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【インターンシップ活動記】

ここでは大学2年の9月から始めたインターンシップとどのように出会ったか、その中で自分がどんな活動をしてきたのか、つらつら書き留めようと思う。

大学2年の夏休み。いつも通り自分は部屋でゴロゴロしていた。なぜなら、コロナの影響で何もやることがなかったからである。

大学のカリキュラムに組み込まれていた留学機会が中止になり、もうやりたいこともやるべきことも完全に見失っていたのが、ちょうどこの時期。バイトに行くか、家で猫のようにゆっくり過ごすか。そんな中でも頭の片隅には「何か楽しいことないかなぁ…」が常にうろうろ暇をもて余していた。

そんなとき「スポーツのインターンがしていみたい」という、唐突な思考が横入り。グーグル先生の力を借りて、あてもなく検索した。
そして見つけたのが、スポーツ業界におけるスポーツチームでの現場インターン。ただのスポーツ好きな何一つ知識のない大学2年生の男の子にとっては、ちょっと刺激の強めな興味深い内容だった。

自分は後先あまり考えず思考より行動が先行するタイプのため、気づいたら申し込みフォームを書き終えて右手の親指が送信ボタンを「ポチッ」としていた。

正直よく覚えていないけれど、そのあと選考のような説明会に参加し、よく分からないがそのコミュニティに参加することができた。

1番の驚きだったのは、入ってみると上級生しかいないということ。同い年を見つけるのには3ヶ月以上かかったし、そもそも片手で数える程度しか出会えなかった。

その代わり、上級生の方々と縦の繋がりができたことで、自分自身の将来について真剣に考える機会は自然と増えた。当時のゴロゴロ大学生にとっては最高の転機であると同時に、最高の環境だった。

インターン自体の内容としては、簡潔に書くと、プロのスポーツチームでホームゲームの運営に携わり、そこでスポーツ業界の興行/運営を実務レベルで学ぶといったものである。

自分はこれまで、サッカー、バスケ、野球の現場でそれぞれ上記の活動を経験した。スポーツ業界はキラキラしたイメージがあるが、支える側のお仕事はそんなに甘くない。もっと地道で、でもそれ以上のやりがいや達成感を自分は感じた。

他にも、四国にある野球の独立リーグに所属するチームで約半年間、広報業務を経験させていただいた。遠方のためオンラインだが、TikTokやInstagramでどうやってチームをPRしていくか、毎週考えながら動画編集をしていた期間は自分の中では楽しい時間だった。

サッカー、バスケ、野球。どれも球技で、どれもスポーツ。しかし、それぞれビジネスの観点から捉えると全く異なる舞台であった。こういった気づきができたのも、このインターンシップのおかげ。大学2年の夏休み、この活動を見つけた頃の自分のイメージと実際の現実は全く違った。

自分は生粋のサッカー小僧で、こういった経験を通して「サッカー業界」をビジネスの視点からもっと深く学びたいと思った。そして、大学3年からはプロサッカークラブでのインターンに焦点を絞って取り組んだ。

【サッカークラブでの活動】

ここでは、ファンクラブやサポーターといった、クラブが在り続けるために非常に大切な存在について学ばせていただいた。

それと同時に、学生インターンのリーダーの1人としても様々な学びを得た。運営面でのマネジメント能力や多角的に物事を捉える視点、様々な人々と接するという「対人コミュニケーション」での課題など、スポーツだけに関わらず、社会人となった際に必要なスキルやマインドを学ぶ貴重な機会でもあった。

こういった経験を通して、自分は大学の講義では学べないことを沢山学ぶことができた。

確かに、目標にしていた留学がなくなり、かなり悔しい経験はした。しかし、それ以上に大切な何かを得たと個人的には感じている。また、このアクシデント→アクションがなければ、ここまで自分自身と向き合う大学生活は過ごせなかったとも思う。

このように、このインターンシップは確実に自分の人生の分岐点であった。そして、この先どこかで人生を振り返った際に、必ず良い経験だったと心から言えると信じている。

今年大学4回生となった自分には、ココで成し遂げたい目標が2つある。1つは、今のコミュニティに関わる仲間と共に最高の舞台を創りあげ、クラブに最大限の貢献をすること。そしてもう1つは、自分の経験が仲間たちの支えに役立てるよう全力を注ぎ、彼/彼女たちにとっても「最高のシーズンだった」と思えるような学生の居場所を提供すること。

なぜこれらを成し遂げたいのか。それは、このクラブが好きだから。この仲間が大好きだから。そこには全てを注ぎたいし、そこに悔いだけは残したくない。

そして、1年後に学生生活が終わり社会人となった後でも一生ずっと繋がっていたいと思える人たちを、このコミュニティの中で1人でも多く持ちたい。いや、お互いの学生同士で持たせ合いたい、合わせたい。

そういった居場所を創りあげながら、チームにも最大限に貢献していく。この目標を今シーズン成し遂げた先に、また新たな世界が見える気がしている。正直に言って楽しみで仕方がない。

このワクワクを未来へ生きる活力にして今後も精進していく。

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