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探究学習プログラム #07 -探究ラボ 学校内における困りごと解決デザインプロジェクト -

「探究ラボ」授業延長線パターン

田園調布学園中等部2・3年生では、4月に探究学習「学校内における困りごと解決デザインプロジェクト」を行いました。そして「授業内だけでは探究学習を終わらせたくない!」「引き続きプロジェクトを進めたい!」「自身のテーマをもっと探究したい!」という生徒に対して、任意参加で授業延長戦パターン「探究ラボ」を開催しました。

実施期間は2ヵ月間で、最終的なゴールとして7月22日(金)の運営委員会(校長先生や校内主要ポストの先生方が集まる会議)で「学校内における困りごとに対する自分たちのプロジェクト成果」を発表しました。

探究ラボには、最終的にA・B・Cの3グループ7名が参加し、各チームが設定した課題に対する解決策をデザインしていきました。

各チームのプロジェクト

各チームごとに自分たちで「学校内の困りごと」を設定し、デザイン思考プロセスを活用しながらその解決を目指しました。

Aチーム:授業で配布される資料が多い
Bチーム:先生がどこにいるのかわからない・先生に学年を間違われる
Cチーム:いつもトイレが混雑する

デザイン思考の流れ

ほぼ毎週1回、CURIOスタッフとの進捗相談MTG以外はプロジェクトにかける時間は決まっておらず、基本的に各チームが裁量をもってプロジェクトを進めていきました。

7月22日(金)運営委員会議でプロジェクト成果を最終発表する、ことを目標にしある程度計画的にプロジェクトを組み立てつつも、途中で想定していたアイデアが行き詰まったり、そもそものインサイト(=ユーザーが抱えている本当の願い)がずれていたり、うまくフィードバックがもらえなかったり…と、各チームとも紆余曲折、試行錯誤を繰り返しながらゴールまで進んでいきました。

MTGを進めるCチーム

最終プレゼンテーション

そして、7月22日(金)に学校運営委員の先生方の前で、探究ラボに参加した3チームが最終プレゼンテーションを行いました。

持ち時間は、各チーム20分前後。5分ほどでプロジェクト概要(着目した困りごと、定義したユーザー・シーン・インサイト、解決のために考えたアイデアとプロトタイプ、テスト結果と今後の方針)を話、その後先生方からフィードバックを受けました。

フィードバックには、なかなか厳しいものものありましたが、3チームともこれまでのプロジェクトを通して考えたこと、気づいたことから、率直に返答していました。

最終プレゼンテーションをするAチーム
最終プレゼンテーションをするBチーム
最終プレゼンテーションをするCチーム

以下、プレゼンテーションを終えた3チームの感想抜粋です。

・自分たちであらかじめ質問を想定していたが、全然考えていなかったことが先生方からの質問にあがっていたため、目の付けどころの違いを感じた。
・普段の授業で行っているディベートの経験が役立った。
・生徒、先生、企業、の3者が満足できるアイデアを考えたい。
・今のアイデアを進める過程で別のアイデアが出てきたらそちらにチャレンジするのもいい。
・「学年を間違えられる」問題について先生に伝えられてよかった。なかなか普段だと理解されないので。
・2ヶ月は大変だったけどやってよかった。学校生活の不満があった時に先生に伝えてはいたが、すぐに却下されることが多くて最近は正直諦めていた。けど今回提案することが出来てよかった。
・学校やクラス全体を巻き込んでテストできたのがよかった。探究授業でやったように、単につくって終わりでないのがよかった。
・学校のルールにぐちぐち言うことがあったが、文句を言って終わるだけでなく、行動を起こすことができた。

Aチームインタビュー

左から阿部さん・小舟さん・牧さん(全員仮名)
写真は前回インタビュー時

最終的にたどりついたアイデア

Q.Aチームが最終プレゼンテーションで発表したアイデアについて教えてください。

小舟さん:授業で配布されるプリントがノートサイズよりひと回り小さくなることで、より手間なく貼れるものになる、というアイデアを考えました。B5ノートに対してB5サイズのプリントだと微妙にノートからはみ出てしまうので、そのまま貼ると汚いし、いちいち端を切るのは面倒なので。また、プリントB5サイズより大きなA4ノートを使えば貼れるは貼れるけど、B5サイズ用の教室机からノートがはみ出てしまうので、そもそも授業が受けにくい…。それら困りごとを解決するために、プリント自体を小さくするという解決策を考えました。生徒側はプリントの端を切らなくていいので楽だし、よく切り端のゴミが教室に落ちてるんですけどそれもなくなるメリットもあります。

阿部さん:自分たちだけの困りごとではなく、周囲のみんなも同じよう困っている問題だと思います。このみんながなんとなく困っているけど、うまく言葉にできなかったことを発見できて、解決策の一つを発表できたのは、いいことなんじゃないかなって思いました。 

最終プレゼンテーション資料 01

Q.このアイデアにネガティブな面はありますか?

