何かを30代随分と考えた。大村さんは戦後、焼け野原の教室で、教鞭をとられた方である。 ご著書の中で、こんな一節が紹介されている。 大村はうら若き新任教諭で、焼け野原の中、途方に暮れていたそうだ。鉛筆も消しゴムもノートも黒板もない。子供達は教材も持っておらず、学校にも教具はない。大村は焼け出されて親を失った子供や、食うや食わずの生活をしている子供達を前に必死に考

          憧れ、慕い、追いかけて

          指定者補習

          夏休みになり、英語が苦手な生徒たちに補習を行う。どこの私立もやっていると思う。僕の学校も私立なので、そう言うシステムがあり(22年前に自分が勝手にやり始めた、ってのもあるけれど)、生徒と一緒に時間を過ごした。(やったのは英文法のおさらい) いつもだったら、こちらがドリルプリントなどを準備して、それを生徒に解かせて、丸つけして、わからないところを教える、と言う形をとるわけだけれども、今年は一切教えないようにして、生徒が自分で勉強して、答え合わせをして、自分で復習して、どうして