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亀井健自然に帰る日記

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#恋愛小説

私たちは植物のように愛し合った⑦

君をきちんと傷つけるんだ。
君が俺にして欲しい事をきちんと理解する必要がある。
きちんと理解できたら、それを別の女にしてあげるんだ、できる限り俺のことをきちんと愛してくれる女にそうするんだ。
すると君は疑いようもなく、目に見えない、感覚も共有しない、傷、をつけてしまう事になるんだ。

俺のこと、好きだからね。

もしもその傷がつかないとしたら、俺は死ぬ。
もうこの身体ではいられない。
だって君に愛

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私たちは植物のように愛し合った⑥

俺は君が食べたいものを知りたい。私は君が好きな食べものを食べたい。俺は君がお気に入りの服をあげたい、私は君が好きな格好が似合いたい、音楽は暗いのが好きだよ、おだやかな音楽がいいな、朝は苦手、夜更かしは苦手、漫画しか読まない、雑誌って重たい、ちょい身体鍛えてる、二の腕を細くしたい、足首も細いのがいいけどさ、サザエさんの足首は気持ち悪い。髪の毛は2人で坊主にして坐禅を組もうよ、同じ言葉で俺も君も話すか

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私たちは植物のように愛し合った今日は書けないから‥

私たちは植物のように愛し合った今日は書けないから‥

子達と歩いて植物を眺めた。

全部子達のための1日は、料理する気力もなくジャンクフード。

私たちは植物のように愛し合った⑤

許されたいんだ。
何にって君だよ、お前、君、キミ、俺を愛しているはずの君に許されたいんだ。
だって俺は君をいつでも許す準備してる。

女の人は、正面より横顔のほうが迫力ある。
怒ってる時の事だよ。
般若のオーラみたいなのが横顔には見える。
正面だとかわいいね、きれいだねと内心で思ってしまうからね、怒ってるのにね、心を読まれたらもっと憎たらしい人だ、この男ってなるでしょう。

暴力はなかったけど、そ

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私たちは植物のように愛し合った③

もともとひとつのこの世界は、ひとつのままでは理解が難しいみたいだ。
だから二つにする。
私たちの意識はだいたい二元の世界なのだ。

例えば、好きと嫌い。
これの元々一つだった状態って、どう?
どっちでもいい、じゃないかな。
それは疲れたお母さんに嫌われるお返事です。
今日の夜、何食べたい?
どっちでもいい。
それ、どういう事?困るわぁ、何食べたいか聞いてるのに答えになってない。
そういう時、あの男

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私たちは植物のように愛し合った。

このタイトルで新作の戯曲を書きます。
上演は未定。
タイミングが合えば戯曲賞に送ろうかな。
ここで、メモ書きで、小説みたいなメモ書きをしていこうと思います。
まずは、文章で。
なんかいいロケーションがあれば、メモ写真みたいなこともしたいな。 
ひとまず、戯曲にするまで、ちょいちょい書いてみます。

私たちは植物のように愛し合った。

真っ直ぐの道の先は、二股で、真ん中から割れて二つの道になってて、

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