振角大祐

市議会議員/市民活動

振角大祐

市議会議員/市民活動

最近の記事

こどものあそびって大事。

こどもの「遊び」の重要性が、十分認知されていないのではないでしょうか。 なんて、書いてみて、「え?ほんとに」と思う方もいるんじゃないかと思います。遊んでいるこどもの姿はとってもいいものですね。汗ぶるぶるで思いっきり遊んでいる子、ずっと蟻の行列を眺めている子、大人からみると失敗にみえるようなことでも、なんども挑戦している姿をみると、何か心の深いところにあるものが刺激されます。 こどもたちが遊んでいる姿はすばらしい。だから、遊びの重要性もわかっている方が多いんじゃないの?と言

    • 同じ場所にいるけれど

      学校が早くおわるときは、子どもたちもいつもより多くやってきます。そんな雰囲気だから、入りずらい子、入っても落ち着かないこともあると思います。 ぼくは、すくなくと多くの人がいる場は苦手です。それも、自分が中心になれず自分がいなくても回っている感じを受けると、そこから離れたいのに離れられず、それはそこにいる人に悪いかなと思ってなのですが、そうなると、どっと疲れます。 もしよければですが、古民家には2階もあります。 そちらには、ほとんど子どもたちやって来ません。声はするから静

      • こどもたちが楽しい時間を過ごすのが一番

        「暑いって」 「なんかないん」 と勝手に冷蔵庫をあけ、食べ物をみつけては「食っていい」と、こちらの「いいよ」が前提の質問をしてくる子どもたち。もちろん、いいよというんだけどね。 気をつかわない感じが楽でいいわ。 こどもたちって、もともと、こうなんだろうね。それをいちいち誰かに言われて、開けていいですかとか、そもそも冷蔵庫は開けないほうがいいってなるんだろうな。 どうでもいいわ、そんなん。こどもたちが楽しい時間を過ごすことに比べたら、些細だもん。

        • 賑やかだけど静かな場。

          きのうは、15時くらいから古民家をあけました。あけてしばらくすると、いつもの中学生がやってきます。そのままプレステ4をつけ、ストリートファイター6をします。ぼくは、それを眺めています。 「勝負しよう」と誘います。すると、「やろ」と言い、対戦をはじめます。彼はケン、ぼくはザンゲエフが得意キャラなので、それ以外を使います。得意どうしの戦いは最後に置いておくのです。 しばらくすると下校してきた中学生がやってきます。きのは、みんな中学生です。いつもは小学生もいるので珍しいです。も

        こどものあそびって大事。

        マガジン

        • ゆらゆら日記
          3本

        記事

          こどもの「居場所」などを支える仕組みについて

          <視点> 多様な活動を米原市として、より支えるべきでは <要約> 米原市は第2期子ども・子育て支援事業計画において「月1回以上開設している冒険遊び場、こども食堂、学習支援などの教育・保育施設以外の地域の子どもの居場所の数」を令和6年度には全小学校区に設けるとしていますが、現状達成できていません。 目標値を定めている以上、達成に向けて、さらなる支援が必要ではないでしょうか。また、フリースクール運営団体への補助についても必要です。 <質問1> こどもの居場所の現状について

          こどもの「居場所」などを支える仕組みについて

          米原市こども誰でも通園制度の試行的事業について

          <視点> こども一人当たり月10時間の預かり時間では足りないのでは <要約> 今年度、実施ている米原市こども誰でも通園制度の試行的事業は、生後6ヶ月から満3歳未満の未就園児を対象としています。しかし、10時間では、例えば1回5時間利用される場合、2週間に1回の利用となり、保育者の適切な保育にもかかわらず、こどもは毎回その場に慣れることからスタートとなる場合があります。こどもにとって、それでいいのでしょうか。 <質問1> 昨年度に実施した事業の概要と総括について <質問

          米原市こども誰でも通園制度の試行的事業について

          スイカうまい。

          きのうは、20時まで古民家をあける日でした。16時にあけると2人、やってきました。ずんずん、と入ってきて「前と変わらんな」と一言。だいぶ前にきたことがあるらしい。ぼくは覚えていない。 かばんから、たくさんおやつをだして、そのまま宿題をはじめる。ひとりは、switch。宿題をしてきてーと言われているのか、それとも自主的なのかわからないけど、まだこどもたちで賑わう前の静かな時間に、ふたりとも静かにそれぞれにしたいことをしていて、ぼくは、それをぼーっと眺めている。 17時くらい

          スイカうまい。

          日々のなかで。

          きのう、登校中に「きょう、いくわ」と言った子は、来ませんでした。他に何か用事があったのか、そもそも忘れていたのか、また今度でいいかと思ったのかわかりませんが、ぼくも古民家をあけているとき、その子が来ないなと、朝にした彼とのおしゃべりを思い出さなかったので、お互いそんなものなんでしょう。気楽でいいこと。 古民家にきのうは、ふだんは来ない人たちがやってきました。一人は、むかーしの職場で一緒だった人。もう一人は、以前にふらっと立ち寄ってくださった方。そして活動を応援してくれている

