神様だって絶望する

今日あることで挫折を覚えた。
ある夢がもう少しで叶いそうだったのに
叶わなかった。呼吸がすこしおかしくなった。

人生は絵画みたいなもので、
私はずっと明るい絵を描きたかった。
何の曇りも陰りもない素敵な絵を。

だけど

本当に美しい絵を完成させるために
暗い絵の具も必要だったんだと思う。

暗さを消そうとして、
明るくしようとすればするほど
わずかな、一点のくすみさえ許せなくなった。

ふと周りを見ていたら
明るい華やかな部分ばかり目に入ってきた。

でも真っ白な絵を描くなんて、結局は無理だし、
仮に出来たとしてもきっと退屈でフェイクだと気づいた。

イジメ、孤独、パワハラ、受験失敗、失恋、ペットロス、就活失敗、ブラック企業、契約解除、卵巣の病気、無職、うつ病、親の入院

逆によく生きてたとも言える。

正直に言えば包丁を持ち出して人生やめようってつい最近思った。

御涙頂戴の人生なんて望んだつもりはないし

私は常に明るく生きたかった。

悲劇のヒロインなんかになりたくなかった。
どうせ誰も助けてくれないし。

私はセーラームーンになりたかった。
いつも他人を救いたかったし、私のまもちゃんがいるといまでもどこかで願っている。

いつもわたしはただ頑張っていただけ。
頑張り過ぎただけ。

もし神様がいるなら
もう次こそは明るくて簡単な人生にしてくれと
クレームを言いたい。

でも神様の正体を本当は知ってる。結局絵を描いていくのは自分だから。これからも。