寝て、食べて、書いて、食べて、書いて、寝る
こんなくり返しにどっぷり浸かっていたい今日この頃である。
いかにもライターっぽくて良いではないか。
一度
外からの刺激を一切遮断して、
自分の妄想にとことんはまり込み、
世界観をグツグツと煮詰めてみたい。
そして
必要なエッセンスは
誰か文才のあるお方から
から拝借、抽出して
自分の生地(記事)に
練り込んでいく。
こんな作業をただひたすらに
くり返すことが出来たら、
すごく幸福感を得られる気がする。
ところが問題は、
人生=生活
という図式だ。
いくらクリエイターぶったところで、
それで富を築けるほどの才覚を発揮できるわけではない。
もし自分にそんな才能があるのなら、
とうの昔にそうなっているはずなのだから。
凡人である限りは
生活を成り立たせるための
仕事を用意しておく必要がある。
それは私にとっては
美容師であるわけだが、
美容師とは、
ライターとは相反する位置付けだと思っている。
どちらも「発信する」という意味では共通しているが、
発信の仕方の性質がまったく違う。
ライターは相手を想像力で作り上げるが、
美容師は目の前にありありと実在する人を扱う。
そこで、
ライターは自分の内側にグーッと入り込んで、
イメージ力でもってコンテンツを突き詰めていく作業を
することになるが、
一方美容師は、
外側へ向けて、
相手の反応を見ながら「言葉」を交わしていく作業
になる。
どちらも責任を感じるし、
それなりに精神的に負荷のかかる作業である。
その中で
「楽しさ」を創造し、
日々迫りくる圧に対する耐性を
身に付けてきた。
もし
「生活」から卒業できたら、
その時は
思う存分「お籠り」を楽しみたいと思う。
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