牧さん:最終プレゼンテーションである先生から「何でB4サイズにしなかったの?」って言われたことです。よくよく考えてみると、学校で配布されるプリントはB5サイズよりB4サイズの方が多いことに気づきました。B4サイズについても一瞬検討していたんですけど、よくよくは考えなかったので。フィードバックを受けて、やっぱりB5サイズを小さくするより、B4サイズを小さくする方が需要があるのかなと。

小舟さん:ただ、今はまだプロトタイプをつくっていく段階で、このアイデアに興味をもってくれそうな企業さんとも全然話せていない状況なので、今後の話し合いを進めていく中で、どのようなサイズが良いのか検討していけばいいかなと思っています。

最終プレゼンテーション資料 02

Q.あえて「B5サイズ」に注目した理由はありますか?

阿部さん:ノートに貼ることが多いサイズは片面B5サイズなので、そちらにフォーカスして考えました。

小舟さん:B4サイズが配られる時って、ほとんどテストか社会科のどちらかなんです。テストはノートに貼ることになっているけど、貼ったテスト直しノートを開く機会ってあまりないんですね。あと社会科は配られるプリントの量が膨大すぎて、毎回何十枚と配られるプリントはノートに貼らずに、穴開けてとめてます。だから、私たちのプロジェクトでは、それ以外のB5サイズで配布される授業プリントを想定していました。

牧さん:私ははさみ使うのが苦手なので、B4サイズを切って貼るのが嫌なんです。だから、B4サイズのプリントも、切らずに貼りやすいB5サイズ2枚になればいいなと思っていました。

最終プレゼンテーション資料 03

最終プレゼンテーションでのフィードバック

Q.最終プレゼンテーションでの先生方からのフィードバックから、どのようなことを考えましたか?

阿部さん
:先生から「B5小サイズのそもそもの規格が無いが、どのように考えているのか?」と問われたことに対しては「確かに」と思ってしまいました。実際は協力企業さんとの話でどうにかなっていくのかと思いますが、現時点では自分たちでは進められない部分だったので、その点をきちんと伝えればよかったと思います。先生方が「どうなってるのかな?大丈夫かな?」と思うのは当然だし、そこが解消できなかったことは準備不足だったと思います。

小舟さん:英語科の先生から「英語科は文法テキストを冊子にして配布しているので、それを全ての教科で行ったら、そもそもノートいらなくなるよね」の指摘に対しては「その考えなかったな」って思いました。それと同時に、もしもその考えがあったら、多くの教科の先生に冊子化を提案できたのではないかと思いました。

牧さん:印刷機に対するフィードバックもありました。私たち生徒は、学校の印刷機で大量印刷した経験がないので、単にサイズ設定を変えるだけですぐにできるものだと思っていました。でも普段から印刷機を使う先生方にとっては全然楽なことではないというか、そもそも設定サイズが無いものをすぐに実行するのが難しいことがわかりました。経験の差と言うか、そういった基本的な部分の調査不足はあったと思います。

最終プレゼンテーション

最初にやろうとしていたこと

Q.そもそもこの探究ラボでは、どのようなプロジェクトを進めようとしていましたか?

小舟さん:最終プレゼンしたテーマについては、そもそも「授業ごとに無秩序に配布されるプリントが膨大すぎて、管理しきれない」っていう問題から始まりました。問題に対する解決方法として、当初はプリントを印刷するのではなくてデータを格納できる管理サイトをつくろうとしていました。紙としてのプリントは減らして欲しいけど、自分たちがプリントデータをいつでも見ることができて、プリントが欲しい人だけもらえるようにする仕組みを考えていました。

Q.その管理サイトアイデアは、なぜ途中で無しになったのですか?

小舟さん:先生の負担が大きすぎたこと、です。プリント管理サイトにある希望者アンケートに生徒が答えた数だけ刷る、という仕組みを先生たちに提案したとき「アンケートに答えてない人が絶対いるよね」「一回一回確認するのが大変すぎる」みたいな話をもらったので、現実的じゃないと考えてボツにしました。

Q.管理サイトがボツになったあと、どうしましたか?

小舟さん:インサイトを考え直したっていうか、自分たちが根本的に抱えている困りごと考え直しました。そもそも何に困っているのだろうって考え、プリントを管理しやすくすればいいとなり、そのプリントを管理しやすくするためにはどうしたらいいんだろうってまた考え…そこから「そもそもプリントが大きするから管理が大変なのでは?」との問題に気づきました。そこで「大きいんだったら小さくしよう」という流れになって…最終プレゼンテーションの話に進みました。

Q.プリント以外にも複数の問題に取り組んでいたと思いますが、他はどのようなテーマでしたか?

