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蓮沼明「長歌」歌人
2021年5月31日 20:06
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。第四章 おい鐘が鳴っているぞ 「ペンテコステ」青天の下に芽吹いた夏の葉を抱えてペンテコステの日本
2021年5月30日 20:38
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。鼓動 許されない過去があるから許したいこころの鎖我が身を縛る 震えれば記憶にすめる幾とせの寒さに耐えて咲く花のある
2021年5月29日 18:51
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。第四章 おい鐘が鳴ってるぞ 暁鐘陽に染まり寄せくる波は弱々と岩に砕かれ白波となる
2021年5月28日 22:32
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。第三章 水死 神の紐帯 「女として股を開いて死ぬなんてできませんわ」帯紐を固く結んで我々は船から落ちた ・・・・・・ 反歌 ・・・・・・ 反詩 ・・・・・・ 反歌 解けえぬ神の紐帯我々の秘した接吻の生死の彼岸
2021年5月27日 19:49
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。花と魚(花) 「かたち(創世記一章二十七節)」 ひととせは死者の上にて実りゆく行きつつかむろは火を灯す ・・・・・・ ひねもすは生者の内で満たされず空きつつかむろは水を汲む ・・・・・・ 反歌 ほととぎす鳴きつる方の月影の濁りも酔い明けたちゆく紫煙
2021年5月26日 18:43
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。花と魚(花) 「天晴れ」 御世新たに高御座よりお言葉を賜いたりし 万歳の三唱は晴れ諸国の前我ら 天皇陛下は日本国象徴にして御立ち遊ばす ・・・・・・ 反歌 ・・・・・・
2021年5月25日 21:33
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。花と魚(花) 「立ち経て生き在る」 雨後の道紅立葵が露を今一つ二つと落としゆく 「神とは何かを考えた事はあるかい?」 ・・・・・・ 反歌 全くに分からんと我が脳髄に「YHWH(聖四文字)」が爪先より立つ
2021年5月24日 17:30
【続報】『日輪の沈黙』上梓致しました。花と魚(花) 「二〇一八年十二月二十三日」 頭にしたたる水の感触を確かめる 然り然りと胸の内神は赦された我が罪は ・・・・・・ 反歌 ひとときに命の全てを神により祝福さるる嗚呼我はクリスチャン
2021年5月23日 20:22
【続報】 『日輪の沈黙』上梓致しました。花と魚(花) 「荒魂」 ・・・・・・ 森が揺れ伊勢の百舌鳥の森が揺れ揺れる揺れる すめらぎの御魂輝いて我独り涙とむすびを食んで佇む 反歌 喫んだ焔は身を滅ぼした嗚呼けぶり血のなき肉から幕屋より立つ
2021年5月22日 20:46
【続報】『日輪の沈黙』上梓しました。花と魚(花) 「あめつち」影法師闇夜の中で曼珠沙華を刈り入れ地には幾本かの花弁が落ちる・・・・・・ 反歌皇紀ニ六七九年の春御世の残りも朝の御光
2021年5月21日 17:09
【目次】 第一章 死者の埋葬 第二章 花と魚(花) 第三章 水死 第四章 おい鐘が鳴ってるぞ 第五章 火の説教 第六章 花と魚(魚) 第七章 日輪の沈黙【現代長歌】 「こんな時にあなたは煙草を吸うのね」と 火葬場の雪、火種の赤、白いけむりに横顔の 「煙草ぐらいは好きに、いや」 灰皿に押し付けて消しーーシュポッと時が訪れて 「気を落とすなよ。君
2021年5月14日 19:39
「ねぇ肺が・良ければ走ると・いうことを・してみたいわ・」物語を・取り込んでいく・「俺はさぁ、・煙草をやめたのは・二十歳なんだ」と・痕(やけど)を見せて・君は誇る・文庫本を・ポケットに入れ・「100万だと?・悪友にしては・安いじゃないか(笑)」・肺胞は・怠惰の記憶を・残していて・「今じゃ息子が・隠れながら・吸っているよ」と・冗談と・受け取って「じゃあ・これを息子さんに」と・ーー漱石の・「こ
2021年5月10日 20:04
「ねぇ肺が良ければ走るということをしてみたいわ」物語を取り込んでいく「俺はさぁ、煙草をやめたのは二十歳なんだ」と痕(やけど)を見せて君は誇る文庫本をポケットに入れ「100万だと?悪友にしては安いじゃないか(笑)」肺胞は怠惰の記憶を残していて「今じゃ息子が隠れながら吸っているよ」と冗談と受け取って「じゃあこれを息子さんに」とーー漱石の「こころ」を渡す「先生」のように人は罪人なのだ 反歌