見出し画像

〔6〕『社員から信頼されていない...』そんな社長が[失われた信頼を回復する]ために出来ることは?

信頼はビジネスの基盤であり、
その喪失は企業にとって致命的な打撃となります。
 
特に社長に対する信頼が失われた場合、
組織全体の士気が低下し、
生産性や業績に深刻な影響を及ぼします。
 
社員達が社長を信頼しなくなると、
コミュニケーションが途絶え、
協力体制が崩れ、
最悪の場合、
離職が相次ぐこともあります。
 
信頼の喪失は、
一夜にして起こるものではありません。
 
日々の積み重ねや小さな行動の積み重ねが、
信頼を損なう原因となります。
 
例えば社長が、
・約束を守らない。
 
・言うことがコロコロ変わるような、
一貫性のないリーダーシップ。
 
・現場の声を無視する。
※そのくせに、
結局は現場が言ったことを採用する。

「だから言ったのに…」パターン。
 
等々…
 
これらの行動は、
社長として尊敬されることはなく、
信頼を大きく失います。
 
そこで今日は、
社長が失った信頼を
回復するために何をしたらいいのか?

組織のトップとして、
信頼を維持し強化するための
マネジメント戦略について探っていきます。
 
 
余談ではありますが…→
「俺が社長だ!
俺が一番偉いんだから、
なんで俺が下の信頼を得るために
周りくどい行動をしなきゃいけないんだ!!
 
社員なんだから黙って俺の言うことを聞くべきだ!」
 
思っている昭和の経営者へ〜
 
お気持ちはわからなくもないですが、
それだと、
30代以下の社員は雇えないと思って下さい…
 
社長が時代遅れ=会社が時代遅れ
 
顧客にも社員にも取引先にも淘汰されて、
潰れていく未来がみえませんか?


セクション1: 社長を信頼しない要因

信頼が失われる原因は多岐にわたりますが、
代表的な行動や態度を紹介します。
 
知らず知らずにアナタもやっているかも…
 
1. 約束を守らない
社員との約束を守らないことは、
信頼喪失の大きな要因です。
 
例えば、
「これは俺がやっておくから」
と言っておきながら、
結局その約束を果たさない場合、
社長に対して期待を持てなくなります。

 
このような状況が続くと、
「最初から私がやっておけばよかった」
という思いが社員の間に広まり、
社長に対する信頼感が薄れていきます。
 
小さな約束ほど蔑ろにしてはいけません!
 
 
2. 一貫性のないリーダーシップ
言うことがコロコロ変わるリーダーは、
社員に混乱と不安を与えます。
 
一貫性のない指示や方針変更は、
何を信じて行動すべきか分からなくなり、
結果的に信頼を損なう原因となります。
 
リーダーの一貫性は、
組織全体の方向性を明確にし、
社員に安心感を与えるために不可欠です。
 
朝礼で社長に言われたことを実行して、
終礼で怒られる…
 
こんなことが続いたら
辞めるに決まってます。

 
 
3. 社員の声を無視する
たとえ社員の意見が
間違っていたとしても、
無視はいけません。
 
社員が意見を述べても、
その意見が無視されたり軽視されたりすると、
社員は自分が重要ではないと感じ、
社長に対する信頼を失います。
 
意見を聞き入れ、
適切に対応することで、
社員は自分が尊重されていると感じ、
信頼関係が強化されます。
 
全てを鵜呑みにする必要はありませんが、
社員のことを大事にしていることが
伝わらないと現場のモチベーションは下がります。
 
 
4. 透明性の欠如
社長の意思決定のプロセスが不透明であったり、
情報が一部の人にしか共有されない場合、
社員は不公平感や不信感を抱きます。
 
透明性を高めることで、
社員は経営の方向性や
意図を理解しやすくなり、
信頼感が増します。
 
「一般社員なんだから知らなくていい!
そもそも教えられるわけないだろう!!」

という情報も当然ありますが、
できる限り、
透明性は意識しましょう〜

 
その方が結果として
マネジメントが楽になります。
 
 
5. 誠実さの欠如
 社員社長が思っている以上に、
[社長の言動/行動]敏感であり、
不誠実な態度や行動はすぐに見抜かれます。
 
とりあえず耳障りの良い事を言って
丸め込もうとする態度はバレます。
 
経営者としては、
当然、メンヘラ社員に時間を
奪われている場合ではありませんが、
ある程度は誠実な対応も必要です。
 
時代が変わりつつあり、
横柄な命令で人を動かしたり、
非道徳な方法やズルい魂胆で
経営をするよりも、
誠実な経営をする方が結果として、
儲かる時代になってきたのは、
良い方向だと思います。
 
