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2023年3月の記事一覧

【読書3】カカシの夏休み

【読書3】カカシの夏休み

重松清の大ファンである僕は教本や雑誌を買うついでに新潮社の本棚から重松清の本をかごに入れる。たまたま見つけたこの本、「カカシの夏休み」(2003)は文藝春秋出版だからふと見つけて買っていたのか家の本棚を整理していたら出てきた。いつ買ったのか分からないが、いま僕は教職養成課程の真っ只中であるため学校・先生を主題にした本書に惹かれた。

重松清の本は主に学校が舞台である。子ども、親、先生と複数の視点で

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【読書4】手仕事を学校へ

【読書4】手仕事を学校へ

新装版「手仕事を学校へ」フレネ・宮ヶ谷徳三訳 
黎明書房(2010)

この本から教育のすすめを得ようとも、すべてまたは一部においても日本の教育に適応させることは難しい。しかし考え方はあらゆるものに適応可能である。フレネもきっとそれを望んでいる。

一方で、フレネが反対する伝統的・官僚的または、スコラ的な学校を読みとることができ、そこから日本教育の姿の客観的な分析のための材料をもたらすに違いない。

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【読書5】ナイフ

【読書5】ナイフ

読んでも読んでも出てくる重松清。難しめの新書のあとに読むといい感じに休憩が取れる。コーヒーブレイクをともにするには少し重めな話ばかりだけど。

今回読んだ本は「ナイフ」。名作らしいと知ってはいたが「エイジ」に圧巻されてこれを超えるものがあるのかと敬遠した。今は両者はまた違う良さがあるとおもう。

教師を目指す身として常に完璧を求める自分を省みる良いきっかけとなった。重松清の学校のリアルを読むたび、

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【読書6】死ぬ瞬間の5つの後悔

【読書6】死ぬ瞬間の5つの後悔

メンタリストDaiGoのおすすめの本から選んだ。買ったきっかけやどんな内容の本か忘れるほど買ってから時間がたった。

難しい本ではないが翻訳されているので違和感がある。僕だけかもしれないが、原本のニュアンスをそのまま日本語にすると言葉と文化の相違が歯ぎしりしているみたいで気持ち悪い。海外の本だなぁなんて思いながら読むのだから、早く英語で読めるようにならないとと考えるが、一向に勉強しない。

それは

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