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生き方

仕事を配置転換してもらい、何の気合も入れずにふらふらと出勤するようになって思った。こんな生き方もできるんだなあと。

わたしは「仕事=気合い」だったから、自分の仕事は気合いが無いとこなせないと思っていたから、とても肩に力が入っていた。

仕事中は身体にずっとぐっと力が入っているので、家に帰ってからはぐったりと寝へばってしまっていた。

最近は仕事中に気も力も抜いているので、仕事終わりに余力がある。昨日と一昨日は、本を1冊ずつ読んだ。本を読みたいなんて思ったのは久しぶりで、余力の凄さを感じている。

どれだけ「頑張ろう」と気合いが入っていたんだろうというのが率直な感想。仕事に就くと、仕事を与えられると、肩に力が入って視野がぎゅっと狭くなり、人生全部が色褪せてしまうのがわたしの特徴だと感じる。

気ままに生きることが、わたしの人生を良くするコツだと思う。

そのためには単純に「仕事を辞める、仕事から逃れる」が思い浮かぶけれど、方法は他にもあるのだと思う。

どこに行っても、誰といても、緊張しないようにする。何を言われても、与えられても、今のようにふらふらな心でいる。これができたらいいのだと思う。

きっとわたしと同じ職場でも、わたしと同じように気合いなんか入れずに、ふらふらとした心でやっている人だっていると思う。そのことに、これまではなぜだか、気づかなかった。

みんなわたしと同じくらいしんどくて辛くて疲れていると思っていた。きっと、同じ場所でも、全然違う心持ちで存在している人もたくさんいると思う。

一昨日読んださくらももこさんのエッセイ「そういうふうにできている」も、そう思わせてくれた。さくらももこさんが妊娠中に書いたエッセイだが、妊娠中のわたしへのエールのような本だった。

昨日上司にミスを叱られた時、まる子ならどうするだろうと思った。これまでのわたしなら、「こんなこともできなくて、勤務する価値ない。自分は劣っている。迷惑かけるくらいなら辞めた方がいい。」と思っていた。実際、思った。

でもまる子だったら上司に「あんたぁ、そんなに真面目に正してぇ偉いねぇ。そんなに卒なくこなせるのはロボットくらいだよ。ロボットじゃなくて、こんなわたしが入社してしまっていてぇ残念だったねぇ。」と思いそうだなぁと思った。

どっちの考えを心に持っていたって、同じ時間を過ごす。どちらよ同じわたしの人生になる。でも、気持ちの曇り具合は全く違うだろう。

誰にも媚へつらうことなく自分を1番大切にする。誰の機嫌でもなく、自分の体調と機嫌を大切にする。そんな風にやっていってみたい。お気楽30代を迎えてみたい。

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