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平成元年 真夏の出会い

印象に残っている“夏歌”で毎年聴きたくなる曲がある。

YELL!~16番目の夏~(井上昌己)

1989年リリース。甲子園大会のベンチに入れるメンバーがまだ15人だった頃の曲で、「熱闘甲子園」の挿入歌、地方予選版「速報!甲子園への道」のエンディングテーマ曲だったかな。
私はこの年、社会人一年目。高校野球は休日しか見られないような時期で、それこそ「熱闘甲子園」でチェックする程度だったが、この曲は印象に刻まれ、今でも真夏に沁みるのである。

風は止まない
生れたての季節
陽炎の向こう
陽に焼けた顔揺れてる・・・
ノンフィクションの
キミが今駆け出す
振り向かないで
夏に輝いて・・・

作詩作曲とも自作ではないのだが、井上昌己の曲を聴くキッカケにもなった。

ガキの頃から高校生の時期の淡い記憶・・・甲子園の高校野球が終わる頃になると、赤とんぼが増え始め、“24時間テレビ「愛は地球を救う」”が終わると、風の温度の違い、季節の移ろい、夏の終わりを感じたものだ。
そうは言っても、宿題が終わっていなくてこんな流暢な事言ってられる余裕はなかったし、24時間テレビは真子ちゃん(石野真子)が司会の年にチラッとしか見た記憶がないのだが(苦笑)
それにしても、昔は夏が短く感じていたのだが、今は10月くらいまで暑くて、情緒もヘッタクレもなくなってしまったよなぁ。
ともあれ、今年も酷暑の中、夏の高校野球甲子園大会が開幕、そして「YELL!~16番目の夏~」が欲しくなる。

ちなみに1989年、平成最初の夏の甲子園は帝京(東東京)が初優勝。東北勢初優勝を狙った仙台育英(宮城)との決勝戦を延長10回、2-0で制している。
優勝投手は吉岡雄二。現在「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」の「リアル野球BAN」魂の最強打者である。

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