銀行の紹介で広告屋さんがやってきた（ＷＥＢ集客大作戦２）

コロナ売上減でつぶれそう・・・和菓子店の復活はあるのか？ WEB集客大作戦の2話目です。

第一話（イントロダクションはこちら）

銀行の紹介で広告屋さんがやってきた

ある日、取引のある地銀さんから『業績悪化しているウチの店を助けてやってくれ』と頼まれた（！？）という広告屋さんがお店にやってきました。

最近、銀行業界で顧客同士をマッチングさせて業績をあげるというのが流行っているそうです。その一環なのか、とにかく紹介されてその人はきました。

ちょっと前のTV局のプロデューサーみたいに、ポロシャツの襟をたてて、ニットの袖を肩に巻いたある意味トラディショナルなファッションの広告屋さんです。

広告屋さんということは、広告を出させてなんぼなので、お金にシブイ社長は『うん』というかな？？？

大体、銀行が助けてやってくれって・・・・どういうこと？

不思議な気持ちでいっぱいです。

ところが、ウチの社長もたぬきだったために、広告屋さんから広告を出すというのではなく、昭和のTVプロデユーサー風（石田純一ファッションとも言う）広告屋さんは、社員のように、運営にかかわって売上を上げる協力をするという契約になりました。

いや、ウチの社長すごいわ。

いつの間にか形が変わっている！？

最初は広告屋さんに損が出ても長い目で見たら広告屋さんの利益になると説得したみたいなんです。

びっくりです。

というのも、その広告屋さんは銀行からの紹介ですが、紹介されただけで実際どんな経歴なのかどんな実績があるのか謎だったからです。

どんな人なんですか～？と素朴な質問をしてみたら

返ってきた言葉が

『知らん』

ですよ！　知らん！　知らんって・・・・。おいおい（汗）

そして

『気になるなら僕にじゃなく、その広告やさんに聞いてみて』

だって・・・・。

ひゅー。知らん人に売上げアップ施策を頼むんかい！？

すごい社長です。さすが二代目のお大尽！　常日頃びっくりすることはあるんですが、今更ながら驚きました。
そんなこんなでやってきた広告屋さんとの協働作業が始まります。

あ、言い忘れたけど、私の仕事は和菓子屋さんの通販ネット係です。

僕にすべて任せてくれと広告屋さんは言った

さてさて、最初のミーティングです。
広告屋さんがやってきて、最初に言った一言は
『僕が全部責任とるから任せてくれ』
でした。

ネット班の3人は

『は？』

頭の中は？？？マークでいっぱいです。

全部責任って何の？

任せるって何を？

石田純一風（広告やさんの別名）に、責任って何をですか？と聞きたい気もしたんですが、彼の悲壮感ただよう決意みたいなものと、ここでネット班3人の心を掴まなければ僕に道はない・・・というような緊張感を感じましたので、空気が読めるにゃん子は質問できませんでした。

うわ滑る広告屋さん。
満足げな2代目社長。

シュールな空気がただよいます。

なんでこうなったの？　全部コロナが悪いんだぁ～（と責任をかぶせる）

第三話につづく

にゃん子