見出し画像

脳や手足がエンジンなら、不安はガソリン

行動力や向上心、チャレンジ精神があると聞くと「自信があって前向きだな、自己肯定感高いんだろうな」と思うけど、そうとも限らないんじゃないかと思う。

なぜなら、何で行動に移そうと思えたか、新しいことを始めたのか人それぞれ動機が違うからだ。もっというと動機の中にある感情の揺れ動き方が違う。

例えば、『講義の単位を取る』行為目的は同じでも、

①過去問を使って要領よくやるパターンだと「いい成績とれそう、落とすことはない」プラスの感情、
②1週間前に勉強すれば取れそうなのに1ヵ月前から復習するパターンだと「私は無能でバカで人一倍努力しないと周りに追い付けないんだ」といったマイナスの感情がモチベーションになり、努力の原動力に大きな違いがある。

結果、2人とも同じ評価で単位を取れたとしても、原動力(ガソリン)の質が異なるため、精神的な燃費は前者の方がよさそうだ。

私はどちらかなら後者だが、正直健康的なやり方じゃない。私の場合で向上心発揮中のときの感情プロセスは以下のとおり。


自分はダメ人間と自覚【前提】
→素の力では無力、頑張らないと不安になる
→やってもやってもまだ足りない、劣ってると思う
→最初から最後まで不安を抱えてゴール
⇒そして結果がよくても「次もきっと成功できる!」と前向きにはなれず、失敗するとしばらく立ち直れず二度とやらないと消極的になることもある。
→自分はダメ人間だ(初めに戻る)

この循環で行動力や向上心を表している人が周りにいたら、少しのことでもいいのでプラスの声かけをして、ダメ人間じゃないと自覚させると負のスパイラルから抜け出せると思う。もし、そう言われたら1週間は気分がよくて心も軽くなれそう。

また、それを強みにこれから就活しようとしてる人がいれば、社会人になった後、自分から「すごい悩んで考えてきました」「自信ないから教えて下さい」って言ってみるとストレスなく力を発揮して働けると思う。

働き方改革は制度整備だけじゃなくて、「お互いが素直に自己開示できる雰囲気」をつくって、毎日楽しく仕事する方法からはじめる方が上手くいくのではないかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?