〔2〕「良い人症候群」を克服!自己犠牲の罠から抜け出し、自分を大切にする方法
自分を後回しにして、
他人を優先していませんか?
「良い人」を続けていると、
気がつかない間にストレスや疲労が蓄積され、
実はメンタルも身体もすり減っている…
なんてことになっているかもしれません。
自己犠牲の積み重ねが、
いつしか「良い人症候群」へとつながり、
自分の本当の気持ちやニーズを
無視する生活が当たり前になってしまうことも。
人々の期待に応え続けることでしか
自己価値を感じられなくなると、
それが自分を支える唯一の方法のように思えてきますが、
心身共に負担が大きいので、
いつまでも続けられるわけではありません。
自分を犠牲にする生き方は、
やがて心身の疲弊を招き、
自分だけでなく周囲の人々にも
悪影響を及ぼすことに。
本来のアナタらしさを失い、
人間関係や仕事の質にまで影響が
出始めるかもしれません。
自分を大切にすることは、
他人を助けることと同じくらい重要です。
どうすればバランスを取りながら、
自分自身と他人両方の幸福を
追求できるかを見ていきましょう。
セクション1: 「良い人症候群」の特徴
自分が「良い人症候群」であることに
気づいていない人は多いものです。
では、「良い人症候群」とは具体的に
どのような特徴を持っているのでしょうか?
「良い人」の行動パターンと
それが個人に及ぼす影響について
掘り下げてみましょう。
■常に他人を優先する
「良い人」は、
ついつい自分のニーズよりも
他人の要求を優先します。
疲れていても、忙しくても、
他人の頼み事を断れないのです。
一見、親切で社交的な行動に見えますが、
実は自分の感情や欲求を
犠牲にしている可能性があります。
■自己否定が強い
自分の意見や感情を抑えることが多い「良い人」。
不快な状況でも、
人間関係を円滑にするために笑顔を保ち、
場の空気を壊さないよう努めてしまう…
このように自己表現を控えることは、
他人との衝突を避けるための一策ですが、
結果として自己否定につながり、
本来の自分を見失うリスクも伴います。
■周囲からの期待に応えようとする
「良い人」は、
他人からの評価や承認を非常に重要視します。
自分の価値を他人からの肯定を通じて
確認しようとするため、
常に周囲の期待に応えようと努力します。
このため、
他人から求められたことは、
自分の体調や心情を考慮せずに
引き受けてしまうことが多くなります。
セクション2:良い人症候群はみんなのために頑張り過ぎている…
自己犠牲に陥りやすい人が
どのようにしてこのパターンを
断ち切ることができるかを探っていきましょう。
◇社会的承認の追求:
多くの「良い人」は、
社会的な承認と受け入れを
求める強い欲求を持っています。
他人からの承認を得ることで
自己価値を測定し、
それが自尊心を支える主要な源となっています。
これにより、
自分の真のニーズや感情を抑え、
他人を喜ばせるために行動することが習慣になります。
◇矛盾した自己認識:
自己犠牲が深い「良い人」は、
矛盾した自己認識を持っています。
自分が他人のために
多くを犠牲にしていると認識しており、
それにより自己満足を感じますが、
内心では見過ごされたり、
過小評価されていると感じています。
この矛盾が彼らを不幸に感じさせる原因となり、
さらに承認を求める行動に拍車をかけます。
◇過剰な責任感:
過剰な責任感により、
自分が全ての問題を解決する責任があると考えがちです。
これは育った環境や過去の経験から来るものであり、
他人を助けることでしか
自分の価値を感じることができないという
誤った信念に基づいているケースが多いです。
自己犠牲のパターンを断ち切るためには、
まずはなんといっても、
自己肯定感を上げる必要があります。
加えて、
自分の感情や願望・欲求に
正直になることが重要です。
セクション3:自己犠牲からの脱却法
自己犠牲の習慣を断ち切り、
健康的な境界線を確立するためには、
明確に「NO」と言える能力を
