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グレイス・ジョーンズだけじゃない 〜 I've Seen That Face Before (Libertango) ♫

"I've Seen That Face Before (Libertango)" は元々、アルゼンチンの作曲家・バンドネオン奏者であるアストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921年3月11日 - 1992年7月4日)が作曲し 1974年にリリースした "Libertango" にジャマイカ系アメリカ人の歌手・モデル・女優のグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)が歌詞をつけ、タンゴにレゲエやシャンソンの趣を加えてリメイク、1981年にリリースしたもの(フランス語歌詞が添えられていて、とりわけフランスでヒットした)。

今日のこの note 投稿タイトル上に使った写真の彼女、この歌をカヴァーしたことがあるポーランド人歌手ブロトゥカ(Brodka, Monika Brodka)の顔は、4年前の来日公演、代官山でのライヴの際に実際にこの眼で見たので、本当に "I've Seen That Face Before" ♫ 

グレイス・ジョーンズ 〜 I've Seen That Face Before (Libertango) ♫

この曲を初めて聴いたのは、札幌にいた学生時代(*1)、「もうすぐ、時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会う時、クロスオーバーイレブン…」, そうですアレ、かつて NHK-FM で放送されていた『クロスオーバーイレブン』の中で流れた時だったと思う。たぶん、曲がリリースされた1981年か、あるいは翌1982年。1983年から1984年にかけて筆者はユーラシア大陸を「ほぼ」一周するようなルートでバックパッカー海外「放浪」もどきの旅をしたんだけど(*2)、その前の1年間ぐらい、どういうわけか、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)の "I've Seen That Face Before (Libertango)" と ホルガー・シューカイ(Holger Czukay)の "Persian Love" (1979年リリースのこの曲は 1981年のスネークマンショー2枚目のアルバムに収録されていたので知った)ばかり聴いていたような記憶がある。もちろん他にも聴いていたんだろうけど、時間が経つにしたがって、その 2曲以外は聴かなかったぐらいの誇大広告ならぬデフォルメ記憶みたいなものが出来上がってしまった。

グレイス・ジョーンズの "I've Seen That Face Before (Libertango)" を最近また思い出したのはちょっと理由があって、大した理由でもないけれど、ここのところの note への自分の投稿。

これとか、

これとかで、

ヴェネツィアのカーニヴァルの「マスク」つまり「仮面」の数々を眺めつつ、レオン・ラッセルのオリジナルの「マスカレード」 ♫

手で綺麗なお姉さんの両眼を「マスク」しつつ(このヴィデオでもちらほら「マスク」、ってか「仮面」が登場する)、カーペンターズのカヴァー・ヴァージョンの「マスカレード」 ♫

「仮面舞踏会」のシーンが妖しい、スタンリー・キューブリックの遺作 "Eyes Wide Shut" (目を大きく見開いて, いや違った閉じるんだ!みたいな奇妙なタイトル) .. でもこのトレイラーでは「仮面舞踏会」のシーンはチラッとだけ。

日本の「建国」?記念日じゃなかったイラン・イスラミスト神政国家のイスラーム革命記念日 211, じゃなかった、2:11 辺りに登場する Leelee Sobieski さん、ほんと、妖しい。

Leelee Sobieski, あ、右横は Tom くん。

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Tom くん呆然 .. 何度聴いても怪しい妖しい Jocelyn Pook の音楽 ♫

おまけ、写真。

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上の人とは別の人です、この人はアメリカ人モデル Teela LaRoux さん(元々「きちんと」「検閲」された写真だけど、万一の削除を回避すべく大幅カット!)。

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ではでは、

I've Seen That Face Before (Libertango) 〜 Grace Jones (1981), reworking of Astor Piazzolla's "Libertango" (1974)

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語およびフランス語による歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

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*ルーマニア人女性 Facebook friend からいただいた写真を眺めつつ、もう一度 ♫

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*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語およびフランス語による歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

コヴァチ(シャロン・コヴァチ)〜 I've Seen That Face Before (Libertango) ♫

オランダ人歌手 Sharon Kovacs, 普通は Kovacs だけで活動してる。彼女のカヴァーは 4年ほど前、2017年の9月に知った。単純かつ勝手にローマ字もしくは英語発音っぽく読んで 'コヴァックス' という名で覚えていたんだけど、どうやら コヴァチ が実際の発音に近いらしい。おそらく(というか当然ながら)オランダ語発音によるものと思われる。日本では「無名」の存在に近く、もしかしたら英米などでも有名ではないかもしれないが(以下のヴィデオ、最初の本人アカウントのものは 2.4M 以上再生されてるし実はけっこう知られた存在かもだけど)、この人、かなーり、歌が上手い。Raw, つまり「生」な感じの、ソウルフルな歌声を聞かせる。

2014年に YouTube 上にリリースされていて、2015年リリースのデビュー・アルバム "Shades of Black" に収録されている。以下、音源はどれも同じ。物語性が伝わる歌い方だからか、映像作品、ヴィジュアル系の色んなヴィデオが YouTube 上に上がっている(最初のは本人のアカウント)。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

