なぜ総合コンサルをやりたいの?新卒の面接をしていて感じること。
1.近頃の新卒はとても優秀
2021年まで、もう残すところあと2ヶ月を切ってしまいました。世の中の大学生は就職活動に向けて準備を始めているのでしょうか???
20年ほど前の私が大学生だった頃は、年を越してからようやく就職活動の準備を始めた記憶があります(私自身が就職というものに全く動機付けが出来ておらず相当意識が低かったことを思い出します 汗)。
一方で、最近応募いただく候補者は、意識高い系というのかどうかはさておき、夏頃から活動をスタートしているのをよく見かけます。私自身もweb面接をさせていただく機会が多く、自身が参画するプロジェクトの合間に色々と学生と会話をさせていただいています(今年は最終面接までwebでやり切るのかどうか微妙なところですがグループワークなどもwebで出来る時代になってしまいましたので、近い将来、最初から最後までwebで採用活動は完結する様になりそうですね)。
そこで、私が面接していると「ここをもう少し掘り下げて分析・構造化したほうが、その候補者オリジナルのパンチの効いたエピソードが話せるのに、この候補者はもったいないな~」と思うことが多々あり、けっこう共通して言える部分だったりするので、少し触れておきたいと思います。
(少し長文になってしまったので時間がない人はボールドだけ目を通しても良いかもしれません)
2.私が面接の際に感じる違和感
面接の際に学生に問うてみる質問をいくつか列挙します。
▪︎学生時代に一番時間を割いたものは何???
(候補者の受け答えの傾向で一番多いもの)
部活、サークル、インターン、学生団体の活動、アルバイト(特に多いのは家庭教師)
▪︎(実体験に基づく)あなたの特技、売りは???
(候補者の受け答えの傾向で一番多いもの)
部活、サークル、インターン等の活動において、リーダーとしての役割を担い、何かを成し遂げたエピソード
▪︎なぜ総合コンサルを志望するのか???
(候補者の受け答えの傾向で一番多いもの)
多くの企業、プロジェクトに関わることが出来る、問題解決スキルを身につけることが出来る、20代のうちに責任のあるチャンスを得られる
Noteには、どういう答えがベストなのかを具体的には書きませんが、間違いなく言えることは、多くの候補者が同じような“経験”と“教訓”を交えた“エピソード”を同じように語っているということです。
皆さん優秀な学校を出ているので、決して可笑しなことは言っていないですし、言っていることは間違っていないわけですが、面接官は残念な気持ちになるわけです。
それは、なぜか?一言で言うと、
全くもってオリジナリティがない
3.他の候補者を意識出来ているか?
自身が語っているエピソードにオリジナリティがない理由…日本の教育システムの問題にしてしまうとそれまでなのですが、同じような経験しかしていない学生があまりに多い(他の候補者=ライバルと差別化出来ていない)わけです。
“あなたと一緒に仕事をするメリット”が伝わってこない
他の候補者を採用しても同じでは???
であれば、地頭が良い可能性のある高学歴の人を採用した方がいいのでは???
“なぜ、今、コンサル業に就きたいのか”が伝わってこない
スタートアップ、ベンチャー、中小企業等の他のオプションを選択すれば、(あなたが優秀であれば)若い時から大きな役割を担わざるを得ないし、現場の実務経験に基づく問題解決能力はコンサルよりも高まるのでは???
候補者によっては、この不透明な時代にやりたいことが定まらないから、比較的安全な選択肢として、「取り敢えず、総合コンサルティングファームから内定を取っておこう」という方もいらっしゃしるようです。←この考えも正しいですし、悪くないです。ただそれを隠して面接に臨むと…
バレる可能性が高いです…
私たちは相当数のクライアント、人を見ているその分野のプロ集団なので、芯が通っていない(ロジックが破綻している)エピソードは見抜いてしまいますし、それを目撃してしまうと、とても違和感を感じてしまうわけです。
では、どうすればいいのか?
少し長くなり過ぎたので、「#3 新卒が面接に挑むときの心得」に書きます。
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