悪いことをしてバレない企業が
暴利で儲かった時代が過去にはありましたが、
誠実で真面目な経営者が
日の目を見る時代が来ました。

セクション2: 面倒で実行するのは難しいけど社員からの信頼回復できそうな手法

信頼を回復するためには、
従来のアプローチだけでなく、
時には意表を突くような手法も有効です。
 
ここでは、
信頼回復のための斬新な手法を紹介します。
※再現性は高くないけどヤれたら効果抜群な手法も。
 
 
◎社員へのサプライズボーナスや感謝祭
突然のボーナス支給や感謝祭の開催は、
社員に対する感謝の気持ちを伝える効果的な方法です。
 
ボーナスは、
金銭的なインセンティブとして
社員のモチベーションを高め、
感謝祭はリラックスした
雰囲気で社員同士の絆を深めます。
 
※インセンティブは
金銭的なもの以外でも良いです。
感謝祭という大げさなものではなくても、
少し高価なランチ会や差し入れでも十分です。
 
 
◎社員の家族を巻き込んだイベントの開催(諸刃の剣ではある)
社員の家族を招待するイベントを開催することで、
社員のプライベートな側面を尊重し、
支援する姿勢を示します。
 
家族との絆を深めることで、
社員の安心感と会社への忠誠心を
高めることができます。

※業種によっては逆効果。
とはいえ、
業界によっては、
この手法を使って、
上手くいっている企業も
この目で見たことがあるので、
「意外と効果があるんだー!」
と思いました。

ちなみに私が社員だったらイヤです…笑
 
 
◎インバウンドマーケティングの応用
インバウンドマーケティングの手法を
社内コミュニケーションに取り入れることで、
社員の自発的な参加を促し、
信頼を築くことができます。
 
社員が自ら情報を求めて
参加できるようなコンテンツを提供します。
 
例えば、
社内ブログ/メルマガ/社報や
ポッドキャスト/スタンドFM等の
発信プラットフォームを活用して、
社員の興味を引く情報を発信
します。
 
オープンな
コミュニケーションプラットフォームを作り、
社員が自由に意見を述べたり、
質問をしたりできる環境を整えます。
 
 
加えて、
◎社員が自発的に参加するプロジェクトを推進
自分のスキルや興味に合ったプロジェクトに
社員が自発的に参加できるような制度を導入します。
 
自主的な参加は社員の主体性を尊重し、
信頼関係を強化する効果があります。
 
 
◎パブリックスピーキングを利用した信頼回復
 社内外での誠実な講演や
プレゼンテーションを通じて、
社長のビジョンや価値観を伝え、
信頼を回復する手法です。
 
・社内外での誠実な講演やプレゼンテーション
社長自らが誠実に語ることで、
社員に対する真摯な姿勢を示します。
 
特に失敗や課題について率直に話すことで、
信頼を取り戻すことができます。
 
公の場での発言は、
社内外に対して信頼回復のメッセージを
強く発信する効果があります。

セクション3: 信頼を取り戻すための逆転の発想(再現性が低い手法も一応、紹介)

