物事が続かないのは「飽きっぽい」からでなはい(1/4)


「本を1冊読み終えたことがない」
「英語の勉強が続いたことがない」

なかなか1つのことを習慣化することができない方、意外と多いと思います。私も多くのことを挫折してきました。


今日はこうした方へ向けて、習慣が身につかない原因について考えてみます。


物事が長く続かない原因


物事が長く続かないのは、あなた自身が「飽きっぽい」からではありません。”続かない”のは、大きく3つの理由があります。

①”その行動”が自分にとって本当に重要なものだと思っていない。
②”その行動”が自分自身が夢中になっていない。
③”その行動”そのもののハードルが自分にとって高い。

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①”その行動”が自分にとって本当に重要なものだと思っていない。


人は重要だと考えるものにはトコトン精神を注ぐ半面、重要ではないことには、全く精神を注ごうとしません


例えば、毎日3㎞走ろうとした時、多くの方は途中で辞めてしまいます。なぜなら、”毎日3km走ること”が自分にとってそこまで重要だと思っていないからです。

一方で、健康診断で医者から「これ以上不摂生になると入院だよ」と言われるとどうでしょうか?なんとなく走ろうという気持ちになりますよね。


つまり新しいことを始めた時、長く続かないということは、あなた自身がその物事を”本当に重要であると思っていない”のかもしれません。


②”その行動”が自分自身が夢中になっていない。

人間は、苦痛な事を長く続けられるほど忍耐強くありません。

多くの人がダイエットで挫折してしまうのも、「ダイエット=苦痛」と考えてしまうからです。

食べたいのに食べられない。
飲みたいのに飲めない。


こうした苦痛に耐えながらダイエットを成功させても、反動で暴飲暴食をしてしまい、結局リバウンドしてしまいます。そしてまた苦労してダイエットというループに陥ってしまいます。


ですから、摂生や運動を行う前にまず「ダイエット=楽しいもの」というメンタルの入れ替えが必要になってきます。要は自分自身がダイエットに夢中に成ることが出来る環境作りを行う、ということです。


この方法については後述(次回)します。

余談ですが、フィットネス業界も人は運動が簡単に続かないと理解しているので、「1日3分!お腹ペタンコトレーニング」や「飲むだけでストンと体重が落ちる!」など手を変え品を変え、商品を売っています。情報に左右されたらだめですよ。


③”その行動”そのもののハードルが自分にとって高い。


人が新しい物事を始めたときに挫折してしまうパターンで最も多いものが③です。

例えば、下記の3つのうち、一番長続きしそうなものはどれでしょうか。

1.毎日、英語のテキストを30ページやる。
2.毎日、英語の文章(1文)を1回音読する。
3.毎日、Japan Timesを1時間読む。


答えは2です。なぜなら、簡単そうだから。

”簡単な事ほど長く続きやすい”というのは、おそらくみなさんも感覚的にわかると思います。しかし、何故か自分のことになると「毎日3km走るぞ!」とか「禁煙するぞ!」といきなり難しい事柄を設定して続けようとしてしまいます。これでは、3日坊主になってしまうのも当たり前です。

こうしないために、目標設定する時は、「簡単なことを設定する」ということが大事になってきます。

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まとめ


物事が続かない理由を3つ挙げてきました。

①”その行動”が自分にとって本当に重要なものだと思っていない。
②”その行動”が自分自身が夢中になっていない。
③”その行動”そのもののハードルが自分にとって高い。

特に重要なのは③で、多くの人が気づいていない理由です。

次回は、物事が長く続いていくような対応策について上記のタイプ別で考えてみます。

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