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誰かのために『2023.11.7』

今日は外に出向いた。

ニートともなると、自分でも驚くほど外に出ないので、外出する日に全ての用事を詰め込む。

打ち合わせという名の会話を弾ませたり、初めてカフェで執筆をしたり、この後アルコールを酌み交わす予定があったり。

最後の予定まであと二時間半。
日記を書けなくなるまで飲んだくれるはずなので、もう今日分の日記を書き始める。


今日ほど有意義な時間は、大学の卒論執筆時以来だった。

この前行ったイベントの主催者と話をした。イベントや主催者についての日記はこちら↓

日記やXでも話したが、私は彼女の事を尊敬しているし、同僚としてではなく、一イベンターとしての活躍を応援している身だ。上司までは言わないけど、緊張して話さないといけない気がしてくる。
だが、体が強ばることなく気楽に話が出来るのは、彼女の話す姿勢と優しさが関係していたのだと知る。


「近くに創作をやっている人がいると、私も頑張れる」


私が同じ創作をしている人に言われて一番嬉しい言葉だ。

応援している。一緒に頑張る。もちろん嬉しい。
でも自分がただ創作活動をしているそれだけで、誰かの励みになったり、誰かの『頑張る』を生み出せていることに嬉しさを感じる。


私は『誰かと一緒に』が小さい頃から苦手だった。
でもそれは少数意見に値することも知っていたから、学生の時に群れに潜むことは必須だった。
それでも高校・大学受験は常に一人だし、大学に入ってからもどこかの群れに所属することはなかった。
私は私でいいと、十八年生きてようやく気付いたからだ。

今日話した彼女は、私のそんな気持ちを汲み取った発言ばかりだった。
戦略的な部分から、私にも出来るような創作の広め方まで考えて教えてくれた。それでいて上から目線だという印象を全く与えない彼女はすごい。

ただただ私が「これなら頑張れる」と思わせてくれるものだった。
彼女が近くにいるなら、私も頑張れるかもしれないと思わせてくれる。その気持ちのまま、待ち合わせ場所でipadを広げだした。


前職の同僚達との飲み会。
アルコールに飲まれる前に、ゼロ次会を開催するのがお決まりになっている。今は開催相手を待っている。

仕事を辞めて唯一惜しいと思っているのは、あと十分もすれば来る同期ともう同期では無くなってしまったということだ。

私は彼女と、もう一人の同期のおかげで仕事をやってこれた。むしろその二人と離れてしまったからやる気がなお削がれて辞めてしまったまである。
彼女達の口下手な所、私の何十倍も真面目な所、抱え込み過ぎる所が愛おしくて、大好きで、心配だ。

私は二人のことを、これからも『同期』と言い続けたい。そして、二人に堂々と『私は物書きになりました』と伝えられるようになりたい。


半年間支えてくれた二人に対する恩返しは、文章の中でしか出来ない不器用な私。

彼女達はそれで手を打ってくれるだろうか。

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