見出し画像

10年後は経営者さえいなくなる

未来の組織のあり方と、フリーランスの人々がそこにどう関わっていくかという話です。

少し前の記事なのでご存知の方もいるかもしれませんが、こちらの記事の内容にとても刺激を受けたのでメモメモ。

こちらの記事、最初はブロックチェーンと仮想通貨の話かと思いきや、組織の話、働き方の話へと次々と展開していきます。

イーサリアム財団ってもともと、すべてのことを中のメンバーだけでやるという意識じゃないんです。イーサリアムはオープンソースなので、デベロッパーや研究者が誰だってアクセスして、コントリビュートできる。
つまり、外部のデベロッパーが「これ、変えたほうがいいんじゃない?」って提案したら、コミュニティのメンバーがその提案内容を見て、「ああ、言うとおりだね。変えたほうがいいね」となったら、本当にプラットフォームの一部が修正される、みたいな。

エンジニアがオープンソースで共同してひとつのプロダクトを開発して行くように、組織もそういうあり方が可能なのではないかという話。

私たちが最終的に成し遂げたいのは、このプロジェクトを成功させることであって。だから、財団ではなく、イーサリアムという「コミュニティ」の中で、いろんなところにいる、いろんなブレーンを使うからこそ、解決策がよりよいものになるはずだという意識があるんです。
そうやって、誰か一人にまかせるんじゃなくて、全体に投げて全体が見守るというのは、ブロックチェーンというテクノロジー自体の考え方とまったく一緒。
「この問題があります、どうやって解決しましょう?」というのを、全部、組織の中で話し合うんじゃなくて、外に投げる。外に投げることで、いろんな意見が飛んでくる。そうしたいろんな意見の中でどれがベストかを決めるのも、みんなで決める。

広告の企画をする時も、もはやインターネット上ではダイレクトに定性的な反応が返ってくるし、誰でも見られる(だからバズるし、炎上する)。従来の広告クリエイターが自分の経験や感覚を信じて広告をつくる時代は終わったと思っています。誰に共感を得られる商品なのか、表現なのか。誰を傷つけかねない表現になってしまっているのか、周囲に問いながらつくった方が成果につながると感じています。

これから活躍するのは、ニッチな領域のエキスパート×今すぐ動ける人

今、すでにフリーランスみたいな働き方が増えてるじゃないですか。「私、これできます」と手を上げたり、逆に「これできる人、手を上げて」みたいなの。今はまだ、ただ単に投げる人とそれを受け取る人がいて、それをソフトウェアがつないでいる形ですけど、そこにブロックチェーンの技術が入ることによって、究極的には、いわゆるP2Pみたいになっていくと思います。
(中略)
じゃあ私が今、分散型を目指す組織にいて、どんな人を採用したいかなと想像すると、「この部分をなんとかしてくれる」というニッチな部分のエキスパート、なおかつ、今すぐそれができる人が一番求められるんですよね。

ますますパラレルキャリアのような、専門性の高い人が複数の企業やプロジェクトに属して、解決していくという働き方が、ブロックチェーンというテクノロジーを掛け合わせることでよりスムーズに実現していきそうです。

日本人のベースのクオリティって本当に高くて。私が外に出てよく言われたのは、「日本を出てきた日本人が一番面白いし、チームに入った時にベスト」ということ。私自身も、日本人は一人ひとりのレベルが高いと思います。

専門性を高める近道だったりするのが、海外進出。以前、海外フリーランサーの方の話を伺った時も、ヨーロッパに住んでヨーロッパ時間で働ける翻訳家が少なくて、技術はそこそこだけど需要があった、そうです。技術を磨く以外にも、場所を変えて需要があるところに移る、というのもひとつの手段かもしれません。

サロンなど小さなコミュニティを運営して、その中からチームで事業をつくり出している方も増えてきましたが、そこをブロックチェーンや仮想通貨などで仕組みを整えていければ、まるで最小単位の国?行政?のような、ネットワークが出来上がっていくこともあるのかもしれません。

未来が非常に楽しみです。

サポートいただいた分は、私も他の方のサポートをします!懐温めません!もっと素敵なnoteがもっと増えますように!