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社内報の作り方|創刊編

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社内報担当者の皆さんにお届けする作り方ガイドです。創刊するまでにやるべきこと、考えるべき道筋が示せるよう、出来るだけ丁寧にお伝えしていきます。
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2020年6月の記事一覧

【社内報の作り方】ページネーションを決めよう

【社内報の作り方】ページネーションを決めよう

 ページネーションを決める作業は、かなり悩ましいです。なぜなら正解がないから。但し構造的には、①構成要素、②順番、③分量の3つだけです。ここを理解すれば、ある程度自動的に決められます。

構成要素を考える まずは構成です。社内報の場合、記事の性質は、ニュース記事、インフォメーション、企画記事の3つに大別できます。ニュース記事は、会社の過去の出来事を伝える記事です。この抜け漏れは、場合によっては致命

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【社内報の作り方】経営計画盛り込めていますか?

【社内報の作り方】経営計画盛り込めていますか?

 社内報の構成は、ニュース記事、告知記事、そして企画記事です。この企画記事が厄介で躓きポイントですが、社内報制作の醍醐味でもあります。今回は、その大前提をお伝えします。

経営計画を理解する 企画記事とはテーマ性の強い記事のこと。例えばBRUTUSやananの特集のような記事をここではイメージしてください。表現の自由度が高いだけに、難しく迷宮入りしやすいものです。月刊誌の場合ならすぐアイデアが枯渇

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【社内報の作り方】デザインを決めよう

【社内報の作り方】デザインを決めよう

 社内報担当者が一番頭を悩ますのがデザインです。何が正解なのか、良し悪しとは何か。こだわっているのか、迷っているだけなのか…。ここでは紙媒体を前提にノンデザイナーが抑えるべき創刊時のポイントを紹介します。

読みやすくが大前提 社内報のデザインは、エディトリアルデザインという領域に分類されます。雑誌や新聞、書籍がこれです。文章の読みやすさを第一に考えており、パンフレットや広告のように、変化に富んだ

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【社内報の作り方】ルールを決める編集方針

【社内報の作り方】ルールを決める編集方針

 発行目的、コンセプトに続いて決めなくてはならないのが、編集方針です。社内報を複数スタッフ、またはアウトソーシングする場合は、絶対に外せませんので必読です。

コンセプトの実現が使命 編集方針は、社内報を作る際のルールブックにあたります。これを定めることで、今後作っていく社内報が一貫性を持ち、コンセプトを体現していくことができます。つまりコンセプトと切っても切り離せない関係なのです。概念的な話では

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