生理周期をGoogleカレンダーで同僚から共有されて僕が考えたこと
生物としての人間の体調とか気持ちの浮き沈みは誰でもあると思っていて、それに寄りそった働き方の本を読みたいと思ったけど、よさそうな本が見つからない。
効率的な仕事術も大事だけどそっちばっかりで、有機的な働き方の本が簡単に見つからないっていうのは、バランスが良くない社会を反映しているような気がする…。
女性の場合は生理で強制的に毎月のリズムがあることなんて大昔からわかりきっているのに、それを前提として受け入れる働き方、チーム・組織運営がぜんぜん確立していないような…。
beとdoのひずみを本人が耐えることでなんとか解消するっていうのはぜんぜん望ましい状態じゃない。
男性は生理はないけど気持ちの浮き沈みは誰でも多少なりともあるし、気温とか気圧の影響とか自分ではどうにもできない外部要因もあるし。
体調と仕事の話は女性だけのものじゃないと思うんだよなー。
俺は生理がないのに仕事に余裕がないのにw、生理があるのに仕事をやれている女性はホントすごい。尊敬します。
仕事は人間が勝手に作り出したものなんだから、仕事に人間が合わせるんじゃなくて、人間に合わせた仕事の設計にできるはず。これまで人間の有機性を加味してなかっただけのはず。
その上で、締め切りとか収益性とかちゃんと担保するのは楽勝ではなないだろうけどw、加味しないと良い方向に進みすらしないから、プロセスも結果も幸せでいられるように仕事を設計したい。
あるメンバーがイライラPMSスケジュールをGoogleカレンダーで共有してくれていて、その人に寄り添う意味でも、チームで円滑に業務を行う上でもありがたい。わかっていれば、仕事はサポートできるし。
信頼関係があっても「そろそろ生理?」とは、さすがに聞きにくいw
※「カレンダーに書き込んで共有した方がいい!」ってみんなに強要したいわけではないです。その人にあったやり方で。
あと、僕が働いているグリーンズでは毎回ミーティング(オンライン・オフライン問わず)のはじめに気分・体調とか近況報告とかを話す「チェックイン」っていうのをしていて、ミーティングに参加するにあたってのその人の前提を共有できるから、みんなにおすすめしたいです。
おすすめの本、ティップスとかあったら教えてもらえると嬉しいです!
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10/19追記 こんなコメントをもらいました!
ヴァルネラビリティが参考になるかも。
男性は特に、職場で弱さを見せることを嫌がって、我慢比べのチキンレースになったり、無茶できる人が偉い!みたいになりがちだけど、弱さを見せる=人間的であることを素直に認められることなんだと思います。
最近のアメリカのCOのパブリックナラティブでは、「ヴァルネラビリティ」が重要なキーワードになっていて、一見ネガティヴに見える弱さを自己開示したり(もちろん強制をしているわけではない)、弱さも大事な自分の一部であることを認められることで、弱さが持つしなやかな強さを引き出すイメージが強くなっている印象です。
参考記事: ヴァルネラビリティ(弱さ)の持つ素晴らしい力
(この記事が載ってるサイトはちょっと怪しいけど、記事自体の内容はとても良いです!)
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