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【日本製】から読み解く三浦春馬 北海道・東北地方編


【日本製】北海道 
『江差追分の歴史を見つめて』

僕が、『日本製』をいつ頃読み始めたのか、ちょっと定かではないのだが、僕は、この本の順番通りに、いつの頃からか読み始めた。

友人は、自分の行きたい処から、まるで旅行をする気分で読むのも楽しいのではないかと話していた。 

「それもそうだな」と思ったが、僕はやっぱり順番通りに読み始めた。

最初の読後感想で僕が書いたことは、

江差追分は鎮魂歌であり、そして命の歌として歌われています。

三浦春馬『日本製』

と浅沼さんが話されていたのを読んで、2020年という年を象徴する歌が、江差追分とは違う意味で、誰の胸にもあるのではないかと、そんなことを書いた。

実際に、僕は江差追分をYouTubeで聴いてみたが、何とも悲しげな歌声で、鎮魂歌であるという意味が分かった気がしたのだった。

2020年を象徴する歌として、もしかしたら彼のファンは、きっと『Night Diver』を思い浮かべるのではないだろうか。

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