牧さん:私は「テスト期間中、生徒は特定の係以外職員室に入室できないルールなのに、その特定の係であっても入室したら理不尽に怒られる」問題に取り組みました。解決方法として「〇〇係ネームプレート」を作ろうとしたのですが、ネームプレートがあっても身につけるのが面倒になりそうということと、そもそもこの問題にあまりユーザーが困っていないことがヒアリングでわかったので、テーマを取り下げました。

阿部さん:もう一つ当初取り組んだのは「先生に用事があって職員室に行くけれども、職員室に先生がいないことが多い」という問題です。私自身が先生を探す機会が多く、その度に職員室にいないことに結構困っていたことがありました。友達にも先生を探しまわる人が多い印象だったので、それを解消できるシステムがあればと思って進めたのですが、想像よりも解決させることが難しかったのと、今のままでも「まぁ、どうにかなるかな」と思ってやめました。

Q.「まぁ、どうにかなるかな?」と思った部分は、どういうところですか?

阿部さん:ある先生がヒアリングで「生徒に探されている時に、見つかりたくないって思ったことがある」ってぽろっと話したんです。自分たちは先生たちのそんな思いを考えたことがなく、確かによくよく考えてみれば「常に場所が把握されてどこでも捕まえられる状態」って嫌じゃないですか。先生の居場所を生徒が常に把握して探しやすくすることは、一方に大きなデメリットがあるのだなと感じました。現状には少し不満はあるけど、お互いによい感じのバランスというか、今のこのシステムで双方のバランスが保たれているから、より使いやすくしても使いにくくしてもバランスが崩れてしまうと思い、プロジェクトを中止しました。(大門:先生側の立場も理解できたので、一旦、止めたということでしょうか?)そういうことです。

毎週1回の探究ラボ

探究する中での困難

Q.プロジェクトを進めていくにあたって、どのような困難さを感じましたか?

小舟さん:私たちのプロジェクトには、どこかしらに先生が関わってきて、先生自身に何かアクションを起こしてもらわないといけないことが多く、生徒側のメリットや行動だけではなく、先生側の立場になってメリットや行動を考えないことが多かったです。その配慮がすごい難しかったなって感じました。「プリントスモーラープロジェクト」だと、本当はプリントを電子化した管理サイトに集約したかったけど、それでは先生の負担がすごい大きいことがヒアリングから見えてきて、そのアイデアは無しになりました。アイデアを出す段階では、私たちはわからなかったけど。

牧さん:私が主に進めていた「ネームプレートプロジェクト」から感じたことなのですが、自分たち生徒側や先生側のメリットのみ考えたり伝えたりするのではなく、双方のデメリットも考えて伝えないとその先には進めないと思いました。プレゼンする時もメリットを話すだけだと、相手からデメリットを指摘された時に何も言えなくなっちゃうので。ただ、メリットもデメリットも一緒に考えながら進めるのは、ちょっと大変だったかなと思います。人間って、やっぱりメリットだけを考えいたいじゃないですか。とはいいつつも、自分でもデメリットには気づいてたんですよ。ただ、伝えなくてもメリットだけ伝えればどうにかなると思い込んでいたのかもしれないです。やっぱり「メリットしかない」って怪しいじゃないですか。詐欺もそうだと思いますが、そのように私が聞いたとしても「本当に?」と思っちゃう。だからきちんとデメリットも伝えつつ、それをカバーできる良い点をきちんとつたえることが必要だと学びました。

阿部さん:探究ラボの開始から、ほぼ毎週、進捗確認のミーティングを開きましたが、その都度その都度、困りごとを解決するアイデアを考えるのが、本当に大変でした。時間が足りなくて間に合わなかったり、期限までに考えなきゃと焦ったり、途中でプロジェクトがボツになった時に落ち込んだり、と。プロジェクトも真っ直ぐ進むわけではないので、アイデアまで進んだけど一旦ユーザーのインサイトを考え直したり、改めて解決につながりそうなアイデアを考えたりと、そういう一連の作業を期限内に進めるのが大変でした。
 
大門:プロジェクトに追われてしまったということですか?

阿部さん:そんなときもありました。内心、途中で辞めたいなと思ってました。けどまぁ、3人で続けたいし、最終的にいい結果につなげたいと思ったので、なんとか続けられました。そもそもこのプロジェクトを始めようと思ったのが「難しいことに挑戦したい」と思ったからなので、最初にそういったからには、最後までやりとげたい思いはありました。

Q その他に、プロジェクトを進めるうえで困ったことはありましたか?

