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熱海温泉街の光と影...❝冬❞の時代を迎えた熱海のV字回復への軌跡(平成編)

どうもみなさまこんばんは(^^♪
旅ライターのてっぴいです!

なんやかんやと今回で3回目となりました熱海の歴史紹介編😳
江戸時代からずーっと遡ってきて、今回がいよいよラストの平成編です。

平成生まれの自分としては、平成という元号が、とうとう1つの時代として区切られるような時が来てしまったか...

と若干ショックを受けながらもこの記事を書いている今日この頃(笑)ですが、熱海にとっても平成は大きな“変化”の時代でもありましたので、その辺りについて、また皆さんと詳しく見ていけたらと思っています!

それでは、ラストの平成編、バシッといってみましょう~✨✨✨

【熱海平成史①】バブル崩壊後の熱海の衰退...

熱海銀座(ロゴ入り)

えー...大変申し訳ありません💦
先程のリードの勢いとは裏腹に、まずは熱海がドン底の時代を迎える1990年代から2000年代にかけての話になります。

日本を代表する温泉地として華やかな昭和の時代を謳歌した熱海の温泉街。

そこから急転直下、一気に“冬”の時代を迎えたキッカケとなったのが、言わずもがなあの時代に日本経済を丸ごと不景気の彼方に葬り去ったバブル崩壊でした。

特に、それまでの団体旅行や新婚旅行をターゲットにしていた熱海の街への影響は計り知れなく、前回紹介した年間宿泊客数のピークの人数と比べると平成23年(2011年)には約247万人までに落ち込み、なんと半減以下。
温泉街には廃墟の旅館が続出するなど、まさに“ドン底”の時代を迎えることとなります。

上の写真は熱海銀座を平成22年(2010年)当時撮影したものになりますが、往時は温泉街一華やかだった場所が皮肉なことにシャッター街が下りる熱海衰退の象徴として扱われるようになり…
いつの間にやら熱海温泉の名は閑古鳥鳴く「衰退した温泉街」の代名詞になってしまったのです😔💧

【熱海平成史②】官民一体の再生プロジェクト!

P1060772(ロゴ入り)

先程も触れましたが、リーマンショックの余波を受け、さらに東日本大震災の影響をもろに被った平成23年(2011年)には、平成最低の年間宿泊客数を記録し、熱海の温泉街にとっては本当に苦しかった時期でした。

しかしその4年後にあたる平成27年(2015年)には、年間宿泊客数300万人台の大台に再び乗せ返し、見事な”V字回復”を果たしています!
(※なおかつ、これ以降の年に熱海の年間宿泊客数は300万人台を割り込んでおりません!!💪💪💪)

熱海の街に一体どんな“変化”があったのでしょうか??😳✨

その答えは官民一体となって街の再生に取り組んだこと!
最近は、地域の街起こしのモデルケースとしても広く取り沙汰されるようになったこうした官民一体の取り組みですが、行政である熱海市と地元のNPO法人らが手を組んで、熱海の観光の“復活”に全力を注ぎました。

市は、平成21年(2009年)に熱海梅園をなんと120年ぶりにリニューアル。
その他にも旅行会社最大手であるJTBと手を組んで街のブランド・プロモーションを組んだり、ロケ地として熱海を推す営業活動にも取り組みました。

一方で民間では地元にUターンで戻られた方が中心となりNPO法人を設立。
後ろ向きだった地元住民の意識改革や熱海銀座の再興に地道に取り組み、今ではシャッター街だった熱海銀座に空き店舗はほとんどないそうです😳

上の写真で紹介している熱海駅の駅ビル「ラスカ熱海」も、平成28年(2016年)にオープンとなった新しい施設✨

P1300185(ロゴ入り)

このほか、平成23年(2011年)には、市中心部を流れる糸川の遊歩道沿いで”日本で一番早く咲く桜”と銘打って、「あたみ糸川さくらまつり」も開催されています😊🌸

実際に筆者も、平成22年(2010年)、平成26年(2014年)、平成27年(2015年)、そして平成29年(2017年)と、幾度となく熱海の街にはお世話になっている方ですが(笑)、確かに新しい駅ビルがオープンした後の直近の時には、駅前の平和通り商店街が大変賑わっていて、おっ、となった印象がありました。

今年はコロナの影響でちょっとどうなるかは分かりませんが、大型ホテルの建設に関しても、近年続々とプロジェクトが動き始めていましたので、今後のさらなる熱海の”進化”に期待していきたいですね!!!


………

というワケで、ここまでが熱海に関する歴史の紹介でした~🎉✨✨✨

次回はちょっとコラムをはさみまして、いよいよ本題の熱海の魅力についてたっぷりとご紹介していきたいなと思っておりますので、また今後の更新に是非ご期待ください!

ではでは、またお会いしましょう~😊🏖

★熱海への行き方★
 電車:JR東京駅より東海道新幹線「ひかり号」乗車約35分
    JR東京駅より東海道新幹線「こだま号」乗車約45分
    JR東京駅より特急「踊り子号」乗車約1時間20分
    JR東京駅より東海道本線「快速アクティー号」乗車約1時間30分
 車:東名東京ICより小田原厚木道路/国道135号線経由約1時間30分

(※今回の記事が参考になりましたら、ぜひぜひみなさまの温かいサポートなどをお待ちしております(^^♪)

日本各地の美しい風景や素晴らしい観光スポットの数々を、まだまだたくさん紹介するつもりで頑張って書いていこうと思ってます(`・ω・´)その為に、みなさまの温かいご支援をいただけると幸いです!どうぞ、よろしくお願いいたします(*・ω・)*_ _)ペコリ