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繊細さん

日本という国で
社会と交わり生きていくためには
精神的に抉られるような
心身ともに疲弊するような
ストレスに耐えられる強い精神力が必要で
それがないと
なぜ自分はこんなにも弱いのだろうと
自分を追い詰めないと前にも進めない
そんな地獄のような日々で
そんな社会だからかもしれないけれど
強さが求められる反面
精神的に疲れて弱くなってしまう人が
たくさんいる

それを、
「今の若者は弱い」とか
根性論など持ち出す年配者
疲れて弱った人をますます追い込んでいく社会
国は働かせることお金を取ることしか考えていなくて
この地獄のような日本の社会を
地に足つけて生きている人々の
声なき声
悲しみ、怒り
そんなものには気づきもせず
興味もなく

「繊細さん」という言葉は
今まで少数派と思われてきた
心の疲弊した人たちが
この国でとても多いこと
その人たちを弱者として追い詰めるのではなく
当然心が繊細な人にも生きる権利はあるのだと
むしろその人たちが幸せに生きられる社会にすることが早急に必要なんだと
それはこれまで誰も気づかなかった日本とい社会の間違いを正すために必要だと
それを気づかせるためにあると思う

繊細であるが故に
社会の小さな矛盾にも傷つく
それはおかしなところに気付けるということ
少しずつ世の中が良くなっていくために
誰ひとり無駄な存在などいない
そのことに気づけたとき
わたしたちは進化する

2023.03.08

(画像はお借りしました)

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