          日々のなかで。

          もっとゆるく居場所づくりと呼ばれる活動を考えていいのかもね。

          ひさびさに、こどもたちの登校にあわせて、いっしょに学校まで歩きました。「歩くの久しぶりだなあ。1ヶ月ぶりくらいかな」と言うと、横を歩いている娘が「3週間ぶりじゃない」と教えてくれます。一気に季節は、すすみ、太陽の日差しも、日焼けをさせるぞと言わんばかりの強烈なものになっています。 2年生の子が、じゃんけんしようと誘ってくれます。じゃんけんをし、ボクが勝ったので「よっしゃ」と言うと、すこし悔しそうというか、悲しそうな顔をしたので、喜びすぎたかなと心配になりました。(あんまり喜

          もっとゆるく居場所づくりと呼ばれる活動を考えていいのかもね。

          醒井地域に診療所の設置を求める請願

          令和6年第2回定例会にて、「請願第1号 醒井地域に診療所の設置を求める請願」を審議いたしました。 請願は、米原市のHPにもあります。 請願文書表(第1号)【公開用】https://www.city.maibara.lg.jp/material/files/group/52/202406seigan01.pdf 請願書の思い、生活の不安など、住んでいる方の思いに、考えを同じにする部分はあります。 しかし、本会議では<反対>いたしました。 その2つの理由を請願書から抜粋

          醒井地域に診療所の設置を求める請願

          自己紹介

          経歴2007 滋賀県立大学大学院工学研究科修了。 2014 NPOぽぽハウスで放課後等デイサービスの職員として、障がいを持った児童の放課後をともに過ごす。 2014 任意団体わっか設立し、冒険遊び場」を通じて居場所づくりをはじめる。 2015 任意団体わっかにて、築200年の古民家で居場所づくりをはじめる。 2015 第2次米原市総合計画審議会の委員。 2016 米原市地域包括医療福祉センターふくしあにて放課後等デイサービス、通所リハビリの職員として働く。 2016 米原市地

          同性カップルの住民票の表記について

          <視点> 同性カップルの住民票に事実婚を示す表記を米原市でも実施できないか <要約> 同性カップルは現在、婚姻による個人の尊厳と言える喜びを享受できないという不利益を甘受しないといけません。同性婚が制度としての婚姻に含まれない中、米原市も含めた多くの自治体はパートナーシップ宣誓制度を援用していますが、それでは婚姻をすることで得られる社社会保障を受けられません。 事実婚を示す表記を行うことで、異性間の婚姻による社会保障を受けられないまでも、事実婚により一部受けられるようになっ

          同性カップルの住民票の表記について

          子どもに自由にすごしてほしい(「教育と人間」寄稿)

          「よ!」と少年が、やってきました。友達と一緒に、中山道に面した入口から、土間を通り抜け、靴をぬぎ、膝を床につけながら、部屋に入ってきます。額には、大粒の汗を光らせています。 ここは、滋賀県米原市。米原駅すぐ近くの築200年を超える古民家です。ここで、子どもたちが自由に集り過ごせるようにと、約9年間、ぼくたちが開けられるときに参加費無料・申し込み不要で、開けています。 使い込まれた床や天井の板は、飴色になり光沢もあります。大人たちは、ここに来ると「懐かしい」とか「落ち着く」

          子どもに自由にすごしてほしい(「教育と人間」寄稿)

          『意味』のないとも、される場所から

          そうだよね、わかる。とってもわかる。ただ、でも、でもって言っていいのか、でもではなく、そうだけれどもだな、(うん)そうだけれども、それを「わからなくもない」とはしたくないなあ、と、ずっと活動をしています。 評価をいれることで、予算を獲得できる可能性はあがるのかもしれません。でも、予算を獲得するのは誰のためでしょうか。活動者のためです。いや、もちろん反論もあるでしょう。そこに集っている子どもたちにとって、そこが予算をしっかり確保して続けることが、子どものためにもなる、と。

          『意味』のないとも、される場所から

          スクールソーシャルワーカーの配置について_3月定例議会で行った一般質問

          <視点>スクールソーシャルワーカーの配置時間・人数の増加を スクールソーシャルワーカーは、文部科学省が2008年から導入を開始した専門職で、子どもが生活をする場(地域や学校など)を拠点に、子どもの虐待やいじめを予防する地域での活動などを行います。資料をもとに事前調査した、虐待などの発見経路の状況を踏まえ、その配置時間・人数の増加を求める一般質問を行いました。 <質問>現状への市の認識について 虐待と認定されたケースの相談が、どこからきたのかのデータがあります。その中で

          スクールソーシャルワーカーの配置について_3月定例議会で行った一般質問

          支援が必要な親子を支える組織体制について_3月定例議会で行った一般質問

          米原市において、子育て支援課が扱う虐待対応件数が2019年から増加しつづけています。そういった状況で、いまの組織体制が十分なのか、現場の職員が疲弊し、十分な対応ができていないのではないか。米原市で支援が必要な親子が十分な支援を受けられていないのではないか。このような課題意識から質問を行いました。 <質問>現状への市の認識について 2017年度には186件の養護相談がありました。そこから毎年、養護相談は増加傾向にあります。 養護相談ケースは、2017年度が186件で

          支援が必要な親子を支える組織体制について_3月定例議会で行った一般質問