COVA

伊勢志摩にある体験型リゾートホテルCOVA(コーバ)です。かつて真珠養殖場だったこの場… もっとみる

COVA

伊勢志摩にある体験型リゾートホテルCOVA(コーバ)です。かつて真珠養殖場だったこの場所で営まれていた「里海の暮らし」。失われつつあるものを取り戻し、新しきをつくる様子をお伝えします。「ひとも自然の一部だと気づかせてくれる」訪れた方にそう感じていただける宿を目指しています。

最近の記事

COVAでは松本シェフ、東尾さんと一緒に働いてくださる料理人を募集します -2

どんな人と働くか。 仕事を選ぶときの大きなポイントです。 この度COVAで働いてくださる料理人を募集するにあたり、松本シェフと弟子の東尾さん、おふたりの人柄や大切にしていることなどを3回にわたってお伝えします。 松本シェフの料理についてはこちらをどうぞ 1.おいしいは魔法のことば松本シェフは食材を用意してくれる業者さんとは可能な限り、顔を見た付き合いをするようにしています。 会いに行って話を聞けば、食材に対する愛情がわき知識量も増え、いちばんおいしいタイミングを知ることもで

    • COVAでは松本シェフ、東尾さんと一緒に働いてくださる料理人を募集します -1

      どんな人と働くか。 仕事を選ぶときの大きなポイントです。 この度COVAで働いてくださる料理人を募集するにあたり、松本シェフと弟子の東尾さん、おふたりの人柄や大切にしていることなどを3回にわたってお伝えします。 松本シェフの料理についてはこちらをどうぞ 松本シェフは使う素材をできるだけじぶんの目でみて仕入れをします。 魚市場や畑に直接足を運び、漁師さんや生産者さんと話をしてそのとき最良の素材を手に入れています。 仕入れ先に同行させてもらいながら話を聞きました。 1.地元の

      • COVAの海の守り人は真珠をつくり始めています

        COVAには他の宿泊施設にはいないであろう「海の守り人」がいます。 前回取材をした時には、まだ見習いだった岡部さん。 今では見習いを卒業し、COVAの未来に向かって動き始めていました。 1.真珠養殖場の跡地だからこそ叶えたいこと真珠卸会社の3代目でもある、覚田社長が叶えたい夢のひとつです。 COVAは、もともと覚田真珠の養殖場として使われていた敷地に建てられたリゾートホテルです。 真珠養殖場として稼働していた頃には、「より美しい真珠をつくること」を目指してたくさんの人が働

        • 夢の始まりの1日

          COVAが正式に稼働し始めてから、約1ヶ月が経ちました。 これまで準備に携わっていたスタッフも、本来得意な「お客さまをもてなすこと」ができ、うれしそうです。 7月下旬、地元の方や関係者を招いて、COVAの内覧会が行われました。 志摩市役所、商工会議所、県の職員、地元の養殖業者さんや真珠業界関係者。 これまでCOVAに関係してくださった方々、興味を持ってくださる方々に感謝を伝え、報告をしました。 1.たくさんの人の笑顔 海のそばに設けられた駐車場に着くと、会場まではカートを

        COVAでは松本シェフ、東尾さんと一緒に働いてくださる料理人を募集します -2

          つくる人も、食する人も、たのしい料理〜COVAのおもてなし

          COVAに滞在するお客さまの大きなたのしみとも言える、地元の食材を使ったコース料理。 料理でお客さまをもてなしているのは、伊勢志摩出身の松本シェフ。 COVAから15分の距離の隣村で育ちました。 いつも笑顔の絶えない松本シェフのつくる料理を食べたお客さまの多くは、「おいしかった」のあとに「たのしかった」とおっしゃるそうです。 梅雨がまだ明けていない7月初旬のある日。 初夏のコースをつくってもらいながらお話を聞きました。 1.COVAの料理季節ごとに地元の旬の食材を仕入れ

          つくる人も、食する人も、たのしい料理〜COVAのおもてなし

          サウナで身を清めてからのお伊勢まいり

          伊勢志摩を訪れる方の多くが参拝する伊勢神宮。 特別な願いごとはなくても広大な敷地を歩いていると、整ったようなすっきりした気分になる不思議な場所です。 神宮の近くに住むわたしたちの暮らしのなかには、朔日まいりなど、神さまに挨拶をする機会が身近にあります。礼服を着た正式参拝ではなくても、身ぎれいにして手をあわせています。 遠方から訪れる人のなかには、お清めの意味もかね塩風呂に入ってからおまいりする人もいるそうです。それもあってか、伊勢志摩にある宿泊施設の多くは自慢の湯殿を備え

          サウナで身を清めてからのお伊勢まいり

          2023年6月20日、伊勢志摩に一件のホテルが誕生します。

          覚田真珠株式会社が、真珠養殖場跡地につくるスモールラグジュアリーな体験型ホテル「COVA KAKUDA」です。 かつてこの地で営まれていた里海の暮らしを通して、訪れる人、はたらく人、地元の人、関わってくださる人との「めぐり」を感じられる宿を目指しています。 真珠屋がはじめた村づくりCOVAは単なる宿泊施設を越え、失われつつある里海の暮らしをよみがえらせることにも力を注いでいます。 木を切り森を整え、薪をわり暖をとる。 畑を耕し、整った森から流れでる養分は海を潤す。 そこ

