気まぐれな猫

20代の最後。妊婦になってからの記録。

気まぐれな猫

20代の最後。妊婦になってからの記録。

最近の記事

綱渡りの日々

金曜日だからじゃないかと思う。心身ともに絶不調。きっと1週間の疲労が溜まっている。心身に余裕がないと、夫への優しさもなくなる。 最近、ラーメンの写真を見ている。ラーメンの写真を見ていると、なぜだか元気が出てくる。自分でもどうしてなのかよくわからない。 おいしいだろうなあと想像するからかな。つわりがしんどくて食べられなくても、食べたおいしさを想像して幸せになるのかもしれない。 脳ってそういうところあるよね。わたしは最近、脳のそういう機能をラーメンの写真を見ながらフル利用し

    • 生き方

      仕事を配置転換してもらい、何の気合も入れずにふらふらと出勤するようになって思った。こんな生き方もできるんだなあと。 わたしは「仕事=気合い」だったから、自分の仕事は気合いが無いとこなせないと思っていたから、とても肩に力が入っていた。 仕事中は身体にずっとぐっと力が入っているので、家に帰ってからはぐったりと寝へばってしまっていた。 最近は仕事中に気も力も抜いているので、仕事終わりに余力がある。昨日と一昨日は、本を1冊ずつ読んだ。本を読みたいなんて思ったのは久しぶりで、余力

      • ごめんあそばせ

        悪いけれど、酷いけれど、最近私は仕事をサボっている。サボっているというか、配慮の上でサボらせてもらっている。 これまでは午前・午後ともに現場作業→落ち着き次第、事務作業をしていた。事務作業ができるのは、定時を過ぎてからという日もザラだった。 しかし、少し前に体調不良にて現場で倒れてしまってからは事務所で過ごさせてもらっているので、溜まっていた仕事が片付いてきた。 溜まっていた事務作業が片付く未来なんて全く見えなかったのでホッとしている反面、これが片付いたらどうしようかと

        • 淡い夢

          妙に現実味のある夢を見た。 新卒で入社した会社の同期に今の仕事の相談をしている夢。もう何年も出会っていないのに不思議だった。 とても柔らかい感覚で、心地の良い時間だった。この柔らかさは、彼の素質だと思った。 眉毛が下がってる顔をした、いいやつだった。眉毛は下がっていたけれど、口角はいつも上がっていた。だから笑いながら困った顔をするような人だった。 今日もそんな顔で、わたしの話を聞いていた。困っていたけれど、笑っていた。変わらない表情を見ていると、見ているだけで安心した

          今日の学び

          写真は昨日作った冷しゃぶ定食。 今日は会社を休んでしまった。上司に休みなさいと言われて休んだことはあったけれど、自分から休んだのは初めてだった。 原因は、昨夜あまりにしんどくて、心の中で明日は会社休もうと思って思ってしまったことだったと思う。 前日に休みたいな、休もうかな、休んでもいいかもと少しでも思ったら、翌日は行く気力が湧かない。この欠勤で、そんな学びを得た。 命が自分1つだけの時は気力なくともエイヤッと行ってしまえたけれど、命が2つになってからは無理だった。欠勤

          束の間の晴れ間

          ほんの少し、体調が良くなった。体調が良くなると、不思議と夫のことを好きになれた。夫とも、良好な関係になれた。 あぁ、これまでが異常だったんだなァと気づくことができた。妊娠する前まで、夫に対して嫌悪感など抱いたことなかった。 思い返せば、妊娠した頃から気持ちが憂鬱で塞ぎ込むようになってしまった。好きな日記も書くことが無くなったし、人にも会いたくないと思うようになってしまった。 仕方がないので、人とは繋がらずに、自分が心穏やかになる自然を思い浮かべて、それらと意識を繋ぐよう

          束の間の晴れ間

          保健師との面談

          管理職に勧められて、会社の保健師と面談の機会を設けてもらった。許可なく口外しないと言われたのをいいことに、現状を全部話した。 心身ともに、とにかくしんどいこと。情緒が不安定で、家にいる時間によく泣いてしまうこと。家にいる間は、ずっと寝込んでいること。昨日は気力がなくて駅の階段を登れず、家に帰れなかったこと。 それでも、仕事には来なければならないと思っているので来ていること。皆手一杯だから、休んで迷惑を掛けてはならないと思っていること。自分の心身のしんどさよりも、人に仕事を

          保健師との面談

          ゆるやかなる回復

          木曜日に職場で倒れ、木曜日の午後から金土日実家で過ごした。私の実家は静かな場所にある、庭のある日本建築。 妹が甲斐甲斐しく手入れをしている和室を借りて、何もすることなく仰向きに寝転がっていた。 遠くに走る電車や鳥の鳴き声を聞き、風を感じ、生きているのか死んでいるのか分からない精神状態で横たわっていた。 日を追うごとに、ゆるやかに細やかに、自分の心身が満たされてゆくのを感じた。 虫に、鳥に、風に、光に、雨に、緑に、癒してもらったのだと気づいた。自然は私たちに対等で、私た

          ゆるやかなる回復

          湧水のように

          妊婦になってから、自分の未解決問題が湧水のように出てくる。妊婦ではない時には、気にならなかったのに。妊婦になってから浮き彫りになっている。 たくさんあるけれど、目立つのは悲観的思考。自分の身に降り掛かる全てを、この世の終わりのように絶望的な問題として捉えてしまう。この世界で1番自分が悲しいかの如く。 その次に気になるのは、人を恨む思考。鬱々とした気持ちを昇華せずに、対人に怨みのエネルギーを向けてしまうこと。 対象者が自分と同じ辛さを味わえば良い。自分と同じ苦しさを味わえ

          怒りの念

          昨日は結婚挨拶の日だったが、婚約者の体調不良が悪くて実施できなかった。あまりに体調が悪そうだったので、心配した。 心配の言葉を掛けている中で、彼が怒りの対象から外れたことに気づいた。 妊娠してから、私は彼を恨んでしまうようになった。恨む理由としては、主に仕事を辞めさせてもらえないこと。 私の仕事は心身へのストレスが過多で、仕事を続けながら子どもを守ることに不安を感じている。3日前には、クレームを受ける最中に過呼吸で倒れてしまった。 それでも私を働かせようとする彼に、今

          青春が終わるよりも

          20代が終わることが悲しい。そんなことを思いながらポートタワーを眺めている。 人にはそれぞれ向いている年代があるのではなかろうか。ちゃらんぽらんな私にとっては、それが20代だった。 30代も、40代も、50代も向かないと思う。堅実ではないから。 突然仕事を辞めて引っ越したり、何も考えずに部屋にピアノを置いたり、色々な人の家を渡り歩いたり。 無駄なものに何百万使ったか分からない。貯金をしようなんて考えが浮かんだことがなかったから、我慢しなかった。 欲しいものは全部買っ

          青春が終わるよりも