酒井和美/元永平寺町議会議員/禅の里暮らし

1976年生まれ。 古民家カフェ チョット経営(2011~2018)。 元永平寺町議会…

酒井和美/元永平寺町議会議員/禅の里暮らし

1976年生まれ。 古民家カフェ チョット経営(2011~2018)。 元永平寺町議会議員。(2018~2022.8) えちぜん鉄道永平寺口駅前にて駅前宿舎禪(民泊)営業中。 大阪市立大学出身。製薬会社勤務後、帰福。 適度な田舎暮らしのススメ。 道元禅師だいすきっ子。

最近の記事

ZEN×Well-beingダイアログに参加して

2023年10月6日、永平寺町四季の森複合施設旧傘松閣にて開催された「ZENの聖地から世界の安寧を問う ZEN×Well-beingダイアログ」に、駅前宿舎禪も実行委員として参加してまいりました。 その日の模様がまとめられた記事があるのでぜひご一読ください。 記事にもある通り、この日はざっくり以下の4部構成でした。 ①ジョブズと親交のあった写真家・小平尚典さんのお話 ②滋賀県・曹洞宗清水山長谷院堂司の村田浩道さんのお話 ③テーマごとに5人程度の班に分かれてダイアログ ④ダ

    • 2023統一地方選は多様性と人権が鍵

      県会議員選挙が始まってから 色んな議員さん・支援者さんと繋がっている私のFacebookのTLは大賑わいですが、無党派層有権者さんは変わらない日常をお過ごしでしょうか。 選挙で社会は何も変わらないと思っている方も多いのですが そう思っていると楽なのですが しかし世の中は諸行無常が常。 そして今の選挙は特に時代の変わり目のような・・・気がします。 誰でも一緒でしょ、ではなく 誰を選ぶかで大きく変わる時期になっていると思います。 どの勢いが優勢か、世の中がどう転ぶかは有権者次第で

      • 発達障がい支援向上のために

        前回の記事で、私の本命としていたテーマは発達障がい支援と文化財保護であったことに触れました。 今回は発達障がい支援のため、当選後新人女性町議としてどのような取り組みを行ったかを書きたいと思います。 なぜテーマとなったか まずこのことを私のテーマとしたのは 古民家カフェ経営のときにこの問題に直面したためです。 母が15年ほど放課後児童クラブで勤務しており 状況をほんのり聞くことが多かったこともありますが あまりにもたくさんの子育て世代の皆さんが 身近にこの問題に悩んでいること

        • 春の統一地方選挙 ー 応援のお仕事 

          最近統一地方選挙でテレビ新聞メディアやFacebookなど賑わっていますね。 地方議員には他市町の立候補者の応援に行くというお仕事があります。 今年も応援側で働いている町議の皆さんを見ていて、昨年当選したばかりで馴れなくて大変だろうなあ、町議の仕事の生産性が落ちちゃうのはあんまりよくないよねえ・・なんて思いながら、ふと、はて自分の4年前はどうだったんだっけと思い返しました。 怒涛の調査活動 議員としては8か月目。 7月に当選してまず開始したのはヒアリングと現場調査でした

          政治と宗教について

          議員の任期が終了したので、公人としては出しにくかった内容や とりとめない私感も綴っていこうと思います。 ということで、最近ホットな話題なんですが #未来のためにできることというタグもあったので、 未来のためにも書いておきたいと思います。 政治と宗教についてですが 小さな町の議員選挙に出ようとした無名の私ですら、 新興宗教団体の組織票を貰いませんかというお誘いをいただいたことがありました。 また永平寺町は永平寺という寺社名称を町名として冠している珍しい地方自治体ということ

          議員という虚像の巨像化について

          昔って見たことない生き物はイメージ図で定着していました。 例えばキリンとか。 昔はこんな描かれ方をしていました。 あるいはこんな描かれ方とか。 龍なんかなみたいな。 空飛ぶのかな火吐くのかなみたいな 怖ろし気な生き物ですよね。 神社なんかでよく見かけます。 本殿の彫刻によくあります。 ビールの瓶にも見かけます。 酔うと見えてくる生き物みたい。 でも動物園ができたことでキリンって実際はこんなんやということが皆分かりました。 議員もこれに近いものがあるなあと思いま

          7月8日のこと

          安倍元総理銃撃事件を受けて Facebookに7/9に投稿した内容ですが、こちらにも掲載したいと思います。 昨日は悲しい出来事がありました。 そして明日は参議院選挙投票日・・ということもあり、 少し思うところを綴りたいなと思います。 あまり書くべきことではないのですが、 20年ほど前のことですが 身近で普段から尊敬していた方のお子さんが、事件の被害者で亡くなられていたということがありました。犯人の方は社会に不満があったので、恵まれたご家庭のお子さんを対象にされたの

          選挙カーのるかのらないか

          参議院選挙が始まっています。 今回立候補者数は多いのですが、 まだ一度しか選挙カーに遭遇していません。 しかも運転してて選挙カーの3台後ろにつく形になったのですが、 割と音量が小さいというか、 車の窓を閉めていたら気づくか気づかない程度の大きさでした。 選挙カーをあまり走らせないような傾向になってきているのかなあ? それとも田舎すぎて誰も来ないのか・・・ 町議会選挙になると立候補者の数がぐっと増えるので選挙カーの遭遇率も高くなります。 選挙になるといつもTwitterなど

