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転職を考える上で使える「3C分析」とは

こんにちは。良ちゃんこと良平です。

現在33歳。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に勇気とチャレンジ精神を与えていきながら多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げています。

このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロスポーツ選手の紹介から、転職活動中の方への情報提供と、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきを書き起こしています。
前回は、「やりたい事さがしではなく、どう貢献できる自分を目指すかを先に考えよう」というテーマで書かせていただきました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

また、私の事については、自己紹介記事など書かせてもらっていますので、良かったら覗いてみてください。

今回は、転職活動での自己分析はもちろん、仕事やブランディング、恋愛にまでも活用できるとされる「3C分析」について書かせていただきます。

1.3C分析とは

3C分析とは、ビジネスにおいてマーケティング戦略を考える際のフレームワークです。
現代においては、良いものを作れば売れる時代は終わり、自社の環境や自社を取り巻く環境を分析した上でマーケティング活動に取り組む必要があります。
顧客ニーズや自社の強みや弱み、競合の動きを分析する事によって、最適な意思決定につなげるためのものです。これは、企業のみならず、個人の人生を豊かにしていくためのマーケティングにも有効活用する事ができます。

元々、3Cの「C」とは
・Customer(市場・顧客)
・Company(自社)
・Competitor(競合)

を指します。

3C分析のマーケティング上の目的は、市場・顧客、自社、競合のそれぞれの分析からKSF(Key Success Factor:成功要因)の発見に繋げる事と定義されています。
KSFを導き出せば、事業の成功に向けて進むべき方向性が見えるようになりやすいです。

(1)Customer(市場・顧客)

最初に分析すべき対象はCustomer(市場・顧客)です。
市場や顧客を知らないままでは自社の評価もできないため、まずは市場規模や成長性、顧客ニーズなどの顧客の購買意欲や能力を分析します。
これを、専門的にはマクロで見るかミクロで見るか、などもっと深堀りする必要があるそうですが、今回のテーマから脱線するので割愛します。

(2)Competitor(競合)


競合においては、、売り上げや社員数、市場シェアをはじめとする競合の状況、競合の製品やサービスの強み・弱みを分析していきます。
その中で「結果」と「要因」に注目すると、競合がどうして売れているのか?人気があるのか?言い換えれば“相手を知る”ことが大切です

(3)Company(自社)


(1)市場・顧客の変化と、その変化に対して
(2)競合がどのように対応しているのか

先に挙げた2つを元に自社と比較しながら、自社について把握します。
経営資源、売上高、市場シェア、収益性、販路、技術力、組織力など、様々なポイントに着目し、自社の強みと弱み、KSF(成功要因)を導き出します。

2.転職において、自分が勝てる場所を見つける

この3C分析を、自分ごとで転職活動に置き換えると、以下のようになります。

・Customer(市場・顧客)→行きたい企業、志望企業
・Competitor(競合)→求める人物像、ライバル(ほかの候補者)
・Company(自社)→自分の強み、業界知識、経験

転職活動の最終ゴールは、いわば志望企業に自分の強みを売り込み、採用され、中長期的に活躍できる場所へ転職する事です。

転職活動に苦労する求職者の多くは、自分の希望ややりたい事、条件ばかりを求めすぎ、
Customer(志望企業)、Competitor(求める人物像、ライバル)の戦略や分析を二の次にしてしまっているケースが多い
です。

自分の実力と理想のギャップ、現状の年収と希望年収のギャップ、
そのギャップを埋めるにはどうしたらいいか?
この考え方が大切です。

自分の仕事の事なのに、あまりにも「勤務地」や「年収」「ネームバリュー」を重視しすぎて企業選びをする方が多いです。
それだと、かなりの確率で入社後にミスマッチが起こります。
転職して終わりではなく、転職をして、どうなりたいか?
何を身に付けていきたいか?どう成長したいか?どう活躍したいか?きちんと考える事が必要です。

私でしたら、10年以上、様々な企業で法人営業をやってきたので

・志望企業→IT企業、働き方を選びやすいリモート重視、商流を学びたい
・求める人物像→ITリテラシーがある、法人営業経験者、顧客が中小企業
・自分の強み→IT業界で10年以上働いてきた経験、中小企業向けのBtoB営業

顧客の業界や取扱の商品やサービス、自分の作った実績、知識レベル、営業手法など、もっと細かくすれば長くなりますが
これらを志望企業の求める人物像に合わせ、書類選考や面接で売り込んでいくイメージです。
私は普段の転職サポートにおいて、この3C分析を意識した「自己分析MTG」を、キャリアや転職に悩む求職者とガッツリと行っております。
そのうえで、適職と候補者の転職の希望ポイントを合致するよう、企業紹介や転職活動のアドバイスを行っています。
そして、転職活動が終わってもこの3C分析は続けてほしいと伝えています。
時代も、求められる人物像も、今はどんどん新陳代謝が早いからです。
この考え方は、現職で仕事を続ける人にとっては組織の中での自身のポジション確立に役立ちますし、恋愛においても理想の異性のタイプと実際の自分の年齢やステータス、人間力を踏まえて恋活や婚活をすれば、マッチング率を上げる手助けとなるはずです。

ぜひ3C分析の材料に使える、これまでの私の記事のリンクを下記に貼っておきますので、参考にしてみてください。

次回は「企業が求める「コミュニケーション能力」とは?」について綴っていきます。お楽しみに。


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