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書くための読書① 『こちらあみ子』

11月末までの目標で、小説についてのインプットとアウトプットを繰り返そうと決めた。
自分が書きたい小説のジャンルに絞って読むのがいいらしいけれど、書きたいジャンルが分からないので読みたい! と直感で感じた本を手当たり次第読んで行こうかなと思う。

それに加えて、ベストセラーのものには目を通したいから読むべき本も読んでいきたい。
正直、読書で小説を書く力がつくのかな?と思ってるんだけれど😅、先人達が教えてくれたことを信じて3ヶ月やってみようと思う。


〜今村夏子さんの『こちらあみ子』について〜
一言でいうと、あみ子はとても変わった子だ。
金魚のお墓の隣に弟のお墓を作ったりと、行動もぶっ飛んでいる。知能が遅いのか、元々の原因なんだろう。
好きな男の子から気持ち悪がられ、殴られたために前歯3本がない。
もちろん、殴られるまでに至ったあみ子の行動が原因だ。
あみ子は皆が眉を潜めるような、虐められ避けられるようなタイプの女の子だ。自分が嫌われているのにも全く気付いていないし、人の気持ちも分からない。
こういう子、小学校の学年に一人は居たなという感じ。大概は保護者がついて学校に来ていたけれど、あみ子はそこまではいかないギリギリのラインなんだろう。
純粋無垢なあみ子によって、周りの人達が変わっていく様子があみ子目線で淡々と描かれている。
独特な、でもついつい引き込まれてしまうような作品だ。
色々な意見があるけれど、私は現実逃避になりました😊



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