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レトロなゲーム世界でエモい気持ちになれる。オンライン交流スペース、「Gather Town」を知ってほしい

久しぶりに、オンライン交流ツールで感動した。もう正直かなりいろんなツールが出ているせいで自分の中でも飽和感あったけれど、このツールを見つけたときの感動のままに書きます。

今回はGather Town という無料のオンラインスペースを今回は紹介する。

以前、Spatial Chatという画期的なオンラインツールをnoteで紹介した。とてつもなく自由度が高く、何よりオンラインなのに「会話の距離の概念」を取り入れたスパチャには本当に脱帽、感動していた。

※スパチャについての記事はこちら

ただスパチャ、8月にめちゃくちゃなプライスアップをしたおかげで、一気に遠い世界のものとなってしまった。そりゃないよ、スパチャ。まあでも人気出たらそうなるよね。

もう気軽にイベントも開けそうにないなと失意のまま過ごしていたが、ここにきて似たような機能のツールを発見した。「Gather Town」である。

このUIをみて一瞬で虜になった。これ、ポケモンじゃないか...いや、マザー2??

昭和から平成にかけて世間を席巻したポケットゲーム機。ポケモンをはじめ、このレトロなドット絵から生み出された感動は数知れない。子供のときに一度は思ったのではないだろうか。「この世界に入ってみたい」と。そんな子供の夢をかなえてエモい気持ちになれるオンラインツールが、この「Gather Town」である。今回の記事ではこの魅力を思う存分に語りたい。

設定編 まずは部屋を作る

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Gather Townを一言で言うと、「ドット絵のレトロゲームの中で喋れるオンライン交流ツール」。

興奮して一言で表せなかったし、文字にすると今では簡単なように聞こえるけれど、当時子供だった自分はとても感動したに違いない。

Gather TownのHPから無料でサインインした後、Create Spaceで部屋を作成できます。作成手順は2ステップ、

・URL名を決める

・スペースを選ぶ

だけで簡単に作成できます。

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選べるスペースはGeneralからOfficeまで、大きく分けて4つのカテゴリがある。用途に分けてスペースを使い分けることができそう。

ちなみに一番感動したのはカンファレンスのルーム。入室すると待機部屋からスタートするのだが、ゲームで例えると1面から2面に切り替わるがごとく、なんとカンファレンスルームに移動すると画面が切り替わるのである。

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画面の移動って、もうゲームの世界。Remoもスパチャも基本1つのスペースが原則だったけれど、1つのスペース内で画面が切り替わることに元ゲーマーの私はとても感動しました。

また、試してはいませんが、本気を出せば自分でスペースを作れる機能もあるようで、クリエイターの方は自分が思い描く街を作ることも可能です。誰か、マサラタウンとかオネットを作ってください。

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どんなことができる?機能編

オンラインでのチャットやイベント、会議を目的に作られたツールだけに、基本的なオンラインでのコミュニケーション機能が備わっている。が、注目すべきは「遊びごころ」だったりする。順を追って紹介したい。

①キャラクターが選べる

画面下のタブから自分のキャラを選ぶことが可能。地味に凝っていて、なんと数十種類のキャラクターの中から選ぶことができる。キャラはいつでも変えることができるため、一旦選んだら変えられないということはない。気分によって変えるのもアリかも知れない。

ちなみに私は近くから見たらポケモン、遠目からみたら承太郎っぽいアバターを選びました。

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途中で飽きたため、初老のおばあちゃんキャラに変更。

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受付に座り、老舗企業感を楽しみました(自分以外誰もいないけど)

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②ゲームっぽいミニマップが表示&トレースできる

フリープランの最大参加者数は50名。沢山来るのは楽しいけれど、誰がどこにいるかわからない。そんな時に役立つのが、このミニマップとトレース機能。

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自分がいる場所が簡易マップで表示されます。

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画面右に表示されるアイコンバーから会いたい人を選択し、トレースをクリックすると、その人までの道筋が表示されます。わかりづらいけど、この黒い線がトレース線です。