          地方議会選挙のコツ3:あっちに行かない

          選挙に立候補したり、議員になったりすると、 「あっち側の人になっちゃったんですか」と言われちゃいます。 私は祖父が議員をしてたのであっちこっちという感覚はあまりありません。 スーツ着てる祖父も股引履いてる祖父も同じ人間でした。 そして祖父も人からどう思われていたか知らないけれど 私の聞いた話では戦争で太平洋上の無人島に配置され、社会インフラの大切さを思い知り、またいったん収容されたときに米国の豊かさに驚き、このままではいけない村のインフラ整備をどうにか進めたいという思いで議

          地方議会選挙のコツ3:あっちに行かない

          一般質問「命と経済を守る脱炭素政策」

          最近選挙をテーマに記事を投稿していたのですが、今はちょっと議会だよりの原稿をまとめていて、ちょうど昨日今日の夏の電力需給ひっ迫問題にもかかわる内容なので、要約文をこちらに掲載することにしました。 議会だよりのほうは制限の600字に縮めないといけないのですが、とても大切な内容なので、いったいどこを削るべきものか・・全文読んでいただきたいのですが、議会ホームページの議事録読むのもどこになにがあるやらで分かりにくいんですよね。 永平寺町議会ホームページ https://www.

          一般質問「命と経済を守る脱炭素政策」

          地方議会選挙のコツ2:最低を目指す

          選挙となると、ちょっと気合が入りすぎてしまう方とか アドレナリンが出て止まらなくなってしまう方とか 加熱しすぎてしまうということが見受けられるのですが、 首長選挙や県会・国会議員の選挙と違い、 市町村の議会選挙は一人を決める選挙ではありませんので (投票できるのは一人ですが) 別にトップ当選を目指すとか、しなくってもよいのです。 落ちるのは数名で9割がたは当選します。 トップ当選したからといって議会内で発言権が大きくなるわけではありません。得票数が少なかったからといって議長

          地方議会選挙のコツ2:最低を目指す

          地方議会選挙のコツ1:文字はおおきく

          何言ってんだと言われそうですが、 先日、議員活動報告にて不出馬の意向を示したのですが これを見た大半の人が不出馬ということを理解していない ということがありました。 なんやこの子えらい頑張り屋さんやなあと思っていただいたということで 相談事がつぎつぎやってきてしまいました。 健康上の理由やんに、大忙しになって困ってしまいました。 疲れみです。 そんなんでnoteの投稿もできない状態に・・・。大困りです。 これはもう絶対やなと思いますが 小さくて細かい内容は読まれま

          地方議会選挙のコツ1:文字はおおきく

          まずよく自分を整える

          『大学』≒「自助・共助・公助」 自己紹介がてら。 最近「自助・共助・公助」という言葉がよく出てくるようになりました。 予算案事業説明書のなかの特に防災や介護福祉の事業において「共生社会」というキーワードとともによく登場します。 この自助・共助・公助って、儒教の四書の中の『大学』の修身の教えによく似ていると思います。 政治と社会と個人の関係性を分かりやすく分類する言葉だなあと思うのですが、人によってはイデオロギーが悪さすると、「全部公助でやるのでは」「自助=共助=公助でし

          『或る闘病記』の声

          『ネットで故人の声を聴け』という本を買いました。 1章ごとに気持ちがぐっと深く入り込んでしまうのであまり読み進みません。 患者団体の活動にも参加するようになって インターネットで病気のことを調べる機会も増える中で 闘病ブログを見かけることも増えました。 途中で記事が止まったまま何年も経っています。 そういうものを集めた本として興味を持ちました。 東洋経済オンラインの記事としてもまとめられているそうです。 議員としても、カフェ経営者としても、お辛いご病気をお持ちの方のお話を

          シルバー民主主義は選挙の手法の問題

          シルバー民主主義は議会の年齢構成比で改善するものではありません。 支援者の年齢構成比の問題です。 支援者とは何か? 投票者ではないです。 「後援会」です。 投票では支援していることを示すことができないので後援会に入り、活動することで支援していることを示します。 選挙というのは、立候補届け出日までは選挙活動が認められませんが、後援会を設立して入会を促す形で支援者を増やしていくことは認められています。 よく議員は声を聴けと言われますが、 問題を抱えている人の声を聴

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          町議会には、こんな「若い人」が欲しい

          若い議員が欲しいというのは 年齢や体力や熱意を求めてるのではありません。 正しい情報収集力と情報消化力のある若い人が議会にめっちゃ欲しいのです。 年齢ではないのです。 シルバー民主主義をなんとかしなければという有識者も増えてきてますが 若い人の構成が増えてもシルバー民主主義の根本的な構造を変えなくては、ステルスシルバー民主主義に陥るだけです。 ステルスシルバー民主主義がどういうことかはまた別の記事で書きます。 新型コロナウィルス感染症拡大とウクライナ危機により、社

          町議会には、こんな「若い人」が欲しい