養うことが不可欠です。
◎断る技術を学ぶ:
「NO」と言える力は、
自己犠牲の連鎖を断ち切り、
自分の時間とエネルギーを
守るための重要なスキルです。
ここでは、
断る技術を効果的に
身につける方法を詳しくご紹介します→
【断る前の準備】
まず、自分がなぜ断りたいのか、
その理由をはっきりさせましょう。
自分の価値観、優先順位、
または現在抱えている負担を理解することが、
断る理由を明確にし、
自信を持って断ることを可能にします。
例えば、
自分の健康、家族との時間、
または他の重要な約束を守るために
断っていることを自覚することが大切です。
【具体的な断り方の例】
1:感謝を表す→
「機会を考えてくれてありがとうございます」など、
まずは依頼してきた事に
感謝の意を示しましょう。
2:断る理由を説明する→
「ただ、現在他のプロジェクトに集中していて…」
と具体的な理由を簡潔に伝えます。
3:代替案を提案する→
可能であれば、
「しかし、来週なら手伝えるかもしれません」
といった代替案を提案することで、
協力的な態度を示せます。
4:明確に断る→
「ですので、
今回の依頼は引き受けることができません」
としっかりと断ります。
5:感謝を再度表す→
最後にもう一度感謝の意を表し、
会話を締めくくります。
【断る際の心得】
■短く明確に:
長々と説明する必要はありません。
シンプルかつ明確に伝えることが、
誤解を避ける上で効果的です。
■過剰な説明は避ける:
自分の判断を過剰に正当化しようとすると、
かえって相手を苛立たせることがあります。
■一貫性を持つ:
同じような状況で一貫した対応をすることで、
他人もあなたの境界を理解しやすくなります。
■感情的にならない:
感情的になると、
その場の状況が悪化する可能性があります。
冷静かつ尊重を持って対応しましょう。
【まずは小さいことから少しずつ練習する】
実際に小さなことから断る練習を始めてみましょう。
例えば、
カフェでの注文を変更する、
友人の小さなお願いを断るなど、
リスクの低い状況で
試してみることが役立ちます。
これにより、
より困難な状況で断る自信がついてきます。
断ることは自己尊重の表れであり、
健全な人間関係を築く基礎となります。
自分を大切にし、
自己犠牲に陥ることなく生活するために、
このスキルを身に付けておくと、
他人にコントロールされる事が減り、
人生が豊かになります。
◎サポートしてくれる人との人間関係を構築しておく:
信頼できる友人や家族、同僚、
専門家など、サポートが得られる
ネットワークを持つことも重要です。
他人との健全な関係を築くことで、
自己犠牲のパターンから
抜け出す手助けをしてもらえます。
◎自分への優しさを育む:
自分自身に対して優しくすることで、
自己価値を高めることができます。
自己批判は絶対に避けましょう!
自分の成果や努力を
認めることを心がけましょう。
自己慰めや自己励ましの言葉を使い、
ポジティブな自己イメージを構築します。
◎境界線の設定:
自分にとって受け入れがたい行動や
要求には明確な境界線を設定します。
これは他人にも自分にも公正を保ち、
互いの尊重を促進するために不可欠です。
境界線があることで、
無理な要求に対して断りやすくなります。
コンクルージョン
「良い人症候群」からの脱却は、
一夜にして達成できるものではありませんが、
一歩ずつ自分を大切にすることで、
より健康的でバランスの取れた生活へと繋がります。
自己犠牲の連鎖を断ち切ることで、
心と身体の両方を守っていきましょう。
自己肯定感を高め、
自分のニーズを大切にすることは、
他人を尊重することと同じくらい重要です。
自分自身に正直であればあるほど、
他人との関係も健康的で充実したものになるでしょう。
自分を犠牲にすることなく、
積極的に自己主張を行い、
自分の限界を尊重することを
忘れないでください!
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