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今日の発見🔍 揺れる手③

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありませんのであしからず。

揺れる手③

今日は小脳失調の方との発見です。
この方は動きは良いものの、指鼻指試験も困難なほど振戦の強い、典型的な小脳失調の方でした。
よくあるのは重錘をつけて揺れを抑制する手法ですね。
ですが、常に重錘をつけるのは現実的ではありません。
そこで、手指を1本、1本圧迫し、回旋しながら持続的な接触を促して感覚入力を強調していくことに。
もちろん、上腕や前腕、手関節まで、上肢全体の感覚を強調していくこと数分。
再度、指鼻指試験をすると先程よりスムーズに!
最初は指に触れることすらできなかったのが、揺れはしますが指先にタッチが可能に!
スゴイ!

考えてみた

あらためて、感覚入力の重要性がわかります。
小脳はFeedbackにより運動の微調整をおこなっています。
その、感覚情報を強化することでFeedback機構が働きやすくなったものと考えられます。
重錘を用いてコントロールするより、感覚を強化することでコントロールが可能になるのであれば。そちらのほうが実用的ですね。

あらためて勉強です📚

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