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今日の発見🔍 筋トレ

うどん県OTのだんです。
日々の臨床現場の中で見つけたことや再確認したことなどをまとめていく「今日の発見🔍」シリーズです。
主に経験則なので、エビデンスなどがあるわけではありません。

筋トレ

今回は日々の臨床業務の中での雑感です。
リハビリテーションの中でよく用いられる筋トレ
皆さんはどのように行っていますか?
ここでは脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)の方の筋トレについて考えてみましょう。

脳血管疾患の方に「筋力不足だからできないんですよ。しっかり筋トレしましょう」という声かけを耳にします。
本当にそうなのでしょうか?
筋トレをすればできるようになるのでしょうか?

脳血管疾患とは脳の障害です。
効果器官である筋肉には何の障害もありません。
もちろん、急性期の臥床による廃用症候群は生じている可能性はあります。
問題は中枢神経系にあります。
中枢神経系に問題があるがゆえに、効果器官である筋肉の活動性が制限され、筋出力は低下しています。
なので、効果器官の筋肉に負荷を加えて筋繊維の肥大を図っても、良い成果は得られるわけではありません。

ではどうすればよいのでしょう?
筋肉の活動性を取り戻すために、中枢神経系に働きかけなければなりません。
筋トレではなく脳トレが必要になるということです。
脳トレについてはまた後日考えてみます。

あらためて勉強です📚

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