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大寒、春の兆し

今日1月20日は二十四節気の「大寒」
二十四節気は「大寒」が最後で、
次は「立春」を迎える。今年は2月3日。
ここの寒さを乗り切れば暦は春になる。

 例年だと2月4日なのだけど、
 今年は1分違いで2月3日になる。
 つまり、立春になる瞬間は、
 2月3日23時59分。124年ぶりだ。

今朝、起きると快晴の蒼空が広がっていた。
風もほとんどなく、気温こそ低いけれど、
陽射しそのものは春を予感させるもので、
夕方になった今も晴れ渡ったままである。

天の気とは人の気と通じ合うものがある。
晴れれば気分は良くなり、曇れば気は沈む。
雨が続くと気も病みそうになる。
だから天気の移り変わりには気をもむ。

大寒は寒さも極まる頃ではあるが、
冬の寒さもそろそろ終わると告げてもいる。
身の回りでも春を告げる花の蝋梅を
見かけるようになった。

「春は黄色い花からやってくる」と言われる。
蝋梅はその最初に目につくかもしれない。
他に、福寿草、水仙、ミモザ、菜の花、
ミッキーマウスツリーも黄色い花だ。

春は太陽の陽射しが増えてくる。
それを一身に表すかのように黄色味を纏う。
太陽の光が少ない冬にその時をじっと待ち
春の兆しの頃合いに花咲かせるように思う。

無彩色の季節を耐え過ごした後に、
人もこの黄色い花に心救われることがある。
どんなに苦難が続いていようと、つらい日々
があろうと、気は軽くなっていくものだ。

春が恋しければ黄色い花を探しに行こう。


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