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安倍元総理銃撃事件を受けて
Facebookに7/9に投稿した内容ですが、こちらにも掲載したいと思います。



昨日は悲しい出来事がありました。

そして明日は参議院選挙投票日・・ということもあり、

少し思うところを綴りたいなと思います。

あまり書くべきことではないのですが、

20年ほど前のことですが

身近で普段から尊敬していた方のお子さんが、事件の被害者で亡くなられていたということがありました。犯人の方は社会に不満があったので、恵まれたご家庭のお子さんを対象にされたのだということでした。

何が悲しくって、朝夜なく身を粉にして働く無私の方がそんなお辛い目に合わなければならないのかと当時そんな思いでした。

昨日からそのことをずっと思い出していました。

本当に悲しいことです。

20年前当時はそのような犯罪がまだ少なかったのですが、

年々、

社会に不満のある方が、力で不満を爆発される事件が増えているなと思います。


安倍元総理を銃撃した犯人の方の目的は今の段階では詳細は分かりません。個人的感情なのか政治的理由があるのか分からない段階と思うので、民主主義の社会体制を混乱させる目的であるとか、言論封殺の目的かもまだ分からないわけですが、

しかし、議員の皆さんが一様に暴力による言論封殺があってはならないとおっしゃるのは、

保守野党問わず、また国会議員から地方議員まで、私自身も含めですが、議員にとって暴力は常に身近に感じられるものだからだと思います。また公務員の方も同じ思いで働かれているかもしれません。

議員は声を預かるものですが

おおむね声って社会のひずみに対する怒りと不満です。

しかし、民主主義による社会変革は時間がかかります。

話し合いと消化、調整の過程を繰り返します。

対立軸のある中での合議制はとにかく時間がかかります。

一個人の方が思うままに変化が起きるものでもありませんが

自分の願いは叶ってしかるべきだという思いの強い方には

納得できない場合もあります。

願いがかなわないとき怒りは暴発しやすいものです。

それでも議員をされてる皆さんの多くは

(全員ではないかもしれませんが)

その正当な段階を経て、

社会が瓦解しないよう緩やかな形で変化を起こそうと

毎日汗されているということを

私は議員活動を通じて知ることができました。




また、議員はメディアや口コミによるイメージが先行していて

実像がその通りである場合はほとんどないのではないでしょうか。

イメージ像に対し不満を持たれたり、誹謗中傷されることが多いのですが、自分は実像を知らないかもしれないと常に疑う意識を持つことは大切なのではないかと思います。

できるだけ議会制民主主義のプロセスと性質を知ってもらって

民主主義を信じてほしいなと思います。

また、先日投稿したnoteにも書きましたが

社会に対する怒りは適切な形で社会に届けるよう

議員それぞれの活動・言動から判断して投票行動や要望活動につなげることをお願いしたく思います。

またそれで不足だと思う場合には、選挙に出ることを検討してほしいなと思います。




社会に対する不満が、虚像にぶつけられるような

痛ましい出来事がもう起きてほしくはない思いです。

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