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勝手に 7日間 ブックカバーチャレンジ【#07】

いよいよ、最終日。
勝手に7日間ブックカバーチャレンジ。
好きな本があり過ぎて
選ぶのが困ると言っている
娘が選んだ本。

1日目に紹介した本が1番好き!
ってわけじゃなく、どれも好きで
ちなみに、7冊くらいじゃ
足りないとのこと。

1週間がもっと長けれゃ良かったね♫

紹介する"順番"に
こだわりがあるようで…
7日目に紹介する本は?!

うーん!なるほど、将来は
画家になりたいと言っている
娘らしい1冊。

#07

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美術ってなあに?

作:スージー・ホッジ
訳:小林美幸
発行所:河出書房新社

*娘のコメント*
大昔から今の作品まで、いろんな
作品が紹介されているので
おもしろいです!

美術館で実際に見た作品を
この本で、もういちどみるのも
楽しいし、この本でみた作品を
実際に美術館でみるのも楽しいです。

なかでも、わたしが好きなのは
フェリックス・ゴンザレス=トレス
という人の作品が紹介されている
ページです。

ギャラリーに山積みにされた
"お菓子の山"が作品です。

この作品は永遠に完成しない。
そうです。

山積みのお菓子は、ギャラリーに
来た人たちが、好きなだけ
持って行ってよくて
1日の展示が終わったら、また、
お菓子を足すから、
永遠に完成しない作品なのだそうです。

この作品は"わかちあう"ことの
いい面と悪い面を伝えているとの
ことです。

友情をわかちあう、だけど、ときには
その友達とウイルスまでわかちあう。
そして、人生はこの"お菓子の山"
みたいに、どんどん変化していく
ものなんだってことを教えて
くれている作品なんだという事が、
わかりました。

他にも、なるほど!と思う
説明がいっぱいあって、読んでいると
楽しくてワクワクした気持ちになります。


*説明*
原書はイギリスで刊行され、
15カ国語で翻訳されている。

著者のスージー・ホッジは
ロンドンのバークベック・カレッジにて
美術史の学位を取得。
美術、美術史、歴史などの分野で
100冊を超える本を執筆している。

古代エジプトの壁画から
日本の現代アートを代表する
草間彌生さんの最近の作品まで
幅広く紹介されている。

作品をみて、感じる単純な疑問に
わかりやすい言葉で答えてくれる。

「なんでこれがアートなの?」
っていう、そもそもの不思議から

ムンクの『叫び』を紹介して…
「こんなこわい絵、
どうしてかいたの?」
とか
ゴッホの『ひまわり』のページでは
「美術作品って、どうして
ものすごく値段が高いの?」
と、現実的な疑問まで…。

北斎の版画とモネの絵を並べて
構図がそっくりであるとの説明と
当時フランスでは、印象派の
画家たちが日本のアートを注目して
いたことなど、ちゃんと美術史も
教えてくれる。

作品に込められた思いや意味は
いろいろで、解釈の仕方も
いろいろある、だからおもしろい!

そんな、アートのおもしろさを
知る事ができる入門書。

子どもはもちろん、おとなが
読んでもじゅうぶんに楽しめる
1冊。


○○*○○*○○
7日間のブックカバーチャレンジとは、
読書文化の普及に貢献するための
チャレンジで、参加方法は
好きな本を1日1冊、7日間投稿する
というもの。
本についての説明なしに
表紙だけの画像をアップして、
そして毎日1人のFB.Instagram友達を
招待してこのチャレンジに
参加していただくようお願いする。

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