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父との関係

自粛期間中に読もうと思った本。本を買い過ぎて、やっと着手、読了できました。2時間弱ほどで読み終えた。村上春樹とお父さんにも多少の確執があったようですが、二人の関係の静かで知的な感じの関係はわたしの好みでした。

「この個人的な文章においていちばん語りたかったのは」「ただひとつの当たり前の事実だ」。

「ごく当たり前の事実」を知ることは、つまった鼻を通してくれるミントのような役割はあるかもしれないと思います。

わたしと父は、確執はとくにないけど(独身のわたしを不憫に思っていると聞いたことはある)、村上家と似たような静かな関係です。きっとそれは、父と、父の父母との関係と似ていたからではないかと思っています。つかず、離れず。また、この関係には信頼も大事だと思っています。ただし、わたしと父が信頼し合っているのではなく、父と母が信頼しあっているから築けているのだろうとわたしはぼんやり思っています。子どもは見て感じるから。だから子どもも結婚に憧れる、ということは証明されていませんが…。

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