2021年6月の記事一覧
【あらすじ小説】#1
『帽子の穴』
ある日、男は帽子を拾った。
どうしていいか分からず、近くに帽子屋があったためとりあえずそこに行くことにした。
古帽子を多く扱うその帽子屋は、帽子一つ一つのストーリーがあると男に伝えた。
怪しむ男をよそに、帽子屋の主人は一つの帽子を手に取った。
かぶるのではなく、顔を入れてみなさいと男に伝える。
男が恐る恐る帽子の穴へと顔を入れると…。
極端な性格、0か1か、やるかやらないか、買うか買わないか、迷ったら全部するかしないか、全部買うか買わないか、
自分では普通の感覚で生きてきたけど、違うのかと思うときもあり、けど無意識にこの感覚で物事を判断する。
いいようでよくないような。