見出し画像

オフィスだっておしゃれにリノベーション!後編

Cuestudioが行ったオフィスリノベーションのお話の後編をお届けしたいと思います。

コンペ形式で採用いただいたデザイン提案が、どのようにして完成に至ったのか、そのあたりを今日はお送りしたいと思います。

今はコロナウィルスの影響でオフィスワークができない方もいらっしゃると思いますが、コロナウィルスが収束したら自分の働く場所を過ごしやすくしたいな~と思っていただけましたら、ぜひキュースタジオにお声がけください!

そして在宅ワークの方も、ワークスペース改革の参考にしてみませんか?

在宅でお仕事をされている方にとっては、おうちがオフィスです!!

■□■豊富な事例を掲載中!弊社リノベーションの施工事例を見る■□■


当初からガラッと進化したリノベプラン提案。

さて、前回のレポートを見て下さった方は、最初の写真と比べて「え、ガラッと変わったな」と思われるかも知れません。

背の高かった5段の間仕切り収納棚は2段と小さくなり、かわりに無垢のルーバーが現れました。

「収納棚はもう少し少なくてもいいから開放感が欲しい」そんなお客様の希望を細やかに対応しつつプランを重ね、港町の開放感と爽やかな明るさをもっとオフィス空間で表現できないだろうか。

コンペの後もずっと考えていました。結果、コンペ案よりもよくなったと思います。

画像1

▲ 無垢のルーバーが光を透過させて、明るいオフィスへ


Cuestudioのお打合せ第一主義!

なぜ提案が進化していったかの前に、「コンペで採用された後ってどうやって進んでいくの?」からお話させてください。

個人のお客様のリノベーションでも同じように進んでいくので、進め方のご参考になるのではないかと思います。

今回のコンペで最初にお客様からいただいた条件は、「8人のスタッフのための座席」、「社長室が必要」、「打ち合わせスペースが必要」の3つでした。

Cuestudioは、この3つの条件をヒントに、「自分たちも働きたい!」と思える空間を目指してコンセプトを練っていきました。

採用いただいた後でも、実際の使い方をお客様と細やかに打ち合わせながら修正・変更を重ね、よりベストな空間を作っていく必要があるのです。

なので、一度決めたプランはもう一切変更できない? というわけではなく、イレギュラーな事象も含め、様々な状況に対応しながらつくっていきます。

下の文章は、コンペのプレゼンシートに書かせていただいたものです。

プロセス Cuestudioは、クライアントが望む空間をより魅力的にするために、お打合せの時間を大切にしています。完成に至るプロセスが、デザインにとって最も重要な要素であると考えています。

「いつだってお客様のためのデザイン」

という部分は、やはり一番大切なのではないでしょうか。


打ち合わせを経て、よりベストなオフィス空間へ。


打ち合わせを経て、よりベストなオフィス空間へ。

打ち合わせを重ねる中で「使い勝手上、収納はコンペ案ほど必要ないが、空間をやわらかく仕切るコンセプトは維持したい」との希望が出てきた中で、Cuestudioが提案したのが、この無垢ルーバーとグリッド棚の造作家具でした。

全体の平面をきれいに分割できるように棚を414mm角のグリッド状にレイアウトし、かつ棚が完全なマス目になるように高さとのバランスをとって高さ=886mmを設定しました。

ちょうど腰高なので、棚の上に物を飾ったり、資料を並べたりと便利に使える高さでもあるんです。

その上の無垢ルーバーは、高さ=2000mmに押さえ、天井近くは何も無い状態にすることで、仕切りとしての独立性を確保しつつ、港町の開放感と爽やかな明るさを持った空間を演出しました。

画像2

▲ 無垢ルーバーが独立性を担保しつつ、開放感と明るさを持ったCreativeEdge

画像3

▲ スタッフデスクからの自然光が無垢ルーバーを通過することで光が和らぎ、バーカウンターのあるカフェポート部に届きます。

また、前回レポートでもお話しましたが、現状回復(退去する時に、お部屋を借りる前の状態に戻すこと。後々費用も手間もかかるため計画段階で考えておかねばならないことです。)を容易にするため、床や天井をとにかく傷つけない施工の方法を、Cuestudio自慢の職人さんたちも含め、みんなで編み出していきました。

例えば、無垢ルーバーを天井に取り付けずにグリッド棚に固定することで、天井に傷がつくことを避けるなどの工夫がひとつです。

将来的なコストも明確にして、お客様に安心していただけるデザインです。

画像4

▲ 床に合板を敷くことで、既存の床を傷めないデザイン

画像5

画像6

▲ 棚・ルーバー廻りの施工図面

また、照明には小さな遊び心を加えました。

楽しく働ける場になるようなアクセントです。

港には、きっと流木が流れついたりするはず…と、妄想を膨らませた末の、流木ペンダント照明。

画像7

部屋のこと、お客様のことを考えて、小さな工夫やひらめきを繰り返すことが、リノベーションの醍醐味だと思います。

お施主様とお話する中で、何気なくふっと出てきたアイディアが、「あ、それいいですね!」なんてことも、お打合せの席では度々見受けられること。

そんな部分も大事にしていきたいというのが、Cuestudioのリノベーションでもあるんです。

ここまでお送りしてきました、オフィスリノベーションレポート。

事例紹介ページには、もっと写真がたくさん載っていますので、ぜひチェックしてみてください。

施工事例ギャラリー「「港」のように人が行き来するオフィスデザイン」はこちら

▽ 前編はこちら! ▽

Cuestudioのリノベーションに興味を持って下さった方、ありがとうございます。

これからもチェックしてくださいね。

《DATA》
・物件 : WINDPAL様オフィス内装工事
・所在 : 東京都港区新橋
・構造 : RC造マンション6階建て3階部分
・築年 : 1995年
・専有面積 : 約46㎡
・総工事費 : 370万円
・コンサルタント:兼目
・設計担当:上月
・施工担当:早坂

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?