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「転職エージェントとしてこだわる「適職」について」

こんにちは。良ちゃんこと良平です。
現在33歳。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に勇気とチャレンジ精神を与えていきながら多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げています。
このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や自分の実体験、職業紹介という観点でプロスポーツ選手の紹介から、転職活動中の方への情報提供と、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきを書き起こしています。
別のアカウントでは、フライドポテトアンバサダー活動についての活動記録、フライドポテトの魅力を伝えていく活動にチャレンジしています。
https://note.com/lovely_lotus315
前回は、「骨折から気付けた、日常の変化と働き方のリスク」というテーマで書かせていただきました。そちらもぜひご覧いただけたら嬉しいです。

今回は、いい転職を実現していくために
私が不可欠だと捉えている「適職」という考え方についてご紹介致します。


1.適職とは?

国語辞典では、適職を
「その人の能力・性格や地位などに適した職業。適業」と定義しています。

ここでいう、能力・性格・地位に適した職業に転職できれば、活躍しやすいといえるでしょう。
逆を言えば、能力・性格・地位に不適切、アンマッチであると、それはいい転職になりづらいといえます。

2.私が考える「能力」「性格」「地位」


では、能力・性格・地位とは何か?
この3つを、正しく理解していく必要がありそうですね。
私が転職エージェントとして出した見解は以下の通りです。

「能力」…スキルや実務経験(定量的)
「性格」…価値観や人柄
「地位」…役職や、獲得した成績・タイトル

この考えを軸にしていく時、気付く方は気付くのですが、

20代と30代以上で「適職」は変化していきますし、
20代と30代以上では、求められる
能力・性格・地位も
変わってくる
事は理解しやすいのではないでしょうか?

例えば20代の場合、まだ社会人経験は浅く
スキルも未熟
である場合が多いです。

ちなみに、よく資格をスキルと捉える方もいますが、資格だけ持っていて実務経験がなければスキルとは言えません。
むしろ、資格を取って月日が経てば経つほど、スキルも知識も陳腐化していきます。
資格コレクターにならないようにしていかないといけませんね。

話を戻しまして、
20代の「適職」は結論、幅が広いです。
なぜなら、能力や地位の伸びしろを考慮されやすいからです。
新しい知識やスキルは、これから経験して
2〜3年後に実績にしていってくれれば良い。
企業はそう期待できる人財を採用し、育成、猶予を与え、2〜3年間を投資と捉え
3年後に投資を回収していくのです。
そのため、重要なのは「性格」です。

熱意が一番大切で、
誠実さ、素直さ、謙虚さ、向上心、ハングリー精神、
学生時代にがんばってきた事

(何かをやり抜き、達成した経験。自分が胸を張って誇れる体験であれば、大小問わずでOKです)
企業はこれらを書類選考や面接で判断し、採用の可否を決めています。
言い換えれば、やる気やガッツ、向上心を証明できれば転職できるし、その気概を大切に仕事に取り組めば、能力も地位も追いついてきて
「その会社での仕事が適職になっていく」のです。

一方、30代以上の「適職」となると話は変わります。
30代を境に、「20代で培ってきた能力や経験」で、すぐ結果が求められるのです。つまり即戦力採用です。
基本的に企業は、30代以上の求職者を育成する前提はありません。
「結果を出してうちの会社に貢献してほしい」
「今のうちの会社のウィークポイントや課題を解決してほしい」
という目的で、採用するのです。

自分の強みやスキル経験を活かし活躍した場合は「適職」と言えるでしょう。

そのため、30代の転職は20代の時に比べ
ハードルが上がりますし、20代でサボってきた人はツケが回ってきてしまいます。
(これを読んでドキッとされた方、意外に多いかも、、)

じゃあ30代で転職は難しいのか、、と思う方もいるかもしれません。
実際、求職者一人の力で見極め、求人を探すのはなかなか至難の業です。

そこで確率を上げ「適職」を導く役割を担ってくれる存在の一つが、優秀な転職エージェントです。

3.優秀な転職エージェント「適職」となるよう能力を発掘し、引き出す

私が転職エージェントとしてこだわっているのは、この「適職」です。
そしてミッションは「求職者が自覚していない強みを見つけたり、ヒアリングから出てくるエピソードから、強みや能力を引き出す、気づかせること」だと考えています。

実際の例として、

(1)福祉業界で20年、同じ職種でキャリアを積んできた40代の方が、同じ福祉業界で、20年のキャリアで培った「コミュニケーションスキル」と「マネジメント能力」を面談での会話から引き出し、このスキルを求めている
福祉業界の会社を紹介し
未経験ながら高待遇の企業に転職

(2)「土木業界」というニッチ産業ながら、顧客や取引先、協力会社、社内の各部署との調整・連携をしながら、予算内(コスト節減で高い利益率)で工期や納期を守りプロジェクトを完了させた施工管理の経験から、
現場の目線や課題を把握しているバックオフィスとして
土木業界の経験を活かしながら悩まれていた長時間労働の改善と
職種変更で新たなスキル習得を目指せる転職を実現

両者とも、最初はご相談を受けた時はとても悩まれ、自分に自信がない印象でしたが、面談を重ね、強みや貴重な実務経験であるとアドバイスする事によって、強みに気づき、キャリアの棚卸しもでき、自信をつけて転職されていく姿を見てきました。

「適職」が実現すれば、三方よしです。
求職者も「能力・性格や地位などに適した転職」ができ、
企業も「強化、改善したい自社の課題を解決できる人財を獲得でき、投資は成功」
そして転職エージェントにも成果報酬が入り潤い、また良い非公開案件の求人が増え、紹介の母数も増やせる

求職者のキャリアに向き合い、深く聴き、引き出す。
場合によってはその強みのPRのお手伝いをするのが転職エージェントの仕事であり、やりがいだと感じています。
今までの求職者の方も、これからサポートさせていただく求職者の方も、
自分自身がキャリアのターニングポイントとなれるように今後もいい志事をしていきます。

次回は「キャリアアップのポイントとなる「ポータブルスキル」とは?」について綴っていきます。お楽しみに。



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