小舟さん:私だけかもしれないけど、今考えたり思っていたりすることの言語化に困った気がします。心の中では伝えたいことがあるんだけど、それをどうわかりやすく伝えるにはどうしたらいいんだろう、と。

Q  そのプロジェクトを進める上でのコミュニケーションで工夫した点や気をつけた点は?

小舟さん:プレゼンの質疑応答で感じたことですが、先生たちは一旦私たちの意見に共感してから「でも私たちは」って語っていて、相手の心情に配慮しながら説得することを考えると、その言い方が大切なのではと思いました。

阿部さん:私も質疑応答の時に、自分の考えをうまく表現する日本語が思いつかなくて、なんだか日本語から英語に訳す時ぐらいに本当にわかんなくなっちゃって…。そこでは「紙に書くことが大切」と言いたかったのですが、うまく言えませんでした。たぶん焦っていたり緊張していたりとかもあったと思うんですけど…。

牧さん:私たちチーム内ではプロジェクトに対する共通認識があるから、一つ一つ説明しなくてもわかりますが、プレゼンテーションを初めて聞く先生方は、そこで初めてプロジェクトを知ったわけなので、その共通認識が取れていない相手に向かってどのように話せばいいのか、実際にやってみてもわかりませんでした。私たちが感じているメリットを伝えるためには、どんな言葉や表現で伝えればいいのか、改めて考えるのが大変でした。

アイデアを考える3人

今後の展開について

Q.プロジェクトの今後の展開を教えてください。

牧さん:これからアイデアの実現に向けて企業さんを巻き込んでいく段階ですが、まだ3社くらいにしかメールを送ってないし返信も来ていないので、もっとたくさんいろんな会社に送りまくって、一通でも返信があればと思います。1社でも返信が来たら、そのメールが読んでもらえた理由を考えて、またそれを踏まえて他社さんに送る…を繰り返して、いつかは興味をもってくれる企業さんに巡り会えれば嬉しいです。さらにその製品化やサイズの規格化などして、ゆくゆくは学校に導入されて問題が解決すればいいのかなと。私たちの活動で少しでもプリント問題が改善してほしいです。

大門:1通も返ってこなかったら、どうしますか?

小舟さん:一応、調べた限りでは、製造会社と卸売業者含めて数百社あるんですよ。だからとりあえず、私たちの活動に興味をもってくれそうなところが見つかると思っています。 

牧さん:「当たってくだけろ」的な感じで。でもそれでもダメだったら、もう一回自分たちのプロジェクトを見直して、デメリットを探したり、先生方にヒアリングしたりする必要があるのかなって。改めてインサイトを見つけ出して、アイデアから組み立て直せばいいのかなと思っています。いつになるかわからないけど…。

阿部さん:アイデアを採用していただけなかったってことは、その興味をもってもらえなかった理由をちゃんと考え直す必要があるかなと。デメリットがありすぎるとか、コスト的に不可能と思われたとか、それを見直して再チャレンジするのがいいのかなと思います。

最終プレゼンテーションの後

デザイン思考の良さや意義

Q.最後に、デザイン思考の「良さ」と感じる部分を教えてください。

阿部さん:自分の周りにあるものは、全部何かのインサイトに答えたものだなって、デザイン思考を学んでから思えるようになりました。買う側が必要としないと物は売れないし、そもそもつくるメリットがないから、何かをデザインする時にはインサイトをちゃんと考えることが大切だと思いました。

大門:デザイン思考を身につけたから、周囲にあるモノコトの背景を今までよりもより深く考えられるようになったということですか?

阿部さん:はい。

小舟さん:デザイン思考は、ユーザーが自分でも気づいていない困りごとやインサイトを見つけて追求して、その課題を解決することだと思っています。それって「まちがいさがし」じゃないですけど、自分やユーザーが理想とする生活や利用条件と現状とを比較しながら、特にどこが異なっていて、それを解決するためにはどうしたらいいか考える、ちょっと発展的な「まちがいさがし」かなって思いました。そこがデザイン思考のすごい面白いところだと思っています。 

牧さん:もちろん、ユーザーにとってメリットがあるものをつくり出してくっていうのも大事なのかもしれないんですけど、一人の子がより楽に生きられるように何かを変えていく、最初はたった一人に向けてつくったものだとしても、その行動が現状を社会をより良い方向に変えていく、それがデザイン思考だと思います。

インタビューを終えて

3人の言葉から、あまりに大きな成長を感じました。この2ヵ月間、自分たちの願いを実現するために学校の先生方、周囲の友人、そして自分自身と向き合った経験から紡ぎ出される深い学びを、言葉の節々に感じることができました。探究学習とは、人を大きく成長させる可能性を秘めた「ひとつなぎの経験」かと感じました。(大門)

(インタビュー・文章:大門)

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