1. ギャップイヤー制度の導入
ギャップイヤー制度は、
社員に1年間の休職を認め、
その期間中に自己成長の機会を提供するという
革新的なアプローチです。
 
・自己成長の機会の提供
社員に1年間の休職を認め、
その間に自己啓発やスキルアップ、
旅行やボランティア活動など、
自分自身の成長に集中する機会を与えます。
 
これにより、
社員はリフレッシュし、
新たな視点やスキルを持って
職場に戻ってきます。
 
 
・新たな視点と信頼の獲得
ギャップイヤーから戻ってきた社員は、
新しい視点や経験を持ち帰り、
組織に新たな活力をもたらします。
 
この制度は、
社長が社員の成長と幸福を
重視していることを示し、
信頼を築く基盤となります。
 
 
2. 社員交換プログラム
社員交換プログラムは、
他の企業との間で社員を一定期間交換し、
異なる企業文化や業務スタイルを
学ぶ機会を提供するアプローチです。
 
・異なる企業文化の学び
他の企業との社員交換を通じて、
社員は異なる企業文化や業務プロセスを学び、
自分の視野を広げることができます。
 
これにより、
社員は新しいアイデアや
ベストプラクティスを持ち帰り、
自社の改善に役立てることができます。
 
・新しいアイデアの提供
社員が他社で得た経験や知識を活用し、
自社の業務改善や革新に貢献することで、
信頼を回復し、組織全体の成長を促進します。
 
このプログラムは、
社長が社員の成長と
多様な経験を重視していることを示し、
信頼関係を強化します。

3. 失敗を祝うコーポレートカルチャー(社内の文化/風土)
※《これは再現性が高い!》
むしろ組織を構築するなら必ずやるべき!

失敗を祝うカルチャーを導入することで、
社員が失敗を恐れず挑戦できる環境を作り出し、
信頼を回復します。
 
・失敗から学ぶ文化の構築
社内での失敗を祝うイベントやセッションを開催し、
失敗から学ぶことの重要性を強調します。
 
社員が失敗を通じて成長し、
次の挑戦に向けてポジティブな姿勢を
持てるようにサポートします。
 
・成功への道の共有
失敗から得た教訓を全社員と共有し、
組織全体の知識を向上させます。
 
社長自身も失敗談を共有し、
オープンなコミュニケーションを促進することで、
社員に対する信頼感を醸成します。

コンクルージョン

失われた信頼を回復することは、
決して容易なことではありません。
 
しかし、
信頼は組織の基盤であり、
回復には時間と努力が必要です。
 
社長として信頼を取り戻すためには、
小さな約束でも守り、
一貫性のあるリーダーシップを発揮し、
社員の声に耳を傾け、
透明性を保つことが基本になります。
 
斬新なアプローチも試す価値はあります!
 
信頼の回復に成功したその先には、
社員一人一人が安心して
働ける環境が待っています。
 
社長として、
その環境を提供することは、
最も価値のある投資です。
 
未来の成功に向けて、
信頼を再構築し、
共に成長していきましょう!

どうせなら、
社員から慕われて信頼の厚い社長になった方が、
会社に行くのが億劫じゃなくなりますよ♪

《時代遅れの社長さんへ》
「社員に慕われてるのは
ナメられている社長の証拠だ!」
というのは、
あまりにも時代遅れの思想過ぎます…

改めないと時代に取り残されて
遅かれ早かれ倒産するかもしれませんよ…

=========

このnoteブログ
「COOエクスペリエンス」では、

現役のCOO であり、

次世代COOの育成〜社員教育研修、

コンサルティング等に従事している

実際の経験に基づいた内容になっています。



厄介なマネジメント問題に立ち向かうための

活きた現場の知恵や戦術を、

お伝えしているので、

フォローして頂けたら嬉しいです♪

※毎週、金曜日夕方にnote更新中!

=========

COOをはじめ、
経営者、次世代のリーダー達が
職務を果たすために少しでもお役に立てたら幸いです♪

Amazon Kindleでも、
経営、マネジメントに関する知見や、
実践的なノウハウをまとめているので、
ぜひご自身の経験と結びつけてご活用ください。

※Kindle Unlimitedに登録している方は
無料で読むことが出来ますので
↓↓下記をクリックして下さい↓↓

会社が立ち上がるのはCEOの力ですが、
その後、会社が伸びるかどうかはCOO次第です!

みんなの為に人柱になってあげて下さい。
職場の平和のために〜犠牲になるのがCOO /ナンバー2の役目です笑
一緒に敏腕COOへの道を歩んでいきましょう!
〔COO育成塾〜noteテキストVer〜〕


サポートはしていただかなくて良いので、もし投稿が気に入ったら《フォロー》 『スキ』して頂けると非常に嬉しいです♪