ブロトゥカ(モニカ・ブロトゥカ)〜 I've Seen That Face Before (Libertango) ♫

今日のこの note 投稿タイトル上に使った写真の女性、ポーランド人歌手ブロトゥカ(Brodka, Monika Brodka)の顔は、3年半ほど前に実際にこの眼で見たので、本当に "I've Seen That Face Before" ♫ 

2017年10月14日、代官山「晴れたら空に豆まいて」でのブロトゥカのライヴを妻と一緒に観に行ったんだけど、彼女は非常に個性的な音楽をやる人で(本章で取り上げる Grace Jones "I've Seen That Face Before" のカヴァーを聴いただけでは想像つかないレベル)、聴いていて観ていて面白く、さらに当日の観客の半分ぐらいは在日・在京ポーランド人たちという印象で、ポーランドの料理やビール・ウォッカを味わいつつだったこともあり、賑やかで楽しい一夜となった。

コロナに負けず、元気にしてるかな、代官山!(写真は 2017年10月14日)。

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3年半ほど経ちました、あの日の「晴れたら空に豆まいて」(入口辺り!)

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当日のメニュー。

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ブロトゥカの歌もバンドの演奏も良かったし、食べ物もビール・ウォッカも美味かったね。一緒に撮ったチラシの通りで、この頃の彼女、なんと頭を丸めてた。

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今でもこういう超短髪、要するに坊主頭なんだろうか。

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上に書いた通りで、2017年の来日時のブロトゥカは頭を丸めてたんだけど、丸めてない時はこういう顔になる ... ただしけっこう「七変化」♫

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妖艶な時もあれば、茶目っ気を見せる時も。

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でも落ち着くとこんな感じ。

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ではでは、Brodka の "I've Seen That Face Before (Libertango)" ♫

*2021年9月19日編集・加筆:本 note 投稿時にリンクを貼っていたヴィデオ・クリップ(本 note タイトルにも使った上の Brodka の写真が使われていたもの)が YouTube からそれをアップしていた誰かのアカウントごと消えていたのに気づき, 代わりとして以下の 2つを(音源は同じはず, 上は Music Premium Member のみ閲覧・視聴可能で筆者はその Member ではない), もともと更にもう 1つのヴィデオ・クリップへのリンクを貼っていたので全部で 3つ ♫ ♫ ♫

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語およびフランス語による歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

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*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語およびフランス語による歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

ブニアティシヴィリ姉妹 〜 Libertango (ピアソラ)♫

ここから 4つは、Grace Joes の "I've Seen That Face Before (Libertango)" の原曲である Astor Piazzolla の "Libertango" ♫

まずは、ジョージア(グルジア, 生まれた1987年当時は「グルジア・ソビエト社会主義共和国」)出身で現在フランス・パリ在住のピアニスト Khatia Buniatishvili とそのお姉さん Gvantsa Buniatishvili によるピアノ・カヴァー ♫

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上の写真も下のヴィデオも、左が妹で 右がお姉さん ♫(ヴィデオ 3つのうち一番上の 1つは既に YouTube 上にない, 2021年9月19日確認)

もういっちょ, 演奏的には(他に何があるってか)こっちの方が上っぽい ♫

ええい、この際、これはどうだ ♫

ヨーヨー・マ 〜 Libertango (ピアソラ)♫

言わずと知れた、ヨーヨー・マ。筆者、これ入った CD, 買いました。素晴らしい。Yo-Yo Ma による Astor Piazzolla の Libertango ♫

*またまた, ルーマニア人女性 Facebook friend からいただいた写真を眺めつつ、アンコール ♫ .. Astor Piazzolla って銘打ってるけど、Yo-Yo Ma なのでは?

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アストル・ピアソラ 〜 Libertango ♫

いよいよ御大、アルゼンチンの作曲家・バンドネオン奏者, アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921年3月11日 - 1992年7月4日)が作曲し、1974年にリリースした "Libertango" ♫ 

Libertango という単語は合成語で、自由を意味する Libertad と tango, つまりタンゴとを組み合わせたもの。作曲した時期は、ピアソラが母国アルゼンチンにおいて軍人・独裁のフアン・ペロンが大統領に返り咲くことに嫌気が差し、イタリアで音楽家としての活動をしていた時期だったとか。

これ、本人だろうか。

以下はピアソラが演奏してるのではないけれど、ちょっと, 本章のボーナス・トラック的に。アルゼンチンではなくて ロシアから、Moscow City Symphony による演奏を伴奏にしてのタンゴ ♫

ゾエ 〜 Libertango (ピアソラ)♫

御大ピアソラを先にしてこちらを後に持って来る順番は大胆だったかもだけど(そんなこともないか, たかが順番, しかしされど順番なのかねぇ, まいっか)、ギリシャ、エーゲ海の島サモトラキ島出身の作曲家でアコーディオン奏者 Zoe Tiganouria による Libertango ♫

