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少しずつ始めたいマクロビ

大好きなシリーズとなり読むのを楽しみにしている
古内一絵さんの『マカン・マラン』

そこで出てくる賄いが美味しそうで、
その文章や簡単なレシピとなるセリフを読んでいるうちに私の好奇心がムクムク。
マクロビの本、1冊借りてきました。


『朝昼晩のマクロビオティックレシピ』増補新版

著者 奥津典子
出版 河出書房新社



マクロビオティックは、法則や規則ではなく「よく理解しよう」という哲学です。

『朝昼晩のマクロビオティックレシピ』より

レシピはもちろん、マクロビの理論が書かれているので
本質を知ることができます。


マクロビって?


そもそもマクロビって?
ヴィーガンと同じ?じゃないよね??

”からだに良い料理”程度の知識しかもたなかった私は、
その理論を学ぶ事にまたワクワクしました。


ヴィーガンが草食主義なら、
マクロビは穀食主義。

玄米を主とし、
米でもパンでも精白されたものを避けると共に、

「ブドウ糖液糖」「果糖」「乳糖」「ショ糖」「全粉乳」「乳パウダー」etcほとんどのお惣菜、冷凍食品、レトルト、お菓子や飲料品に入っているものが心身に影響を及ぼされている現代の、

毎日の食べ物を変えてトラブルを回避することを理念とした食事のスタイル。



そしてマクロビ理論が入ってくる


私も数年前から添加物の闇を知り、スーパーで買い物する時は人目もはばからず商品を裏返して食品表示をしっかり見るようになりました。

できるだけ加工されていないもの。
できるだけ不必要なものが入っていないシンプルなもの。

魚や肉類も味付けされて売られているものは、意外とたくさんの添加物が入っています。保存料も安全に食品を保つために入っているけれど、本当にそれがいいのかどうか?
(そうなったら怖くて買えるものが減ってきたのですが・・・笑)

漁港で水揚げされた魚。(魚捌きは夫にお願いして笑)
地場産の新鮮な野菜や果物。
田舎なので近所の畑で作った野菜を道端に置いて売っていたりもして、
それを利用したり。
調味料も出来るだけ無添加のものを心掛けて購入しています。

そんな自分たちのスタイルもあって、
マクロビの理論がすんなり入ってきました。



陰陽の観点


『マカン・マラン』の中で知ったのが、
食材ひとつひとつに、陰性と陽性があるということ!
その陰陽もマクロビに興味をもった理由の一つ。

食材だけでなく野菜の切り方や、調理方法まで陰性と陽性があるんです。
すべてのものにエネルギーがあるとの観点ですね。
おもしろい!



命をいただくという考え方


食べ物を、物質というより生命・命とみなして、
その生命力をいただくことを大切に考えているマクロビ。

単に栄養価が高いから良い食材ではなく、
できるだけそのままの形・エネルギーが高い状態で
その命を取り込むという考え方。

だから、一般的に健康に良いとされる食材もマクロビ的にはそうでなかったり、便利な電子調理や冷凍も、エネルギー的には良いものにならない。

新しい視点でした。

食事することは、決して特別なことではなく、
世界中の人びとが毎日繰り返してきたこと。
けれど、食事によって、
一人一人のからだとこころの在り方がきまるのです。

たくさんの困難を乗り越えて、
農薬不使用で育てている農家さんの野菜達。
それらを丁寧に洗って、きちんと切って、炒めたり茹でたり。
きれいで、何よりおいしい。
料理しているときの音もうつくしい。

そんな普通のごはんがマクロビオティック。

『朝昼晩のマクロビオティックレシピ』より


陰陽のバランス


どの食材も良い悪いはなく、
また中庸(その中間)もない。

陰性と陽性の組み合わせ、
そのバランスが大切であることを知りました。


決して、こうしなければ!というのではなく、
自然に身体がそれを欲していくようになるゆったりさも私好み。


これも一つの考え方で、万人にとって良いといえるわけではない。
それぞれの選択肢の一つ。

私は少しずつ自分のペースで学びながら、
マクロビ生活はじめていこうと思っています。



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