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「技術で勝つ」を本気で実現していくために、コネヒトの新CTOが描く未来

こんにちは!コネヒト採用担当の芦刈です。


2023年10月1日に、コネヒトの技術部門のトップであるCTOに永井が就任いたしました。
この記事では永井のインタビューを通して、CTO就任の背景、「技術で勝つ」を実現する方法、コネヒトの開発組織や技術活用の未来についてお伝えします。



経歴


永井勝一郎(ながい しょういちろう)

1984年生まれ。新卒でシステムコンサルタントとしてエンジニアとしてのキャリアをスタートし、2010年に株式会社一休にインフラエンジニアとして入社しWebサービスの開発・運用に従事。

2017年5月にコネヒトに入社し、コンテナ導入等でインフラでのバリューを出しつつ、データや機械学習にも幅を広げ、2019年に機械学習チームの立ち上げやその後テクノロジー推進部の立ち上げに貢献。エンジニアリングマネージャーや開発部部長を経て、2023年10月よりCTOに就任。




今回CTOの話を受けようと思った背景について教えてください

実は最初にお話をいただいた時は僕の中でコネヒトのCTO=プロダクト開発や開発組織に強い人というイメージがあり、思いはあるものの、前CTOのいとしょさん(現キャプテンの伊藤翔の社内でのニックネーム)がやっていたことと同じことをやってほしいという期待値であれば、僕ではなく別の方が適任だと考えていました。

ただ、前CTOのいとしょさんが「永井さんには次のCTOとして、もっと技術を尖らせて事業を非連続で成長させることを期待している」とおっしゃっていて、これまでテクノロジー推進部で「技術で成果を出すこと」を体現し、データの活用にもコミットしていた部分もあるので、次第に面白いチャレンジになるという気持ちになっていきました。

また、2022年にエンジニア組織を開発部というひとつの部署にして、部長としてプロダクト開発のリアルに触れる機会が増えて、バックボーンがインフラ領域にある自分もプロダクト開発全体を技術で事業を進めていくことに貢献するイメージを持てたことも大きかったです。

プロダクト開発にもしっかりコミットしながら、自分が技術を尖らせて事業を非連続で成長させるためにリードしていくという決意が固まり、最終的にCTOになることを決めました。


「技術で勝つ」ためにコネヒトがこれからトライすることはなんでしょうか?

コネヒトの開発組織は「技術で勝つ」を標榜していますが、テクノロジーを活用して事業を成長させるため、一番やりたいこととして、データを活用した施策に中長期視点で投資して、本気でトライしたいと思っています。

事業戦略を実現するために技術を手段として、どう価値を提供するかが開発のベースの考え方になるのですが、特定の分野においては、専門的な知識を持ったエンジニアだからこそ描けるプロダクトの世界もあると感じています。

実際にママリのデータをテクノロジーやエンジニアリングを使ってどうやって価値に転換していくかが今後のコネヒトの成長の鍵になると思うので、
任せられるメンバーも社内に出てきている今、ここの分野に思いっきり投資したいと考えています。

すでにデータや機械学習領域での知見は2年ほどのPoCを通じてストックしてきているので、まずはこの分野で「技術で勝つ」を体現して事業を伸ばしていきたいです。


具体的な話をすると、直近ではTech Visionに掲げている1to1AIの世界の実現に取り組み始めています。

今はママリユーザーに対して、ある程度のグループに画一的方法で情報を出しているのですが、当然ユーザー一人ひとりの欲しい情報や欲しいタイミングは異なってくるので、パーソナライズしてデータを提供することでよりユーザーにとって必要な情報に出会える世界を実現することに旗を立ててやっていきたいと思っています。

これを実現することが、コネヒトの武器であるママリのデータの価値を引き上げるためにも効果的だと考えています。

開発部門だけで掲げても実現が難しいので、CTOとしてコミットすることで、全部門にも会社の大きなチャレンジになると認知された上で、思いっきりやれる土壌を作りたいなと思っています。思いっきりこけてもそこから学べることが多いと思うのでそういうスタンスでやるのがいいかなと。 

他にもスーパーモブLet's Go等Tech Visionに掲げている戦略を実現フェーズに持っていき、ありたい世界を作るために中期の視点での戦略を具体的に描いてもらっていっているのですが、どれもチャレンジ要素が強くて今からわくわくしています。

ー 永井さんは技術は手段の重要性を認めつつ、手段を超えていくアプローチをしている姿をよく見かけるので、永井さんのスタンスが開発部メンバーにもしっかり伝わっているのですね。

おお、ありがとうございます(笑)確かに技術は手段であるけれど、技術起点で考えることで非連続的な成長をし続けることができるとも思っています。

昔と比べて技術を使うことのハードルは大きく下がっているので、より何に技術を使って価値を作り出せるかが大事になっていると感じています。コネヒトがもつデータと技術の掛け合わせでもっと大きなチャレンジやユーザーへの価値提供ができると信じています。


つい先日、いとしょさんに機械学習への大胆な投資をしたいと提案した時に、「機械学習導入へのPoCフェーズはもう終わりってことですね」と言われました。まさにコネヒトはそのフェーズに入ってきたと思っていたので、この分野で本気で技術で勝ちにいきたいなと思っています。

あとは新しいものを作っているだけだと負債が増えていくので、いらないものは捨てるという判断はやっていかないといけないなと思っています。開発部の中でもそういう発言はあるものの、実態としてはボールが浮いていることもあるので、持続的にプロダクト開発していくためにも意識的にトライしたいと思っています。

プロダクト開発をする上でアジリティ高くやっていくためには何をすればいいのか?をプロダクト開発に携わる全社員がわかる状態を目指したいので、僕が必要性を発信していきたいと思っています。

開発組織に対して大事にしていきたいことはなんでしょうか?

そうですね。開発組織については、僕は一緒にものづくりができるCTOでありたいと思っているので、「普段の開発を楽しむ状態」を大事にしたいです。

コネヒトのエンジニアはサービス思考の人が多いので、事業を成長させるためのアプローチが一番大切で、それを実現するためにもエンジニアとして常にチャレンジして成長できる環境を整えていきたいと思っています。

自分の特性として、仕組みや制度を整えるよりも、僕自身がエンジニアとして手を動かしてバリューを発揮する姿を見せることでチャレンジが当たり前のカルチャーを作っていくのがいいと思っているので、規模によってはマネージャーやCTOになると手を動かさない方がいいこともありますが、自分はそういう面でもしっかりエンジニアリングをしていけるCTOでありたいと思っています。


最後に

技術で勝つために本気で一緒に挑んでいただける仲間を探しております!
少しでも興味を持ってくださった方、僕と話してみたいと思った方はぜひカジュアルにお話したいです!(TwitterのDMでもお待ちしております!)