筆者、サモトラキ島は行ったことないけど、サモトラケのニケ(ヘレニズム期の大理石彫刻, 1863年にサモトラケ島 [つまり サモトラキ島] で発見されたもの)なら、フランス・パリのルーヴルで、バックパッカー海外「放浪」もどき旅(今日のこの note 投稿の下 〜 の方の脚注 *2)の途中の 1983年6月に 2回、それから 1988年3月の妻との(当たり前か)新婚旅行のときに 1回、つごう 3回「目撃」している。それがどうした?と言われるとナンだけど(ナンが美味しいインドは 1ヶ月半ほど旅した、それがどうした?と言われるとナンだけど)。

*サモトラケのニケの写真は載せてません。タイトル上の写真は、もっと美しい妻との記念写真(それがどうした?と言われるとナンだけど、ナンはインドのパンであってフランスのパンではありません)。

筆者、サモトラキ島は行ったことないけど、同じくエーゲ海のサントリーニ島には行った。写真は筆者と  Zoe Tiganouria ♫

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いや、実を言うと、この写真を撮ったのが筆者。それに Zoe Tiganouria さんはその頃はまだ赤ちゃんかせいぜい少女ぐらい ♫

サントリーニ島で泊まったホテルにて。ビッグ・ボーイの弟を抱っこする Zoe Tiganouria ♫

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🙇‍♂️ も、申し訳ない、またやってしまった、この写真は確かに筆者がサントリーニ島で泊まったホテルにて撮ったものだけど、彼女は Zoe Tiganouria さんではありません。このころ既に生を受けていたとしても彼女はサモトラキ島の生まれだし、たぶんもうちょっと若いと思う(多分だけど!)。

Zoe Tiganouria さん、ジョーク言ってごめんなさい、どうか堪忍 ♫

ではでは、

Zoe Tiganouria さんにご登場いただいて、

Libertango (Astor Piazzolla) 〜 Zoe Tiganouria ♫

Persian Love 〜 ホルガー・シューカイ ♫

今日のこの note 投稿、遥か上の方の冒頭の章で、こんなことを書いていた ... そういうわけで ♫

この曲を初めて聴いたのは、札幌にいた学生時代(*1)、「もうすぐ、時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会う時、クロスオーバーイレブン…」, そうですアレ、かつて NHK-FM で放送されていた『クロスオーバーイレブン』の中で流れた時だったと思う。たぶん、曲がリリースされた1981年か、あるいは翌1982年。1983年から1984年にかけて筆者はユーラシア大陸を「ほぼ」一周するようなルートでバックパッカー海外「放浪」もどきの旅をしたんだけど(*2)、その前の1年間ぐらい、どういうわけか、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)の "I've Seen That Face Before (Libertango)" と ホルガー・シューカイ(Holger Czukay)の "Persian Love" (1979年リリースのこの曲は 1981年のスネークマンショー2枚目のアルバムに収録されていたので知った)ばかり聴いていたような記憶がある。もちろん他にも聴いていたんだろうけど、時間が経つにしたがって、その 2曲以外は聴かなかったぐらいの誇大広告ならぬデフォルメ記憶みたいなものが出来上がってしまった。

今日の note 投稿自体はまだ「締め」ないけど ♫

音源は同じだけど ♫

Grace Jones & Hell 〜 I've Seen That Face Before (Libertango) (Berlin mix) ♫

なんかちょっとオドロオドロしいまでに妖しい雰囲気の DJ Hell による Berlin mix ヴァージョン ♫  .. あ、写真は曲と関係ない Stanley Kubrick's 1999 film "Eyes Wide Shut" から Leelee Sobieski (とたじろぐ Tom くん), しかも 4枚目は更に "Eyes Wide Shut" とも関係ない 1枚 I've seen that face before ♫

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ではでは、ようやくのこと、本日の note 最後の 1曲 ♫ ... かな?

I've Seen That Face Before (Libertango) (Berlin mix) 〜 Grace Jones & Hell ♫

♫ Bonus pix & posts .. なんだそりゃ .. まぁ一応は一番下の *2 の投稿タイトル上の写真は東西分断「ベルリンの壁」時代の 1983年の Berlin で撮った写真。Grace Jones が "I've Seen That Face Before (Libertango)" をリリースした1981年ももちろん「ベルリンの壁」時代の Berlin、ということで辛うじて Berlin mix の本章とも強引なる繋がりが(牽強付会「の・ようなもの」だけど)。

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なんだか Take Me to the Mardi Gras and Behind the Mask になってしまったようで(笑)。

気分転換 ♫ 

さて、今日のこの note 投稿の冒頭の章のテキストの中の注 *1, *2, ここまでスクロールしてきた人が仮にいたとしても、もはや思い出せないくらいに遥かジュラ紀の昔、というか遥か上の方の *1, *2 を今さら ♫

*1

*2


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