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日本の国家安全保障2000年代 48


#多様性を考える

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第1節  平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力




第2項  

平成17年度以降に係る防衛計画の大綱における防衛力 海上自衛隊 3



新しい概念の汎用護衛艦として、汎用護衛艦DD101「むらさめ」を1番艦とする

むらさめ級汎用護衛艦

の導入が1990年代からはじまっている。



むらさめ級汎用護衛艦



1番艦である

汎用護衛艦DD101「むらさめ」は、

1993年起工、

1994年進水、

1996年竣工

である。



基準排水量4550トン、

満載排水量6200トン、

ガス・タービン推進、


兵装は、



Mk41垂直発射システム16セル
(Mk46魚雷搭載RUM-139A垂直発射対潜ロケット16発)、


68式三連装短魚雷発射管2基
(Mk46魚雷、97式魚雷など6発)、


OTOメララ 76mmコンパクト砲1門、


90式艦対艦ミサイル6発/8発、


Mk48垂直発射システム16セル
(RIM-7シー・スパロー短距離艦対空ミサイル16発またはRIM-162発展型シー・スパロー短距離艦対空ミサイルESSM最大32発)、


Mk15ファランクス20mm機関砲近接防御システム2基、



である。


射撃統制装置はフェーズド・アレイ・レーダー型の射撃統制装置3型(FCS-3)は搭載されず、従来型の射撃統制装置2型31(FCS-2-31)という改良型にとどまった。


また、こんごう級護衛艦と同様にステルス性を意識した船型を採用しているが、傾斜角はそれほどではなくステルス性は限定的なものであると思われる。


搭載ヘリコプターは

ユナイテッド・テクノロジーズ・シコルスキー/三菱重工業 SH-60Jシー・ホーク哨戒ヘリコプター

である。


2002年までに9隻が導入され、1982年に導入の始まった汎用護衛艦はつゆき級護衛艦の多くを地方隊へ追いやった。








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