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③ゲームのように近づかないと会話できない感を残しつつ、全体に向けて会話もできる充実したコミュニケーション

コミュニケーションに関しては、ゲームのように相手に近づいて会話をすることとなります。音声で会話可能なため、近づくと声が届く(離れていたら声が届かない)仕様となっています。声の届く範囲は自分で設定可能で、狭めたり広げたりすることも可能。あまり周りに自分の声を聞かれたくない場合は、一番狭めて特定の人とだけ会話する、みたいなこともできます。

また主催機能として、Spotlightというボタンを押すと全体に対して会話が可能。ボタンを押した場合、相手の画面に自分のカメラが表示されつづけ、全体に対しアナウンスをすることも可能です。↓こんな感じ。友人の顔を勝手に掲載しています。

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また、音声だけでなくチャット機能もあり。個別で会話可能なローカルチャットと、全体に向けたアナウンスができるパブリックチャットの2種類が利用可能です。

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隠し機能?としてはzボタンを連打すると踊れます(笑)正直、無駄機能だけど、ドット絵が踊るの可愛いし、何よりzボタンで踊るの見つけちゃったときの驚きと感動は、ゲームで適当にコマンド入力したら裏技できちゃったときの感覚と似ていました。

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↑画面共有も可能です。

いくらかかるの?費用編

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↑公式サイトより。

最大50名までであれば無料で使用することができます。課金すれば2000名まで参加可能とのことですが、おそらく現代の通信機能&PCスペックでは2000人が同時に会話したりランダムで動いたりすることに耐えられないと思うので、50人のフリープランがおすすめ。

とは言え単価感はRemo、Spatial Chatよりかは格安なので、課金してもいまのうちは楽しめるはず。2時間プランもあるので、目的用途に合わせて利用するといいかも。

おそらく8月大幅値上げをしたSpacial Chatと同じく、安いのは今だけと考えた方がいいかも知れません。なので、今のうちに諸々の機能を試しておくことをお勧めするのと、イベンターは急激なアップデートにビビらず、かついきなり無料で使えなくなるというリスクを考慮した上で遊んで見てください。

今後予想される用途 実用編

カンファレンス/キーノートセッション

カンファレンス用途の部屋を利用して、講演会などのセッションをすることは十分に可能。zoomなどの外部ツールと連携させながら、画面共有を駆使してプレゼンテーションをするイメージはあり。終わった後はそのまま交流会もできそうで、オンラインツールで未だ不便である講演会+交流会をこのツール一つでできそう。

ポスターセッション

できるっぽいことはインフォデスクに書いてあったけれど、どうやってやるかは不明。そのうちリンクを貼れたり画像貼り付けたりできる機能が追加されるのだろうか。

交流会

基本これになるのかなと。ゲーム画面で交流できるって、平成2年生まれの私でさえかなり刺さっているので、ハマる人はめちゃくちゃはまるんだろうなあ。。幼少期の夢がかなう時代になったか、2020年。

あと地味に課金すれば受付機能がつくっぽい。なので、カンファレンスの出席者のリード確認など、ビジネスよりのイベントもできそうな気がする。

ただ、何にせよまだ試作段階っぽい感じはあるので、ビジネスで利用するには相当な覚悟が必要。素直にRemo、Spatial Chatのように大型アップデートがあってからの方がいいかも(あるかわからないけど)。ただその時にはめちゃくちゃ高くなってそうだけど。

終わりに〜レトロゲーム好きは是非この感動を味わって欲しい〜

繰り返しですが、私はこのツールにめちゃくちゃ感動しています。子供のころの夢であった、ドットのゲーム世界で自由に歩き回り会話する、ということが実現できるからです。この記事を元にいろんなイベントの芽が出てくることを期待。何か面白そうなアイデアがあれば、是非コメントください。一緒にイベントやりましょう!

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