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1ヵ月ベトナムで働いて気づいた働き方の違い

僕は今わけがあってベトナムのダナンというリゾートの有名ホテルでインターンをしいてる。

(理由が気になる人はこの記事を読んでね。)
その中で気づいた日本とベトナムの働き方の違いを少し書こうと思う。

1.家族と仕事の関係

まずベトナムの人は家族との時間やつながりをすごく大事にする。
だから日本のような残業や休日出勤とかは考えられないらしい。
また家族同士でFBをフォローしあっていたり、毎日電話したりどこかに行くにも親の許可がいるなどと僕からしたら少し考えられないなこともある。
逆に毎朝家族でコーヒーを飲んだり、夫婦で公園を散歩したりとロマンティックな、多くの日本人が望む老後を現役で経験していたりもする。

2.公私混同

次に僕が感じたのは仕事とプライベートがごちゃごちゃ。
日本では上司の誘いは断りずらい、上司を立てなければならない。
同じ役職の先輩でも先に入社した人には敬語。
なれなれしくはできない。
みたいな感覚がある。
僕自身そのことに別に違和感も感じなかった。
だから”同期”や”第〇期”という言葉が使われる。
しかしベトナムではそれにあたる言葉がおそらくない。
あったとしても日本のように上下関係が伴うものではなくあくまで言葉として同じ時期に入ったものという意味合いでしかないだろう。
だから同じ役職だったら年齢関係なく意見を出したり言いあったりする。
そして職場の人は友達だ。
出勤前にコーヒーを飲んだり、仕事中もずっと喋っている。
誰かがFBにどこ行ったとupしたりすればその話題で盛り上がったりと、
日本では職場の人にプライベートを見せるのが嫌だからとアカウントを何個も作ったり、携帯を2台持つ人までいるのに違うなーって感じた。
仕事、プライベートと割り切るのと、公私混同的な働き方。
まあどっちがいいかは分からないし全ての職場がそうとは限らないだろうが日本よりも働いている人の表情が良い人が多いのはベトナムだ。

3.チップ制

そしてこれは日本のサービス業にもあったらいいのにと思ったもの。
それがチップ制。
ベトナムはアメリカほどチップ制の文化は根強くないし、あるところないところ様々だ。
しかし僕自身も働いていて時々チップをもらうし、スパなどにも、もしサービスに満足したらチップをあげて下さいと書いてあるところもある。
なぜ僕がチップ制があればいいと思ったかは**
主体的に動く力が付くと思うからだ**
額は僕からしたら日本円で50円から100円程と小さなものだけど貰った時は本当に嬉しいし、もっと喜んで貰うにはとアンテナを張るようになった。

日本はチップ制がないためいくら良い接客をしてもその逆でも時給や給料は変わらない。むしろマニュアルから外れたことをすると怒られる場合すらある。
これは僕が飲食店でアルバイトをしている時も感じた。
この常連のお客様はポテトのケチャップを多めに頼むから最初から多めに持ってたりすると多いよと言われたり。
6人前の薬味をいっぺんに持ってきてと言われているのにわざわざ一つずつ分けて持ってくのがルールだからとか。
ケチャップはロス計上などの問題なのかもしれないけど薬味に至っては何のメリットもない。
多分どんな職種もこんなことだらけだ。
良し悪しを判断する基準がお客様ではなく会社のルール。
それでお客様は神様だとか言っているのであれば大草原である。
そりゃ小言言われるくらいならマニュアル通りやろーって、なるわ。
ほんの些細なことでその場では気づかないかもしれないが後からハッと気づくくらいが本当に良いおもてなしだったりすると僕は思う。
AIやロボットには絶対真似できない人間の能力をわざわざロボットに近づける接客業のマニュアルに意味はあるのだろうか。
本来接客やサービスを評価するのはお客様のはずだ。
そんな問題を解決する糸口がチップ制だと思う。
チップを渡すかどうかを判断するのはお客様。
チップというインセンティブが上司の顔を伺うのではなく、お客様の顔を伺うようになって自分で考え自分で行動できるようになるのではないか。
ましてや日本人は人の顔色を伺うのが得意なのだからどの国よりもサービス業の資質は持っていると思う。
日本人の主体性が欠けていると問題になっているがこれは、
高校や大学時に経験するアルバイトの形態が変われば解決するのではないか。

外国人観光客が増えるに伴ってチップ制もつけばいいなあ思った。

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