          2023年6月20日、伊勢志摩に一件のホテルが誕生します。

          COVAからはじまること〜支配人に聞きました

          伊勢志摩の観光業にながく携わってきた天羽支配人。 みつめ続けた英虞湾の変化から話を聞きました。 1.英虞湾の景色の変化英虞湾の景色を考えるとき、おすすめしたいのは夕まずめの時間です。 まずめとは釣りの用語で をさします。 陽が沈みはじめ、サンセットに至る時間。 最も英虞湾が美しいと感じる時間帯です。 山の向こうに太陽が沈み、その手間にはたくさんの真珠筏。 英虞湾らしい夕日を、陸だけでなく船の上からも何度となく眺めてきました。 しかし、真珠養殖に携わる人が減ったことで、

          COVAからはじまること〜支配人に聞きました

          COVAってどんな場所ですか? 覚田社長に聞きました

          この土地で過ごした時間が、どのようにCOVAの種として育っていったのか。探ってみたいと思います。 1.憧れる大人の存在父に連れられて、訪れるようになった真珠養殖場の跡地。 いちばん最初の記憶は4歳まで遡ります。 その頃にはもう養殖場としては稼働していませんでしたが、祖父や父と過ごした思い出ともかさなり、自然や季節を感じる大切な場所になりました。 覚田少年にとって、この場所にはなくてはならない人がいました。 養殖場で働いたのち、管理人としてそのまま残った「テルさん」です。

          COVAってどんな場所ですか? 覚田社長に聞きました

          里海ツアー

          COVAは覚田真珠株式会社が真珠養殖場の跡地につくるホテルです。 この地で3代にわたり真珠にたずさわってきた覚田社長はこう言います 3月中旬、覚田社長が中心となり「里海ツアー」が開催されました。 英虞湾の現状・課題や取り組みの様子をお伝えします。 少し長くなりますが、おつきあいいただけるとうれしいです。 1.ゴミを通して見えるもの真珠を育む英虞湾は、穏やかで豊か、美しい景色は訪れる人を癒してくれます。しかし一方では、切実なゴミ問題を抱えています。 英虞湾の中で出たゴミは湾

          里海ツアー

          COVAでの過ごし方 お客さまへの思い編

          前回、前々回と、撮影に同行しお客さま目線でさまざまなアクティビティ体験の様子をお伝えしました。(あわせて読んでいただけるとうれしいです) 3回目はCOVAでの過ごし方を通して、働くことについて考えます。 1.じぶんたちで整えていますCOVAの広い敷地の中に宿泊棟は4つあり、訪れたお客さまがゆったりと滞在できる作りになっています。 各部屋の目の前には穏やかな英虞湾が広がり、窓から見える景色は一枚の絵画のようです。 COVAでの過ごし方はお客さまの数だけ存在しますが、心地よ

          COVAでの過ごし方 お客さまへの思い編

          COVAでの過ごし方 SUP編

          周囲を海に囲まれているCOVAでは、海上のアクティビティも充実しています。その中のひとつ、SUPをご紹介します。 SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略称で、大きめのサーフボードの上に立ち、一本のパドルで漕ぎながら水面を進むスポーツです。 1.初めてでも大丈夫ですか?イノコ島での軽食撮影(その様子はこちら)を終えたモデルさんは、スイムスーツに着替えてSUP体験の撮影を行いました。 初めてとのことで、みているこちらもドキドキです

          COVAでの過ごし方 SUP編

          COVAでの過ごし方

          COVAでは「静」と「動」に分けた様々なアクティビティをご用意しており、過ごし方はお客様の数だけ存在します。 2月のある日、アクティビティの撮影が行われました。 お客様目線で体験したその様子を、3回に渡りお伝えします。 1.移動もアクティビティのひとつCOVAにはプライベートビーチならぬ、プライベート島があります。 今はまだ手付かずですが、今後はカヌーやSUPといった海のアクティビティを楽しむ際の中継地点として、お客様が上陸できるように整えていく予定です。 英虞湾に浮かぶ

          COVAでの過ごし方

          COVAを彩る名脇役 ミツバチ編

          里海の循環を目指すCOVAでは、いたるところで自然の営みを垣間みることができます。 そのひとつが養蜂です。 「おいしいハチミツを食べたい!」と、数年前からミツバチを育てはじめた覚田社長。 じぶんで採ったハチミツのおいしさに魅せられ、COVAを訪れた方にも食べていただきたいと思うようになりました。オリーブ畑のそばにミツバチの巣箱を設置し、ハチミツを採取する予定です。 ミツバチが活動的になるのは3月も中頃を過ぎて暖かくなってからですが、2月でも風のない温かい日中には巣から飛び

          COVAを彩る名脇役 ミツバチ編

          COVAの森と海を今日も整えています

          COVAではお客さまをお迎えする準備と並行して「里海の暮らし」を取り戻す取組を行なっています。今回も日々整えている様子をお伝えします。 1.森を整える大きく育った古い木を切っては、新しい木を育てて、森の活力を取り戻す。そうやって切った木を薪の長さに切りそろえ、それを薪わりしていきます。先日、社長と支配人が割った薪の一部がこんな形になっていました!(薪割りの様子はこちら) この家を一軒作るのに使う薪は、おおよそ軽トラ8台分です。 円形に組もうとすると木の重みで外側に広がって

          COVAの森と海を今日も整えています

          COVAには海の守り人がいます

          目の前に広がる海についてCOVAのある英虞湾は大小さまざまな島によって成り立つ、リアス海岸と呼ばれる複雑な地形をしています。 波の穏やかな海は真珠の養殖に適しているため、ここではかつてたくさんの真珠がつくられていました。 COVAは真珠養殖場の跡地に造られた施設です。 穏やかな英虞湾の中でも、さらに静かな入り江に面しています。 そのためCOVA入り江の外海に波がたつような風の強い日も、covaの海は静かです。 1.COVAの海の守り人(見習い中) この海を守るスタッフ

          COVAには海の守り人がいます